ゴッドネロス(ゴーショーグン)
ごーしょーぐんのごっどねろす
劇場再編集版『戦国魔神ゴーショーグン』のドクーガ広報のCMに登場した、ドクーガの発売予定商品?のロボットである(ゴーショーグン本編を知らない人に解説すれば、ドクーガグループの表の顔は軍産複合コングロマリットであり、普通に戦闘ロボットも販売している)。
特徴は何と35身変形合体!であるが、残念ながらCMのみで、本編に登場する事は無かった。
そして、肝となる合体シーンは六神合体ゴッドマーズのパロディである。
ゴッドネロスはTV版『戦国魔神ゴーショーグン』最終回にも登場はしている。
ゼニガスキー・ジッター博士が月面基地においてまさに建造中だったが、その最中に地球上でグッドサンダーチームとドクーガの最終決戦が行われ、ジッター博士もゴッドネロスも物語の本筋から完全に放置されたまま戦いは終わってしまう。
『第4次スーパーロボット大戦(S)』『スーパーロボット大戦F完結編』にて登場。
第4次スーパーロボット大戦ではシナリオ「リューネ・カプリッチオ」の増援として登場。ゴッドネロスを出撃させた際既に合体状態でありカットナルが「合体シーンは無いのか?」と疑問を出すものの(この頃は合体ロボットはほとんどが合体シーンをお披露目している)、ケルナグールに「見たいのか?長いぞ」と返され、合体シーンのお披露目を断念している。ちなみに、移動タイプは空陸であるものの設定ミスか空適性が設定されておらず、初お披露目だと言うのに蓋を開ければHPが高いだけのザコであり、不遇からは逃れられない運命となっている。
スーパーロボット大戦F完結編では地上編シナリオ「悪魔と呼ばれたガンダム」でケルナグールが出撃させて来る。流石に適性問題は解決しており、事前のドグーガとの敵対如何によって改造段階が変わる。
『第2次スーパーロボット大戦α』ではTV版での扱いを踏襲し、「発注はされたが完成が間に合わなかった」として言及されるのみでユニットとしては登場せず今日まで放置され続けている。
結局、不遇のまま出番の終わってしまった哀しきロボット。令和以降のスパロボにゴーショーグンが参戦し、面目躍如の機会が与えられる事を祈るばかりである。
魔法のプリンセス ミンキーモモ第31話「よみがえった伝説」で、その話のゲスト悪役・国際陰謀団スルメッチの戦闘艦が変形合体する「ゴッドスルメッチ」が登場し、元ネタであるゴッドネロスの倍近い70身変形合体!であり、スタッフの遊び心と暴走ぶりが窺える。
対するは合身人形・ミンキナーサで、此方はゴーショーグンと言うより寧ろトライスリー+ゴーショーグンと言った所で、BGMもゴーショーグンのパロディ&流用であり、スタッフの悪乗りぶりが窺える。なお、ゴッドネロス自身も合体バンクがパロディなのでこの時期の一種の伝統だったのだろうか。