勇者王
ゆうしゃおう
勇者シリーズTVシリーズの最後の作品。(ただし2000年にOVA勇者王ガオガイガーFINALが製作されており、ゲームならブレイブサーガ作品内に勇者聖戦バーンガーンが出ている。)
作品の内容としては「地球(宇宙)を守る組織であるGGGの勇者達が、敵である機界化文明と戦う」ものである。それまでに登場した勇者シリーズの路線から多少離れており、それについては賛否両論。中には勇者王を勇者シリーズの一部としてではなく勇者王単品として扱うべきとの声もある。
登場メカや組織構造、戦闘方法にいろいろと技術的科学的な補足がつきながら、なんだかんだでロボットアニメらしく精神論で多少強引に物事を成し遂げることが多い。とはいえあくまで「やれることは全部やった後にそれでもなんとかしなければならない状況で勇気を奮わせている」のであり、決して準備不足を勇気などの精神論で補っているというわけではない。
作品内に登場する三重連太陽系(敵の攻撃『機界昇華』により滅びた世界)から送り込まれたGストーンという「勇気をエネルギーに変換する生命の宝石」を多用する。上記の精神論を最後の最後に持ち出せるのはこの奇跡の情報サーキットの存在に依る所が非常に大きい。
GGGの機動部隊隊長であり、Gストーンを原動力にして動くサイボーグ。
本人に勇気がある限り死なない。TVシリーズ最終話にて奇跡の浄解により、サイボーグから超進化人類エヴォリュダーになっている。
とても弄りやすい熱血漢。真面目で、人の命を尊重し、他人のためなら命を張る覚悟がある。サイボーグになる前は最年少の宇宙飛行士だった(当時18歳)。初登場時は20歳、恋人はGGG参謀部機動部隊オペレーターの卯都木命。
本作品中ではギャレオンというライオン型ロボットとフュージョン(つまり合体)してガイガーというメカノイドに変形する。さらにガイガーの状態から3種のガオーマシンとファイナルフュージョン(つまり合体)してガオガイガーとなる。両足は膝部分にドリル、左腕にはバリアー、右腕にはロケットパンチ、背中の翼には飛行補助の能力を持ったロボットとなる。
OVAでは地球製のガオーマシンではなく本来の使用目的に戻ったギャレオンと5体のジェネシックマシンとファイナルフュージョンしており、こちらのジェネシックガオガイガーが本来のガオガイガーの姿である。
たびたびニコニコに出現し「二十歳なのにおじさん呼ばわりされる」「こんにゃくが弱点」「CV:檜山修之」「とりあえず必殺技を絶叫」などでネタにされる。
本来この単語は勇者王ガオガイガー関連の言葉だがここから「○○王」といった使い方がされる。
主に声優の檜山修之関連で使われ、
- 機動戦士ガンダムSEEDのムルタ・アズラエル⇒「盟主王」
- 天元突破グレンラガンのヴィラル⇒「公務王」
- 学園黙示録の平野コータ⇒「工具王」
- 快盗天使ツインエンジェルの怪盗ミスティナイト⇒「変態王」
- 吸血鬼すぐ死ぬ 2の業編集長⇒「編集王」
- 戦国無双シリーズの伊達政宗⇒「奥州王」
と呼ばれたりする。
極端な例としては、Fate/GrandOrderにて登場したカマソッソのように、公式自ら檜山氏のキャラクターに、勇者王という二つ名を与えているものもある。
同キャラの経歴や人となりは、凱との共通点や真反対になってしまった点が目立っており、ガオガイガー25周年イヤーに何かしら狙ってキャラ付けをしたのでは?と勘ぐるプレイヤーもちらほら。
そのほか、檜山修之はスパロボZでは雑魚兵士を担当。
本人が一度やってみたかったらしいそのキャラたちの場合は『勇者兵』と呼ばれている。
連邦兵とベガ兵を担当し、雑魚っぽく演技はしているものの同時に隠し切れない熱さを持ち
- 「あ、あの色でハンマーを持っていたらまるで…」
- 「ガンダムのことはよく知っているんでな」
- 「ゲッター…貴様だけは許せん!」
- 「倍返し… いや四倍返しだぁ!」
- 「こっちも合体すれば強くなれるんだぁぁっ!」
等、中の人ネタも豊富で、プレイヤーの腹筋を崩壊させに来る。