曖昧さ回避
勇者王ガオガイガーのバイオネット
第二次世界大戦末期に創設された国際的犯罪組織。所謂『死の商人』。GGGの前身と云えるインデミタブル・ディフェンダー5(通称:ID5)の上層部メンバーとは因縁がある。対犯罪組織シャッセールの撲滅第1対象でもある。構成人数は数万人とも言われ、世界各国に支部を持つ。本部は南米カリブ海に浮かぶヴェロケニア共和国の小島で、同国とは密接な関係。
元々は狂人科学者の集団が起こした秘密結社だったが、何時の頃から世界の裏で暗躍する組織に拡大、自分達が改悪した発明をテロ組織に売却するシステムでビジネスを行う。最新科学の技術盗用だけでは飽きたらず、異星文明のオーバーテクノロジーにまで魔手を伸ばし、原種大戦時下でも暗躍を続け、ジュピターX、多次元諜報潜水艦からのGGGサイボーグに冠する資料のサルベージ、ゾンダーメタルの回収、風龍・雷龍のGSライドデータ奪取から端を発し、光竜強奪を含むフツヌシ事件、GGG女性スタッフ誘拐、ガオファイガー強奪、Qパーツ奪取など多くの事件を引き起こした。一般的な知名度は時折話題になる程度だが、実際には世界中に影響を与えており、若年層の誘拐、拉致監禁、人体実験は普通に行われ、世間で知られている悪行は氷山の一角に過ぎない。カーディフ母子やアルエットもその犠牲者であり、紅楓もエージェント・ギムレットによってパピヨンと共に誘拐され、エスパー・サイボーグの素体にされる手前だった(計画は2人の救出に来たルネと八七木翔の介入によって失敗)。
上層部の大半は科学者で占められ、ゴールド・エージェントと呼ばれる階級ならば一生贅沢に暮らせるとも言われ、下っぱ連中は躍起になって対象を奪わんとする。裏切り者には容赦せず、有るのは凄惨な末路のみ。本編number.41の後で大河と火麻は15年前の落とし前として対峙し、その際に首魁プロフェッサー・モズマが(因果応報の末)行方知れずになり、No.2であるドクター・タナトスが首魁を代行する。
末期になるとゾンダーメタルを統制するZマスタープログラム無しで起動する疑似ゾンダーメタルや、それを利用したメタルサイボーグを作り上げるに至るも、非効率的な破壊行為や幹部級を素体に選出する単純なミスばかりが目立っていた。実は首魁代理のタナトスが沈静化していた筈のアルジャーノンを発症させており、無自覚に組織の首を締め付けていた。結果的にプロジェクトZへの懸念からガッツィ・グローバル・ガードによる一大反攻作戦により上層部のトップらを芋づる式に逮捕される事に繋がり、半世紀以上活動し続け複数の市民を不幸に陥れた狂人共の組織と巣窟は、故郷を失いながらも未来へ導く『星の子供たち』の手により完全に瓦解してしまう。