阿嘉松紗孔羅
あかまつさくら
CV:岩男潤子
…貴方はだぁれ?
『(有)アカマツ工業』と行動を共にする謎の少女。年齢は15歳。
同社の社長(後にGGGブルー長官になる)『阿嘉松滋』の一人娘で(この事実は最終夜で明かされた)、『獅子王凱』とは血縁関係にあたる。『世界十大頭脳』に連なる『獅子王雷牙』の孫娘のひとりでもあり、雷牙の娘で阿嘉松の異母妹でもある『ルネ』とは年の近い叔母と姪の関係。
場に存在する意志を読み取る『リミピッドチャンネル』を持つ少女で、その能力で収集した情報をか細い声で断片的な言葉として周囲に伝える。同時に『ニューロノイド』を稼働させられる『デュアルインパルス』を併せ持つ強力な『デュアルカインド』でもあるが、その代償か生まれつき極度の虚弱体質で、更にADHDを抱える。この為に年の大半は『コントレーラー』内部にある『マニージマシン』に備えられた投薬装置で常に安定状態にある(それでもインドへ赴き、外食に出かける)。精神世界は膨大な書庫と云う形で創られており、チャンネルを開く行為を鍵付きの本で現す。
その能力は千里眼、未来予知などとも言える強力なものだが、本人の意思に関係なく情報を「知ってしまう」もので、他人の悪意や、本人の許容量を超える情報を常に受信アンテナで聴き続けている状態にある。そう言った状況と出自から孤独な境遇だったが、事情を知らない『ケータ』と偶発的に出会い、裏表のない彼の言動から好意を抱き始める。
一方で、生死に関わる数々の事件に巻き込まれた事でケータが自身から離れてしまう事も恐れていた。一度は不意の事態によってチャンネルが塞がるも、BPLのUMA『ベラドンナ』からケータ達を救うべく自身の運命を全て受け入れ、再びチャンネルを開いた。
『ニューロノイド』を操る資質を持つが、虚弱体質なので『ヘッドダイバー』としての適正は低い。普段は『マニージマシン』上からチャンネルを活かした索敵・情報収集要員として活躍しており、正規のヘッドダイバー(主にヒノキ)が搭乗できない時のみ補欠要員として『覚醒人1号』に搭乗する。
最終決戦時(株)超人同盟『魔門麦人』に攫われたヒノキを救出する為、覚醒人に搭乗し『モーディワープ』本部に突入。同行した父と共に生還するも、『オルトス』と『カンケル』の戦闘を知覚した影響で昏睡状態に陥ってしまった。終盤に主要キャラクターの死亡者が続出したこともあり、視聴者の中には紗孔羅も（実質的に）死亡したと誤解した者も居たようだ。
続編『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』では本編から10年間昏睡状態のまま10年前から肉体が歳を取らず、当時のまま眠り続けている。
しかし、その精神は肉体を離れて『ベターマン・羅漢』の周辺に居続けていた事が発覚し、新たな脅威『トリプルゼロ』の襲来に際して目覚める事になる。
終章近くにて彼女の母親がロボットアームやサイボーグ用の義肢の権威でもあるGGGドイツ技研の科学者ドクトル・アーこと『アンジェリカ・アネモネ・阿嘉松』であることが判明した(事のつまり日本人の父親とドイツ人の母親を両親に持つハーフ)。
『ベターマン』の次回予告は紗孔羅が担当しているが、本編が本編だけにその内容は不穏なものばかりで、最後にエコーの外れた生々しい一言（「あなた」に凄惨な出来事が起きるという予言めいたもの）を放つ為、かなり怖い。
スパロボ30では彼女が勇者王ガオガイガーの次回予告をベースにした中断メッセージを行ったが、ベターマン予告風にそれを行い、華ちゃんに怖がられてしまうという事態に。
