解説
CV:氷上恭子
本編ヒロインのひとり。赤と緑に分かれた遺伝的な前髪が特徴。ケータの幼馴染で、『カモメ第二高校』へ転入し、数年ぶりの再会を果たす。
考古学者である父『彩幹生』や、その助手の兄『彩真理夫』に対してのコンプレックスが有り、理解出来ない事に対し「私…馬鹿だから」と思考を停止する。
家族がインド『アジャンター石窟』で行方不明になり、表向きは『㈲アカマツ工業』へアルバイトと言う形を取り、自身が『ニューロノイド』を起動する『デュアルカインド』でもある為に『アルジャーノン事件』の傍ら捜索し続けていた。
『BPL』や『(株)超人同盟』と『NEO』から分岐した派生組織による執拗な特殊攻撃に晒され続けながらも、蛍汰を必要不可欠な存在と認識し、クラスメイトも二人の行動が怪しいと睨み、文化祭でドッキリを仕掛けられた後に公認カップルにされている。
何らかの危機に際しては何故か『ベターマン・ラミア』が介入し、救われる事が多々あったが、それらの行動は『ソムニウム一族』を死の淵から蘇らす『ウィウェレの実』を結実させる『アニムスの花』を宿す家系であったからに他ならず、「ウィウェレ成りし希望」と呼ばれる。同時にラミアが『アジャンター石窟』で落命した真理夫から生まれた『ウィウェレの実』を食して、その記憶を受け継ぎ、彼女に親愛の感情を持っていたという二重の意味を持っていた。
事件終息後も蛍汰と親密関係は続いており、その発端でもある地『ボトム・ザ・ワールド』に於いては『初野華』と邂逅。後に『天海護』らとも出会いを果たし、2010年には大学へと進学、『アサミ』や『パピヨン』と同様に生体医工学者の路に進んだ。6年後には『GGG研究部』に所属。眼鏡を掛け、後ろ髪にお下げを結うアサミを意識したスタイルになり、『覚醒人凱号』の予備パイロットも務める。『戒道幾巳』が怪我で戦線離脱している際には護と搭乗し、『ガオガイゴー』への『ファイナルフュージョン』まで行う。
この時、調整の手間を省く為、『ファイナルフュージョン・マニュアル』を行い『覇界ビッグボルフォッグ』と交戦、護や蛍汰の補助ありきとはいえ『ヘル・アンド・ヘブン』の発動まで成し遂げた。更に終局のガオガイガーにも搭乗し、ソムニウムたちとの最終決戦にも参加している。
再び蔓延し始めた『アルジャーノン』に対して決着を着けるべく地球防衛と平行して研究を続けた末に、アサミの意思を受け継ぎ、彼女が無念にもやり残し、成し遂げられなかった治療法を確立させたが、事件の真実は知らずにいる。
覇界王に関わる全ての問題が解決した後、獅子王凱・命と天海護・華夫婦の合同結婚式に先駆けること2ヶ月前、蛍汰と神前式で結婚式を上げた。
二人は夫婦別姓を選択し、夫の姓となった命や華ちゃんと違い、旧姓のままである。