概要…の前に
彼らは《サウンダースモデル》と劇中で呼ばれる。この事から、彼らの名「マイク・サウンダース**世」とは、平たく言えば「マイクシリーズのサウンダースモデル第**号機」となる。
何をもって《サウンダースモデル》とするのかは明らかになっていないが、派生機を見る限り《「コスモロボ形態(以降CR)」と「ブームロボ形態(以下BR)」の切り替え機能を有する、超AIを搭載した機体》を《サウンダースモデル》とするようだ。
この項目の説明は、正しくは【マイクシリーズの中のサウンダースモデルの説明】なので、今後別系統のマイクシリーズが登場した場合、項目の再編集をする可能性がある。
概要
NASAで開発中の勇者ロボ、固有形式番号はXCR。戦闘能力皆無のCRと音波を武器とするBRを用途により使い分ける(システムチェンジ)。総称として《サウンダースモデル》と呼称される。
2016年までに全13機が製作され、竜シリーズ同様に全員が兄弟と認識している。初号機を1世と呼称し、以降は2世、3世と続く。兄弟間の呼び名は「マイブラザー(単数の場合)」「マイブラザーズ(複数の場合)」、あるいは「ファースト」~「サーティーンス」
他者からは「ザ・ファースト」~「ザ・サーティーンス」
機体デザインは全機共通。CRの頭部(BR時は腰部になる)の色は水色。(ただし13号機のみ赤)
超AIモデルはアメリカGGG所属の技術者スタリオン・ホワイト。
CRはマスコットロボ的なデフォルメ体型。頭部モニターに目が表示され、多彩な表情を見せる。
BRは八頭身のヒト型。目をセンサーで覆い、背中からCRの手がそのまま伸びている。
CRの見た目のマスコットらしさ及び戦闘能力の無さなどで戦力面で侮られていたが、その本質はソリタリー・ウェーブ発射装置である。ソリタリー・ウェーブはその仕様上、単体で【デスウェポン】と呼ばれるだけの破壊力を有する。これは、宇宙からのオーバーテクノロジーが日本に独占された危機感と、核兵器を無力化しうるゴルディオンハンマー(以下、Gハンマー)の脅威を前に、これらへの対抗戦力として開発されたものである。
EI-01との東京決戦に13号機が投入され、原種大戦では全機が参戦。サウンダース部隊として支援を行うも、13号機を除き消滅・大破・機能停止した。その後、唯一の現存機である13号機は三重連太陽系で行方不明となった。14号機以降は確認されていない。
【デスウェポン】
Gハンマーが「対象に強烈な重力波を浴びせ、光速まで加速し原子レベルで摩耗させる=力任せに叩き潰す」のに対し、【デスウェポン】ことソリタリー・ウェーブは「対象物の固有振動周波数と同じ振動を起こし、原子レベルで揺さぶりをかける事で分解=設計図に従いネジの一本まで丁重にバラす」もの。
サウンドウェーブ
マイクシリーズもう一つの能力。ソリタリーウェーブを応用、各勇者ロボの支援に転用したものである。
装備
普段スタジオ7に収納されている、1~13号機共通装備のみ記載。13号機固有の物については該当記事を参照。
武装
バリバリーン/スタジオ7
専用飛行マシン。パイロットがCR時は「バリバリーン」と呼ばれる。BR時はオセロの如く裏表がひっくり返り、「スタジオ7(セブン)」と呼称される。
ボルフォッグのミラーコーティング技術を応用、燃費を抑えることができた。
CR時(バリバリーン)は「目的地への輸送」が主目的(大気圏内外の飛行・海中の航行、及び単独での大気圏突入が可能)。生物の口のようなデザインの搭乗口は開閉式で、人間や物資を収納できる。噛みつく攻撃も可能(むしろCR時はこれ以外の物理的攻撃能力がない)。内部には各種サウンドツール・サウンドディスクが格納されている。
BR時(スタジオ7)はサウンドウェーブ・ソリタリーウェーブの「増幅装置」としての機能を発揮する。
ギラギラーンVV(ダブルブイ)
エレキギターとミュージックキーボードが融合した形状のサウンドツール。
ドカドカーンV
マイクロフォン型サウンドツール。
使用方法はおおむね人間と同じだが、BR時のマイクシリーズは手が4本あるので、右手①でマイクを持って左手①でギターを弾いて左手②でキーボードを弾いて右手②でギラギラーンVVを支えている。ほんとに何でも一人でやるんだな。
ディスク
ディスクX原種核Ver.(ディスクXリミックスVer.)
派生機
原種戦後、蓄積されたデータを元にサウンダースモデルをベースに開発された国連宇宙軍所属の有人型CR。外見はバリバリーンを縦長に伸ばした姿。ソリタリーウェーブ・サウンドウェーブが使用できる事からマイクシリーズではあるようだが、有人操縦で超AIは搭載されていない。
機体はコスモロボR33・コスモロボR34と呼称され、大編隊が組める程大量に存在する。
サウンダースモデル14号機が製造されなかったのは、これら有人型で代用可能だからと推測される。
バリバリーンの状態でサウンドウェーブを発射可能。その他、バリバリーンには無かった武装も搭載。
『BLOCKADED NUMBERS』で開発中の機体が登場するも、ゾンダー化した大河と火麻にゴルディオンモーターごと取り込まれロールアウトが遅延した。
兄弟
XCR-1 マイク・サウンダース1世 =長男
XCR-2 マイク・サウンダース2世 =次男
XCR-3 マイク・サウンダース3世 =三男
XCR-4 マイク・サウンダース4世 =四男
XCR-5 マイク・サウンダース5世 =五男
XCR-6 マイク・サウンダース6世 =六男
XCR-7 マイク・サウンダース7世 =七男
XCR-8 マイク・サウンダース8世 =八男
XCR-9 マイク・サウンダース9世 =九男
XCR-10 マイク・サウンダース10世 =十男
XCR-11 マイク・サウンダース11世 =十一男
XCR-12 マイク・サウンダース12世 =十二男
XCR-13 マイク・サウンダース13世 =十三男
余談
Gハンマーは接近戦で用いられる仕様上、これを使用するガオガイガーの維持・戦力向上にコストがかかる。また、極大出力であるがゆえに「耐久性」の観点から連続使用に制限があり(ゴルディ曰く「三連発は流石にキツい」)、使用時の承認を得る手間や管理コスト、使用後の装置の整備時間や維持費用も膨大になる欠点がある。
翻ってマイクシリーズの場合は、固有の周波数の波を発生させ、対象に投射できる程度の機体強度さえあればよいので、それ以外の物理的戦闘能力は皆無でも構わない。対象の固有振動周波数を特定する事さえできれば、どんな物でも(それこそGハンマー本体であっても)必要最小限の力で分解できる。まさしく対抗戦力である。しかも管理者の承認や起動キーなども不要で文字通り体一つで破壊活動が可能。使用後の整備に関しても、小さな機体の整備及びディスクの補充のみ。ぶっちゃけGハンマーと比較すれば使用コストが安い。
超AIモデルのスタリオンは、13回にもわたる作業に疲労が重なり、13キロも体重が落ちてしまった。なお、スタリオンは英語で「種馬」である(資料集の説明より)。
2016年時点の勇者シリーズで、彼らよりも多い兄弟姉妹は登場していない(最近は竜シリーズが増えたが、まだこっちが勝っている)。
ただし、ジェイダーとアルマとトモロ(31きょうだい?+オリジナル)にチーフテン(∞)をカウントするとしたら負ける。
ちなみに、サウンドウェーブ繋がりでよくネタになる。