あらゆる脅威から人類を守る為新生したファイティングメカノイド…
その名も、勇者王! ガオ・ファイ・ガー!!!
概要
正式名称『ファイティング・ガオガイガー』。劇中この名で呼ばれる事は皆無(OPやノベライズくらい)で、基本的にはガオファイガーと呼称される。
『原種大戦』後、『天海護』が『ギャレオン』と共に宇宙へ旅立ち、重機動スーパーメカノイド『ガオガイガー』へと『ファイナルフュージョン』」(以下F.F)が不可能になり、次世代型勇者王量産計画『ガオファイガー・プロジェクト』の要としてこれまでの開発及び実働データを基に0から開発された、純地球製の『重機動ファイティングメカノイド』。
量産を前提としてはいるものの、対応した『Gストーンサイボーグ』の絶対数が少なく(そもそもサイボーグ化しないと対応できないという半ば無謀な計画であるため、早々に変更されている)『エヴォリュダー』専用機に切り替えることに。『エヴォリュダー・ガイ』が『ファントムガオー』と『フュージョン』した『ガオファー』が中核となり、『ドリルガオーⅡ』『ステルスガオーⅢ』『ライナーガオーⅡ』の3機の『新型ガオーマシン』との『F.F』で完成する。
ちなみに、一度は放棄した量産計画自体は秘密裏に続き、後に『ガオガイゴー』へと結実する。
『弾丸X』のノウハウを再検討し、『凱』のエヴォリュダー能力とリンクさせて機体各部の『GSライド』との連動でエネルギー集積体を励起させる『エヴォリアル・ウルテク・パワー』により出力が向上、基本戦闘は『ガオガイガー』のスタイルを貫きつつ性能上『スターガオガイガー』を完全に上回るも、強大な力を強引に引き出す短期決戦型の機体で、稼働時間が短いという欠点がある。
その性質や、ガオーマシン自体の性能向上もあり、不完全な修復及びリバースエンジニアリング機であったガオガイガーよりも性能は大きく向上している。しかし、強化されてもなおあくまでシステム中枢はGストーンであるため、凱の精神面によってはそのスペックを活かしきれない性質も残っている。
なお、バイオネットロボの核(コクピット部)を摘出出来るなど、より戦闘特化はしつつも、対ゾンダー用であるガオガイガーの延長の技術となっている。
『F.F』時には『ファントムチューブ』(遮蔽防御用電磁竜巻)を生成し、その内部で行う。『ガオガイガー』の『E.M.Tフィールド』と異なり、後述の『プログラムリング』に対する負荷の代わりに物理防御に劣る。『ガオファー』が生成するリングを介し、各『ガオーマシン』に『F.Fプログラム』が随時更新転送され、限りなく成功率を完全に導く。
破損で新型ガオーマシンが使用不能になった場合に備え、ガオガイガー用の『旧ガオーマシン』との互換性も備える。しかし、劇中ではレプリガオガイガー戦により、皮肉にも逆に旧マシンをガオファイガーの手で破壊する事となってしまい、さらに本機の破損時にもレプリガオファイガーが運用されたため、応急合体が実際に使用される事はなかった。
未使用設定であり、ガイガーとガオファーの形状が違い過ぎる(特に胸部)ため、玩具等においては組み換えは一部に無理があったりそもそも非対応となってしまう事が多い(現時点でスーパーミニプラのみ組み換えを再現できる)。
ガオファイガーでは実現しなかったが、後にガオガイゴーが機能面の問題で新旧マシンを混ぜて運用している。
基本データ
形式番号 | GBR-11 |
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所属 | ガッツィ・ギャラクシー・ガード |
全高 | 32.0m |
全幅 | 35.0m |
重量 | 660.0t |
最大出力 | 20000000馬力以上 |
最大走速 | 185.0km/h |
最大飛行速度 | M6 |
動力 | GSライド、ウルテクエンジン |
主兵装 |
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専用ハイパーツール |
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技 |
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活躍
開発基礎データは揃っているとはいえ、『メカノイド』の機能はガイガー系とは別物に近いため開発は難航し、完成には半年以上もの歳月を費やしている(それでも他のロボットアニメと比べても早い方である)。
その矢先、国際犯罪組織『バイオネット』による『ガオーマシン』奪取及び『卯都木命』の拉致事件が発生。更には被害に遭わなかった『ファントムガオー』の鹵獲とGGG側が後手に回る出来事が続き、初合体は2007年と年を越してからと災難が続く。
その後、再三の『バイオネット製メカノイド』に対しては圧倒的な性能を見せつけるが、『レプリガオガイガー』との対決では凱に迷いがあったために圧され気味となってしまう。しかし、超竜神の大破による怒りで覚悟を決めてからは一転攻勢となり、圧倒的出力を持って見事打ち破っている。
その後、『GGG』が地球圏追放(という体裁で『ソール11遊星主』追撃のため『三重連太陽系』に向かった)の際、地球から持ち出された。
レプリ地球で『ソール11遊星主』のひとり『パルパレーパ』操るメカノイド『パルパレーパ・プラス』との戦闘で互いの技が拮抗する中、遊星主『ペイ・ラ・カイン』の介入に凱が動揺、その隙を突かれ上半身が大破。エヴォリュダー能力で粘るものの、膝蹴りすら無力化され大破。
先のレプリ護ともども、凱に迷いが生じて本気で戦えない不利な局面が目立つため、強化機でありながら無双シーンには恵まれない面がある。
複製された『GGGオービットベース』にあった機体(レプリガオファイガー)はナノマシン集合体『ケミカルボルト』で操られた凱に運用され、『キングジェイダー』の『ジェイクォース』と拮抗した末に、自我を取り戻した複製勇者ロボ軍団の自爆と『レプリゴルディーマーグ』の自己暴走により『重力波衝撃』を撒き散らした混乱中にコクピット部分を貫かれ機能停止。護と命の『浄解』でボルトの呪縛は解かれたが、『ピア・デケム・ピット』の特攻で『ライナーガオーⅡ』の一部を残し『三重連太陽系』にて爆散して散った。
消耗品に近いガオーマシンは複数生産されているが、ファントムガオーはテストヘッドに転用されたものを含めても3機しか生産しておらず(上記のGストーンサイボーグの絶対数の少なさのため)、内バイオネット戦で一時強奪された『プロトタイプファントムガオー』に至ってはその事件の影響により封印状態となり、本来なら予備パーツとなる予定であった。
しかし『GGG』が地球を追放された一連の事件により封印されたまま放置、オービットベースの格納庫に眠ったままとなっていた。それを10年ぶりに復帰した『アルエット・ポミエ』が発見。改修が加えられ、太陽系に帰還した凱の元へと届けられて復活、『覇界の眷属』との戦いに投入される。
その後、『覇界王ジェネシック』に対抗すべく、『ソムニウム』一族によって『EI-02』戦直後の『ギャレオン』が連れてこられ『ガオガイガー』が戦列に加わると、戦力増強の名目で『ルネ・カーディフ・獅子王』が操れるように調整が行われた。
余談
ガオファイガーはTV未登場に終わったガオガイガーの強化ロボのアイデアが流用され、NG版は
の二案があった。
関連タグ
ガオガイゴー:後続機で量産化の目途が立った機体。
ネオガイガー:コアであるガオファー開発データ元のひとつとなった機体。