スペック
分類:人型機動兵器
全長:38.5m
重量:30.1t
装甲材質:不明(強化前)⇒マシンセル(強化後、共にαシリーズ)
パイロット:ククル
デザイン:森野健一郎
概要
『第2次スーパーロボット大戦α』のスーパー系男性主人公ルートにおけるライバルキャラ、ククルが個人所有している女性型の機動兵器。
元々は彼女の国で祭られていた神像であった。
第2次αでは邪魔大王国、第2次スーパーロボット大戦OGではバラルに彼女が属しており、本機もその組織に所属することになる。
飛行能力を有するだけでなく、宇宙でも活動可能。
神像の加護によるものとのことだが、どのような原理で動いているかは不明。
なお、第2次OGでは、神像だったマガルガを戦闘用の傀儡に仕立て上げたのはバラルの秘術だという(「電撃スパロボ魂!」における解説より)。
名前の由来は、日本神話に登場する物部(もののべ)氏の祖神・饒速日命(にぎはやひのみこと)が伝えたとされる『十種神宝』(とくさのかんだから)の一つ『死返玉』(まかるかへしのたま=現代語読みをすると『まがるがえしのたま』)』から切り取ったものだと思われる。
本機の必殺武器『黄泉舞』の使用時にククルが発する台詞に、同じく十種神宝である『生玉』(いくたま)や『足玉』(たるたま)、更には『布瑠の言』(ふるのこと)と呼ばれる死者蘇生の言霊の一説『布瑠部…由良由良止布瑠部』(ふるべ…ゆらゆらとふるべ)が含まれていることからも、間違い無いだろう。
各作品において
αシリーズ
第2次αで、ククルの乗機として登場。
特別強いわけでなく、グルンガスト参式やダイゼンガーと比べると分が悪い。
それでもイベントでは互角以上に戦っている。
中盤では、ソフィア・ネート博士がアースクレイドルで開発していたマシンセルを移植され強化されるが、前作で登場したスレードゲルミルやベルゲルミルのような外見変化は起こらなかった。
今作では目元を青いゴーグル状のパーツが覆っているのでわかり辛いが、良く見ると瞳がある。
OGシリーズ
第2次OGで、ククルと共に再登場。
ゴーグルパーツがなくなり素顔になった。
敵の時は白目、味方になると第2次α同様瞳が入り必殺武器である「八握剣」が追加される。
終盤も終盤の参戦なので戦力にはし辛いが、ククルが「感応」「祝福」「大激励」を使えるのでサポート役に抜擢するのも手。
また、自前の運動性+ククルの「超能力」+エースボーナス+カスタムボーナスでとにかく回避が高くなる。
武装
比羊舞(ひめのまい)
高速移動(瞬間移動?)で相手の前に立ち塞がり、前蹴りの後に腕撃と蹴撃の連続攻撃を加える。
ちなみに、第2次αでは唯一ククルのカットインが入る。
死反玉(まかるがえしのたま)
両腕に緑の宝玉を発生させ七つに分離させた後、相手に打撃を与え勾玉のような形をした円を形成してダメージを与える。
必殺武器
黄泉舞(よみまい)
羽織った舞を排除し、背中から二つの透明の赤い舞を発生させ、舞で打撃を加えた後にマガルガが舞を見せて黄泉路を魅せる。
なおセリフは
「千引石(ちびきのいわ)」
↓
「生魂(いくたま)」
↓
「足魂(たるたま)」
↓
「玉留魂(たまとまるたま)」
↓
「布瑠部…由良由良止布瑠部(ふるべ…ゆらゆらとふるべ)」
と繋がる。
尚、この言霊は劇中でククルがやったように十種神宝の名前を呼びつつ唱えることで、死者をも蘇らせる力を発揮するという。
しかし、宝の数も言霊も不完全なその舞が示すように、彼女の行く先に幸せが訪れることはなかった。
第2次OGでも結果は同じだが、八握剣とひふみ祓言が追加されたためか多少マシになっている。
八握剣(やつかのつるぎ)
第2次OGで追加された必殺武器。バリア貫通属性を持つ。
味方加入時に何の説明もなく追加される。
10体に分身してひふみ祓言を唱えながら死返舞(まかるがのまい)で猛攻をかけ、本体の許に集った分身を八握剣に変身させて投げつけ、貫く。
内部データでは敵の時でも使用可能。
第2次OGでは、この新技でククルのカットインが入る。
特殊能力
HP回復(小)
『第2次α』ゼンガールートの中盤、マシンセルによる強化で追加される。
HP回復(中)
第2次OGではこちら。
原理は不明だが、本作のククルはナシム・ガンエデンの力で生き永らえていることを考えると、ナシムの力によるものと推測することも出来る。
EN回復(大)
同上。