CV:釘宮理恵(特典CDドラマ プロジェクトZより)
概要
外伝コミカライズ『勇者王ガオガイガー外伝 エヴォリュダー-GUY-』に登場する少女。フルネームの初出はWebノベライズ『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』。
若干5歳にして『GGG』要人のひとりとなったフランス国籍の少女。天才的頭脳により次世代勇者王計画『ガオファイガー・プロジェクト』の中核を担う(主にガオファー/ファントムガオーが放つプログラムリングの微調整)。
その愛らしい容姿とは裏腹に、メンタル面は成熟(あるいは達観)しており、ソフトクリームを「虫歯の素」と邪険に扱ったり、プロジェクトで開発された『新型ガオーマシン』の合体運用に辛口で毒舌なコメントを寄せたりした。
国際的犯罪組織『バイオネット』のエージェント達からは(ルネと同様に)「裏切り者同士」と呼ばれる。
というのも、彼女もまた『バイオネット』により作り出された存在だったからである。胎児の段階から遺伝子レベルの調整が施され天才的な頭脳を与えられ、誕生と同時に母親から引き離され(表向きには「切迫流産」と扱われている)拉致監禁、英才教育を施されたが、『護』が地球を離れて2006年6月『GGG』に救出される。
大西洋上カリブ海での『ガオファイガー』運用試験中、『鰐淵シュウ』による「次世代型ガオーマシン強奪及び『卯都木命』拉致」事件に遭遇。『凱』と同伴し世界各国を巡り捜査を行う。事件の翌年に香港で奪回に成功するも、彼らを出し抜いたエージェント『ギムレット』の母艦『シャポー・ド・ソルシエール』からの砲撃を受け、全治三ヶ月の重傷を負う。怪我は癒えたものの、その天才的な頭脳だけでなく関わった記憶も消失し。普通の少女として母の下へと帰された(当然GGG諜報部により警護されている)。
10年後、再び故郷で拉致されるも、『GGGブルー機動部隊』によって救出される。この時、『幾巳』の勇姿に一目惚れ。以降はクールを装いつつも恋する乙女へと変貌し、猛烈なアプローチを繰り返す。機動部隊隊長の『護』に対しては「坊や」と呼び、凹ませた(この時の彼女は15歳。20歳の護よりも年下であった)。これらの事件を契機に記憶も甦り、『GGG』へと復職。同機動部隊オペレーター次席として、幼い頃に出会っていた『華』のサポートにつく。
自身が関わった『ファントムガオー』に対する思い入れが強く、『阿嘉松長官』から許可を貰い倉庫に眠っていた機体を改修、プログラムを更新。この行動が後に『凱』との10年ぶりの再会へと繋がる。『ディビジョントレイン』での専用デスクの中身は携帯ゲームやヘッドホンを詰めており、VR媒体のコンソールを私的に自作して非常時にはそれを操作し勝利の確率を上げた。
木星圏での『覇界王』との戦闘で、『プロトタイプ・ガオファー』にフュージョンした『凱』からの『ファイナルフュージョン要請シグナル』に混乱していた『華』に代わり、プログラムドライブを代行。
再会後は彼のジェネレーションギャップを埋める指導役となり、スマホやタブレットの扱い方をレクチャーする(そしてチート過ぎるエヴォリュダー能力を極力禁止にさせる。コミカライズ単行本5巻 巻末短編参照)。
『覇界の眷属』から解放された『ルネ』とは、「(当人の前で隠し事や)嘘は言わない正直者」なフランス人同士の誼から、姉妹のように話に花を咲かせていた。同時に、今は亡き『パピヨン』の後任として、彼女の『GSジェネレーター』調整を実質的に任せられている。
余談
スパロボへの登場はスーパーロボット大戦30からだが、よりにもよって発売前から「エッジとウッソのトークが銀魂を連想させる」として、声優が釘宮氏のアルエットを神楽役にしたネタに使われはじめる。
実際の彼女は語尾に「アル」も付けず、ましてや鼻もほじらないので、キャラ崩壊ネタを好まない人が回避しやすいタグに気を付けて楽しんでほしい。