概要
劇中後半、新生GGGと対立する敵勢力。同時にゾンダー、ゾンダリアンの頂点であり、統括する機界生命体。31の部位で構成する集合体Zマスターが分割した姿でもあり、各々が臓器を象徴にしているのはその理由。
元々は、三重連太陽系紫の星で開発されたストレスを抑制、リフレッシュさせる機能を統括するマスタープログラムであったが、故意か、バグか、何らかの経緯の末、暴走し現在に至る。
ゾンダー核と酷似した原種核を浄解されるとゾンダークリスタルと呼称する物質へと変化。原種の中でもトップクラスの戦闘能力を持つ機界最強7原種が存在する。
ゾンダーメタルにもあった無機物や生命体との融合も行う。大規模なエネルギー源さえ確保できれば、体内で『メタル』を生成、この能力で幾度となく地球を危機に陥れた。2体以上の異なる体組織の原種同士による融合も可能である。
八角柱型のモノリス形態で恒星間航行を行う。後述の巨腕、鉄髪、顎門以外の原種の恒星間航行形態はマイク部隊のソリタリーウェーブで分解されたが、原種核となってそのまま地球に飛来していった。
原種一覧
ZX-01 巨腕原種/ ZX-02 鉄髪原種/ ZX-03 顎門原種
パスダーを倒した後に現れた原種の尖兵。恒星間航行形態で飛来後GGGベイタワー基地を襲撃、残存戦力を壊滅に追いやり、出撃したガオガイガーのヘルアンドヘブンを受けて上述の姿になり、完全敗北に追い込むも、キングジェイダーによって瞬殺。
顎門は舌部分が分離し、宇宙で迎撃しようとしたマイク部隊と交戦。数体を小破するも、ジェイダーのプラズマソードで抉られる。他の原種核が融合によってGGG勇者軍団と戦えるだけの姿を形成できるのに対し、なぜこの3体だけすでに上述の形態を持っていたかは不明。
ZX-04 巨脚原種
北極海にある資源採掘プラント『エクスプローラー7』と融合。電磁波によって『バンアレン帯』を消失させ人類を弱体化させるのが目的。
他の地域にも同型プラントがあり、『ベターマン』に登場する『モーディワープ』本部もこれと同じものである。
ZX-05 脊髄原種
中国『万里の長城』と同化し、観光客を取り込み『ゾンダーロボ』にする。地殻にあるマントルからマグマを吸いだし、衛星軌道上の『GGGオービットベース』に攻撃を仕掛けようとした。『Gハンマー』で光にされるも、それは一部のみで、大部分が人類科学の結晶である勇者では追撃不可能なマントル層へ逃げ込んだが、『キングジェイダー』の反中間子砲で駆除される。
ZX-06 頭脳原種
ウズベキスタンのロケットと融合した原種。見た目は大脳皮質に翼が生えた人工衛星で、『ESウィンドウ』を開きアステロイドベルトから無数の衛星を落下させようとした。また、他人の頭脳に直接念波を送り込み、幻覚を見せる。『ガトリングドライバー』と併用した『Gハンマー』で光にされる。
ZX-07 腕原種
CV:茶風林
『機界最強7原種』の一人。過去に『ソルダートJ』と戦った因縁の相手。巨大な腕から重力衝撃波を放ち、敵を攻撃する。
宇宙空間での艦隊戦では、真珠湾にて記念艦となっていた戦艦ニュージャージーと融合し、エジプトではギザのピラミッド、太陽観測衛星と融合。『J-019』を地球圏へ呼び寄せ、陽動で『大河』たちをゾンダー化させる行為に出る。
最終決戦では木星の衛星エウロパとも融合し、他の衛星と融合した原種と共に勇者達を襲うも『ザ・パワー』を得た勇者達の前に手も足も出ず、自身もキングジェイダーの『ジェイクォース』と『10連メーザー砲』の同時攻撃で撃破された。
しかし、原種核が木星に落下し、『心臓原種』と合流して『Zマスター』の一部になった。心臓原種を除けば唯一浄解を免れた原種である。
素体にされた人間は記憶喪失の状態で生きて地球に帰還しているが、当然それはただの幸運ではなく、Zマスターが仕組んだ策略の結果である。
ZX-08 爪原種
CV:谷山紀章
機界最強7原種の一人。長い爪とスキンヘッドが特徴のオカマ。切断と粉砕力に長ける。宇宙空間での艦隊戦に際しては、潜水艦トラファルガーと融合。機界新種に寄生された命にいち早く気が付いた。
ZX-09 耳原種
CV:小西克幸
機界最強7原種の一人。常に座ったような姿勢を取っており、長い耳と舌が特徴。耳が長く、無数のピアスを放ち、人間を操る。宇宙空間での艦隊戦で融合していたのは練習用空母となっていたインディペンデンス。
ZX-10 瞳原種
CV:伊藤舞子
機界最強7原種の一人。敵の攻撃パターンを読み取る「未来予測」を使う。公式サイトの解説では、素体にされたのは女の子だが、ファンの中には「男の娘ではないか?」という説もある。劇中で目原種と言われる事が多いが、公式の名称では瞳原種で正しい。宇宙空間での艦隊戦に際して融合したのは、自衛隊のイージス艦きりしま。
ZX-11 腸原種
CV:森沢芙美(戒道の母親も担当)
機界最強7原種の一人。ローブで体を覆っており、中から腸を出して対象を吸い込むマイクロブラックホールを持ち、無数のアルマも葬ったと言う。フードの中は戒道幾巳の義母で彼女と同化し、精神的に追い詰めた。宇宙空間での艦隊戦では、横須賀でのイベントで停泊していた強襲揚陸艦ベロー・ウッドと融合し参戦。この際にイベントに訪れていた華たちを同時に内部に取り込み、人質とするなどクレバーな行動が目立った原種であった。
ZX-12 肋骨原種
CV:岩田光央
機界最強7原種の一人。あらゆるものを分解する原子分解を使う。宇宙空間での艦隊戦では原子力砕氷船アルクチカと融合し参戦。モデルとなったのは本作品の脚本家の一人・北嶋博明氏。
ZX-13 肝臓原種
CV:江川央生
機界最強7原種の一人。再生能力に優れている。他の原種が百式司令部多次元艦スサノオのリフレクタービームによる攻撃を受けている隙にジェイダーのプラズマソードによって撃破され浄解された。艦隊戦においては補給艦との融合が確認されているが、実物が現れる前にビッグオーダールームに映し出された融合前と思われる艦と実際の個体との特徴が一致せず謎を残している。モデルは肋骨原種と同じく、本作の脚本家の一人・竹田裕一郎氏。
合体原種
合流前に浄解された肝臓原種を除く6人の原種(腕、瞳、耳、爪、腸、肋骨)が原種融合を果たした姿で、彼らが「機界最強7原種」と呼ばれる本当の所以たる、「脅威の排除」に特化した完全な戦闘形態。合体したことにより体内のエネルギー量が爆発的に増加、6つの原種の能力を使う事が出来るようになった。大河曰く「EI-01以上の化け物」。
耳原種のピアスミサイルで敵ミサイル攻撃の迎撃、瞳原種の未来予測による先読み、肋骨原種の原子分解と腸原種のブラックホールのコンボによる敵攻撃の無効化及び吸収が可能。爪原種の長い爪はブロウクンファントムを弾き、腕原種の衝撃波は前よりも強力になっており、その射程距離と威力は月から地球まで届き、掠った程度で大嵐が起きるほどである(1射目の後、腕原種曰く「少しパワーを出し過ぎてしまった」)。本来であれば肝臓原種が収まっていたと思われる部分は空洞で、完全な姿であれば、バリアを貫かれた際の二次防御として機能し得る強力な再生能力も持っていたと思われる。
圧倒的な攻撃力と防御力で勇者を圧倒し、キングジェイダーを握りつぶそうとしたが、凱が見た3人の謎の少女が一つになったのをヒントに、マイク達が放ったソリタリーウェーブライザーをガトリングドライバーで形成した重力レンズに当て一点に集中。分解しきれないと悟りソリタリーウェーブをブラックホールで吸い込もうとするも、内部に捕えられていた戒道がJジュエルのパワーを逆流させ機能を封じられ頭部を直撃。怯んだ隙にジェイクォースで腕を破壊され、5連メーザー砲と反中間子砲の同時斉射を受け倒された。瞳、耳、爪、肋骨は戒道に浄解される。
ZX-14 胃原種
エジプトにおいてスフィンクスと融合し腕原種のサポート。胃液によってビッグボルフォッグの装甲を溶かす。原種融合して更に強力になる。
ZX-15 鼻原種
ペルーのピラミッドにおいて腸原種のサポートに現れモアイと融合。鼻から強風をもたらし原種融合も可能。
ZX-16 翼原種
衛星イオと融合した原種で、羽ミサイルを武器とし、『麗雄』が乗る『強襲偵察艇ムラクモ』を撃墜する。
ZX-17 肺原種
衛星ガニメデと融合した原種で、閉鎖空間を作り出す。ダブルヘッドドライバーの同時使用でクラインスペースから脱出したジェイダーがキングジェイダーにメガフュージョンし、ジェイクォースで倒された。
ZX-18 肘原種
衛星カリストと融合した原種。
ZX-19 膝原種
衛星アマルテアと融合した原種。
ZX-20 足原種
衛星ヒマリアと融合した原種。
ZX-21 首原種
衛星エラーラと融合した原種。
ZX-22 胸原種
衛星パシフィエと融合した原種。
ZX-23 臍原種
衛星シノーペと融合した原種。
ZX-24 尻原種
衛星リシテアと融合した原種。
ZX-25 生殖器原種
衛星カルメと融合した原種。ザ・パワーの力を得た幻竜神と強龍神に撃破される。
なお、31原種の名前が判明する前にその存在をアニメディアの読者投稿コーナーで登場を予想した読者がおり、名前をチ○ポ原種と想像したその読者はありえない下品な想像をしたと思ったせいか自分で自分を殴っていた。
ZX-26 腎臓原種
衛星アナンケと融合した原種。
ZX-27 肩原種
衛星レダと融合した原種。
ZX-28 膀胱原種
衛星テーベと融合した原種。
ZX-29 神経原種
衛星アドラスティアと融合。
ZX-30 筋肉原種
衛星メティスと融合。
ZX-31 心臓原種
CV:石井康嗣
Zマスターの中枢部を兼ねる。パリアッチョとパスダーは端末。