「汝らの招きよせた恐怖、とくと味わうがいい」
CV:緒方賢一
概要
全ての『ゾンダー』の頂点に君臨する『機界31原種』の尖兵として地球圏に現れた『機界指令』。複数登場した『ゾンダリアン』の内でも異質で、肉体そのものだけでなく、精神も機界化される。劇中2年前、太陽系の『機界昇華』を目論み『ゾンダーシップ』として来訪するも、大気圏突入直前に『ギャレオン』の迎撃に遭い、東京に墜落。追跡を降りきるも、その際の損害の大きさから侵攻計画の変更を余儀なくされ、東京タワーの地下へ2年の期間を経て潜伏。普段は自ら戦線へと赴かないが、配下の『機界四天王』に命じ、作戦の第一目的である『ゾンダーメタルプラント』製造には積極的に関わる。
だが、『GGG』によって侵攻は次々と挫かれ、潜伏期間に生成した必要最低限の『ゾンダーメタル』が底を突く前に、四天王へ東京都民を素体として捕らえ、同時に大規模プラント製造に乗り出す一代作戦を決行。その裏で緊急時には地球を脱出可能な準備を進め、戦闘で消耗した『GGG』を殲滅後に宇宙で態勢を整え、再度侵攻しようと目論んだ一方、「原種から期限内に計画進行できなかった場合の措置があった」と云う。
直接対決では多量のインフラを取り込み、『魔王サタン』を思わせる400mを超える巨体の戦闘形態を見せ、東京中の電力を取り込み、エネルギー量の圧倒的な差で優位に立つ。
腕の一振りで放たれる衝撃波と、頭部から放たれるレーザー光線により変則的な攻撃を仕掛ける(この攻撃は『GGG』に解析され、後に合体ビークルロボ天竜神が『闇と光の舞』として転用)。圧倒的なエネルギーからなる強力なバリアを形成し、『プラチナフォーメーション』の集中砲火や『ディメンジョンプライヤー』のGパワーでも破られない程に強靭。
膨大なエネルギーで勇者達の『GSライド』を消耗させ機能停止寸前に追いやるも、『GGGベイタワー基地』から射出された切り札『弾丸X』により壮絶な肉弾戦の果て、渾身の『ゴルディオンハンマー』からの一振りで光にされガイとの因縁に決着が着いたかに見えた…
その寸前、核のまま宇宙へと脱出。宙域に待機していた『パリアッチョ』に収集したこれ迄の戦闘記録と共に取り込まれた。
しかし、その正体は原種の遠隔情報端末であるパリアッチョと対になる存在であった。
地球への飛来時に凱の操るシャトル『スピリッツ号』と衝突して瀕死の重傷を負わせ、命の両親を含めた人間を死に追いやり、新種の種子を植え付けるなど、その行動が後々の物語の展開を左右する要因から、ある意味全ての元凶とも云える。
名前の由来は他の幹部と同様にイタリア料理に由来する。