CV:皆口裕子
概要
モーディワープ・フランス支部からは『エラーブル』というコードネームを与えられている。
デュアルカインドであると同時に「ダウジング能力」と呼ばれる超能力を持っており、空間把握や探索を得意としている。
性格は明るくおっとりとしており、天然ボケ気味な言動が目立つ。しかし、実は幼い頃に両親から虐待を受け、「先生」と呼ばれる人物に引き取られたという暗い過去を持つ。共にティランへ搭乗する八七木とは公私共にパートナーであり、彼が擬示能力によって楓の心の傷を癒し、楓が彼の存在を肯定するという相互依存な恋愛関係で結ばれている(二人曰く「共生関係」)。出向先の(株)アカマツ工業社員たちとも友好的で、ケータからは異性として強く意識されていた。
バイオネットのギムレットからはエスパー・サイボーグの素体として狙われており、パピヨンと共に誘拐された事もあるが、八七木とパピヨンの親友であるルネによって救出されている。
幼少期から(株)超人同盟の魔門麦人にその能力を狙われており、ブラフマンの生け贄とする為の暗示を掛けられていたが、八七木との間に子を身篭っていた事で、かろうじて洗脳状態を脱し、人柱にされずに済んだ。そのことをアカマツ工業のクリスマスパーティー席上で発表。その場で八七木との結婚式を挙げる。
しかし、モーディワープ本部での最終決戦時にアルジャーノンを発症。お腹の子のデュアルインパルスを介してティランを操り、八七木と共に自爆して非業の死を遂げてしまう。その後、お腹にいた子だけはチャンディーに救助されている。
後に八七木と楓の子は『ケイ』と名付けられ、『覇界王』にてチャンディーや牛山三男、そして伝説のソムニウム『デウス』と共に覇界の眷属が起こす事件に介入することになる。
コミカライズでは楓がアルジャーノンを発症する描写は無くなり、ブラフマンの奇襲を八七木に伝え蛍汰を助けた後、最終的にブラフマンの攻撃を受け死亡する形へと変更されている。