解説
葦プロ(プロダクションリード)制作。初の単独製作作品でもある(以前は日本アニメーションや国際映画社と組んで製作を行っていた)。
1981年7月から12月(または1982年1月)にかけて、東京12チャンネル、サンテレビに加えて中京テレビや福岡放送を始めとする日本テレビ系列局約6局、テレビ岡山を始めとするフジテレビ系列局約3局(ただし約1局は放送当時)にて放送された。
悪の秘密結社「ドクーガ」と謎の男サバラスに選ばれた3人の若者たちと1人の少年による部隊「グッドサンダーチーム」が未知のエネルギー「ビムラー」を巡って対立する。前半は主にケン太たちの逃避行がメインだったが、中盤以降はビムラーの謎を中心に敵味方キャラクターの内部事情が描かれ、終盤の意外な結末に集結していく。
ギャグを交えた軽快なテンポの作風で知られる脚本家、首藤剛志の手によるキャラクターたちがおりなす軽妙な会話が特徴であったが、度重なる放送時間の変更の影響もあって視聴率は振るわず僅か2クールで終了した。だが、主人公チームのみならず敵幹部たちも人気を誇り、後に公開された続編劇場映画「戦国魔神ゴーショーグン 時の異邦人(エトランゼ)」ではゴーショーグンがほとんど出てこないという異色作となった。また、6人が活躍するノベライズが幾つか出版された。
ちなみに、タイトルに「戦国」と銘打ってはいるものの、物語の発端(真田博士暗殺=豊臣秀吉の死去)と結末(ドクーガとの最終決戦=関ヶ原合戦)と、主役ロボのゴーショーグンとキャラクターの名前、グッドサンダー(元ネタは九度山)とドクーガ(毒牙ではなく徳川幕府が元ネタ)以外に戦国要素は微塵もない(企画段階の初期案が『無敵超人ザンボット3』の初期案と同じ「戦国時代を舞台にしたロボットアニメ」だった名残と言う説もある)。
関連イラスト
登場人物
グッドサンダーチーム
サバラス
ドクーガ
ネオネロス
メカニック
グッドサンダーチーム
グッドサンダー
ドクーガ
ゴッドネロス(本編未登場)