最強勇者ロボ軍団と合体した、究極の勇者王!
戦え!負けるな!勝利を掴め!!
我らの希望!ガオガイガー!!
概要
重機動スーパーメカノイドガオガイガーの宇宙用戦闘装備。
脊髄原種戦にて、ガオガイガーが大気の薄い上空で失速したアクシデントを教訓に強化された姿である。
ブースターポットを備えたステルスガオーⅡと合体しているのが大きな特長。戦闘時は左右のエンジン部に備え付けられたリングを使用し、技を強化できる。 あくまでも大気圏外装備の理由から出撃回数は少ない。
機界新種戦では各ガオーマシンのコックピットにゴルディとマイクを除く勇者ロボ達のAIボックスを搭載して地上でのファイナルフュージョンを可能とした。
劇中では一度しか「スターガオガイガー」とは呼称されていない(FINALのドラマCDでは珍しく「スターガオガイガー」と呼称されるシーンがある)が、ステルスを除けば基本的にガオガイガーではあるので間違いではない。追加オプションを装備しているだけなので、それらをパージすれば戦闘中でも基本形態に戻れる(初代とは別機体に追加オプションしているため、初代ステルスガオーを別途に使用することもできる)。
宇宙戦用の換装形態と言え、大気圏内ではウルテクエンジンによる出力上昇などのメリットよりも、重量バランスや表面積の増大によるデメリットの方が勝り基本的に地上では使われないが、状況によりステルスガオーの換装作業が行えなかった場合は地上戦を行っており、大気圏内運用が不可能なわけではない。現にレプリガイガーが合体したレプリガオガイガーはスターガオガイガー仕様で地上戦を行っており、仕様上ステルスⅡが合体しているガオガイゴーでも問題なく地上戦を行っている(ガオガイゴーの場合はガイゴーのグリアノイドのサポートもあるのかもしれないが)。
基本データ
全高:38.5m(頭頂高31.5m)
重量:716t
動力:ウルテク統一結合Gドライブ
最大出力:3800000000kw(5095000000馬力以上)
最高走行速度:172km/h
最高飛行速度:M3
装甲材質:レーザーコーティングスーパーG装甲
武装・ハイパーツール
基本的にガオガイガーと共通だが、いくつか新武装が追加されている。本項目では新武装のみ掲載。
ブロウクンファントム
右前腕部にステルスガオーⅡの右舷ブースターポットに搭載されたファントムリングを装着し、ブロウクンマグナムの攻撃力を大幅に強化した技。
劇中では耳原種のボディーに風穴を開けるほどの威力を発揮した。リングは実体兵器である為、リングを破壊されると使用不可能となるリスクを伴う。
プロテクトウォール
左前腕部にステルスガオーIIの左舷ブースターポットに装着されたウォールリングを装着することでプロテクトシェードを強化した技。
原種の攻撃を防ぎきるほどの防御を誇るが、プロテクトシェードの反射機能がオミットされている。
ガトリングドライバー
ディバイディングドライバーの発展型ツール。
空間を湾曲・回転させる事で対象物をその場に拘束するのが本来の用途だが、重力レンズを作り複数のソリタリーウェーブを1つに収束させたり、原種が生成した歪曲空間に脱出用の穴をあける等、応用が利く。
右腕でも使用可能であり、左手にディバイディングドライバーを装備して「ダブルドライバー」として運用することも可能。
バリエーション
ガオガイガー最大加速仕様
ジェイバトラーがジェイアークの牽引アンカーで太陽付近に引き込まれた事を起因して急遽GGGオービットベースでセッティングされたもの。ゴルディオンハンマーをフレームにクライマー1を2基背部に装着、搭載するが、強烈なGにより操縦者にも負担が掛かる。護もサポートのために搭乗したが、浄解モードになることで加速に耐えている。
ギャレオン(ガイガー)のコピーであるレプリガイガーとガオガイガーを構成するガオーマシンと合体した『裏(影)の勇者王』。
詳細は該当記事を参照。
没案
当初本形態は、第四の竜型ガオーマシン「スターガオー」が登場し、これと合わさった五体合体形態となるはずだった。しかし商品展開スケジュールの中に、このスターガオーを盛り込む余裕がなかったことから没となり、ステルスガオーⅡが登場する運びとなっている。
生物モチーフのメカがガオガイガーの翼になるというアイデアは、後のジェネシックガオガイガー(ガジェットガオー)に通ずるものもあり、月刊ホビージャパン2023年2月号には、ジェネシックガオガイガーに寄せてリデザインされた、没案スターガオガイガーのイラストが掲載された。ただし当初のスターガオーの資料は、現在も公開されていない。
従来の勇者シリーズでは、中盤に1号ロボが何らかのアクシデントで大破(もしくは行動不能になる)し、不在の間2号ロボが埋めたのち1号が復帰して2号と「グレート合体」して最強形態になるスタンスであった。しかし本作では「(1号ロボの影が薄くなるため)2号ロボもグレート合体も出さず、ガオガイガーの強化だけに留めたい」というスタッフのこだわりが働き、スターガオーも合体パーツに留まる形になっている。
この設定案を後にアレンジして採用したのが続編に登場するファントムガオー及びガオファー、そしてガオファイガーであるともいわれている。そして2号ロボのポジションをライバルロボであるキングジェイダーが穴を埋めることとなった。
立体物
現在では頻繁に商品化の機会に恵まれているが、上記のごたごたが理由で放映当時DX玩具は発売されずカバヤの食玩でのみ商品化されていた。
というのも元よりデザインはタカラ向けではなくカバヤ向けに作られた急造のバリエーション案の為である。
従来の勇者シリーズとは異なる玩具主導ではなくアニメ主導の作品であったが故に起きた珍しい事例と言える。
コトブキヤD-STYLEシリーズにラインナップ。劇中同様のギミックが再現されている他、スターガオガイガーとレプリガオガイガーが各々で立体化されている。(後者のレプリガオガイガーには、金型の関係上スターガオガイガーへの換装パーツが付属している)
スーパーミニプラシリーズ第2弾にラインナップ。第1弾のガオガイガーとステルスガオーⅡを組み合わせることで再現が可能。プレバン限定でレプリガオガイガーも発売した。
関連タグ
ビクトリーグラディオン…スターガオガイガーでボツとなったドラゴン(ワイバーン)型ロボと合体した強化形態。外見的にはスカイゴルドランに似ているか。