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勇者、暁に死す!

ゆうしゃあかつきにしす

TVアニメ『勇者王ガオガイガー』の1エピソードで、number.30(第30話)のサブタイトル名である。
目次 [非表示]

君達に最新情報を公開しよう。

EI-01を倒せ!

遂に発動承認が下った弾丸Xは、運命の片道切符なのか?

我らが勇者達の最後の戦いに、君達の燃える勇気を分けてくれ!

勇者王ガオガイガー NEXT『勇者、暁に死す!』

次回もこのチャンネルで、ファイナルフュージョン承認!


概要編集

 『機界指令パスダー』との直接対決を描き、number.27(27話)から続く『ゾンダリアン先発隊』との大東京決戦のトリを飾る挿話。

 作画監督の画風が前面に出た画面は、作画・演出共々気合いが入っており、最終回と間違われても可笑しく無い完成度を誇る。


名古屋テレビ勇者シリーズ・前後のストーリー編集

前回次回
火の鳥本話さらばGGG


スタッフ編集


あらすじ編集

 『ゾンダリアンタワー』内部でダメージを負いながら『東京タワー』の底から姿を現した全ての元凶『パスダー』。その姿は『スワン』曰く「魔王…サタン!」。全高400mもの巨大な巨人へ変化し、『パスダー』と『EI-01が』同一個体だと『GGG』側は初めて認識。更には廃棄物を飲み込み『山手線』内ごと宇宙への逃走を謀る。


 脱出を試みる『』と『』は『EI-27=ペンチノン』と相討ちになり音信不通だった満身創痍の『ボルフォッグ』に救われ、『ギャレオン』の導きから活路を見出し外部へと飛び出し合流を果たす。『パスダー』の逃亡を阻止せんと『GGG』は全ての戦力を投入した初の総力戦に挑む。

 だが、『EI-01』は東京中の電力を味方に付け、『プラチナフォーメーション』を弾く『バリアシステム』、回避不能な湾曲ビームを武器に『GGG機動部隊』を返り討ちにする。

 更には『ゾンダーメタル』の高エネルギーを放出、『GSライド』のエネルギーを無効化させ、『最強勇者ロボ軍団』は膝を着き倒れる。


 この最大の危機に『凱』は最後の希望『 弾丸X 』使用を促す。

 それは『GSライド(Gストーン)』を爆発的に向上させるも、宿す者の命の火をも奪い兼ねない諸刃の剣であったが『大河』と『麗雄』は決断を下す。




 「弾丸X、出撃、承認!」


 『GGGベイタワー基地』は回転し『エリアⅢ』は浅草、虎ノ門方面へ射出。


 時間稼ぎに『マイク』は『雷牙』による『ミラー粒子砲』とサウンドエフェクトによるミラー防護膜で援護するが、それも破られ、万事休すかと思われたその時、緑色の光が暗雲を貫き、勇者たちは姿を現し、凄まじき力で肉弾戦に持ち込む。



 驚愕する『大河』と最悪の結末を予想する『麗雄』。 限界までエネルギーを高めた『ゾンダーメタル』と『Gストーン』相反する物質同士の衝突はこの世のものとは思えない凄惨で壮絶な光景であった。


月を背に向けハンマーコネクト!


 凱はトドメを刺すべく『ゾンダー核』の位置を探す。 『ピッツァ』との戦いで『ウィルナイフ』が壊されたのが幸いし、位置を特定。



 『ゴルディオンハンマー』と『パスダー』の掌腕が激突。 ハンマーに亀裂が走るも、


 『EI-01ッ!光になれ!!』


 結果的に自身を体をサイボーグにし、『命』の両親を間接的に殺害した『EI-01』。これまでの戦いの記憶が『凱』の脳裏を駆る。 それを振り切るかの如く『ガオガイガー』が振り返り……同時に、『パスダー』の肉体はエネルギーの柱となり完全消滅。



 勝利した『勇者』の下に『護』が駆け寄るが、暁に照らされるその命は既に尽きていた。


 『Gストーン』のエネルギー反応…0…再起動…不可能…


 やはり、運命は変えられなかったか…


  『護』の叫びも虚しく勇者達には届かず、『GGG』スタッフ全員が悲しみに暮れるが……


 「どうしたんだ。『GGG』の隊員がベソかいてちゃ、みっともないぜ……」


 微かに『凱』の声が『護』に届き、額の『Gストーン』に再び命の光が輝きを取り戻し、勇者達は奇跡の復活を遂げる。


それでこそ…勇者だ!



 その復活に勇者王誕生!が流れ、EDへと繋がった……











パスダー

 ……だが、突如宇宙空間が映し出され、 『Gハンマー』で光にされた筈の『パスダー』の核が不気味な高笑いと共に道化の格好をした不気味な女に飲み込まれた。



パリアッチョ

「…情報収集、完了!」


 その背後には巨大な紫の八角柱が三つ聳えていた。


 『ゾンダリアン先発隊』との前哨戦は終わりを告げるのと同時に、本隊である『機界31原種』との本格的な戦いの火蓋が切って落とされたのである。



 『勇者王ガオガイガー』NEXT『さらばGGG』に続く。




制作背景編集

 この回にある種異様とも言える熱量が注がれた理由に、現場スタッフ内での一つのすれ違いがある。


 ブルーレイBOX特典『GGG記録大全』によれば、一つ前の29話がメインスタッフの班・一つ後の31話が寺岡巌氏などアド・コスモの班という挟まれ方をしたことについて、演出担当の谷口氏が「自分達の30話は、作画の筆休め回扱いをされているのでは?」と誤解。逆に爪痕を残す勢いでやらねばと発奮し、独自色の強い画面で完成させた(実際、試写では小林真一郎氏に渋い顔をされたという)。

 ところが後に、29話の脚本を執筆した竹田裕一郎氏が、「本当は自分の回が筆休め回になるはずだったが、生身の戦闘シーンに熱を入れすぎたこともあって、監督がこの回に木村貴宏氏を回してくれた」と内情をSNSにて発言。ある種不幸な行き違いから、伝説の回が生まれたことが明らかになっている。




関連タグ編集

勇者王ガオガイガー



いい最終回だった

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