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ゴッドネロス

ごっどねろす

ゴッドネロスとは、特撮テレビドラマ『超人機メタルダー』の登場人物の一人。
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CV:渡部猛


曖昧さ回避編集

劇場再編集版『ゴーショーグン』のドクーガ広報のCMに登場するロボットはゴッドネロス(ゴーショーグン)を参照。


概要編集

本作の敵勢力にして、世界最大の秘密組織・ネロス帝国の頂点に君臨する闇の帝王。自らを神と称し、巧妙な手腕をもって経済面と軍事面の両面から、隠密裡に世界を支配しようと企む。

表向きは大企業・桐原コンツェルンの総帥である桐原剛造として社会的地位や名声を得ているが、秘書KSに「私を夜の闇に包め」と命じる事で、裏の顔である醜悪な死の商人へと変貌。世界各地の紛争への軍団員の派遣・武器密売・テロ行為などで莫大な収益を獲得し、自らの野望達成の資金としている。

経営者としてのみならず、後述の経緯からロボット工学・生物工学においても非常に優秀であり、さらに武芸やバイオリンの演奏、果てはオカルトめいた術への造詣も深い事が、作中での描写の数々から窺える。


冷酷無比で、自らの敵対者や潜在的な脅威、そして組織を裏切った者に対しては一切の容赦をかける事なく、配下の軍団員を向かわせて確実に抹殺させる。見せしめの為か、トップガンダーバーロックが裏切った時は、軍団総出での追撃部隊に後を追わせ、機甲軍団による容赦ない集中砲火で葬ろうともしていた。

一方で、功績を上げた者は昇格させて自ら褒美を下賜し、忠言や作戦指揮者からの意見にも耳を傾けこれを汲む事もあるなど、部下に対しては折に触れて懐の広い面も垣間見せている。これが軍団員たちのモチベーションとなって、厳格に格付けがなされた帝国の階級制度を支える基になっている。

とはいえ、失態を犯した者は降格処分とするなど厳しさも相応に備えており、またクロスランダーの言い訳を鵜呑みにしてゴブリットデデモスを降格させたり、ゲルドリングの讒言を確認もせずに信じ込むなど、必ずしも信賞必罰に公正であるかどうか疑問符の付くところもない訳ではない。


正体編集

その正体は、太平洋戦争中に旧日本陸軍の技術少佐を務めていた村木國夫(演:飯田道郎)という男であり、古賀博士の超人機計画にも陸軍より派遣され、助手として参加していた過去を持つ。しかし古賀博士からは内々に秘めた野心を見抜かれており、途中で超人機計画から除外されている。


さらに戦後、連合軍の捕虜を使った非人道的な人体実験に関わった罪により、BC級戦犯としてシンガポールの刑務所で絞首刑に処されかかるが、密かに関係者を買収し処刑を免れ逃亡。その後はアメリカに渡って世界最大の犯罪シンジケートの一員となり、顔を変え自らの過去を抹消し、桐原剛造と名乗る。

やがて世界中の犯罪組織を取り込んで莫大な富を手にした彼は、それを元手に現代科学の粋を結集させ、ネロス帝国という一大勢力を築き上げたのだった。


表の顔である桐原剛造は推定年齢30代前後の颯爽とした実業家であるが、以上の経歴から本来の姿である村木國夫は60~70代であろうと推測される。(下画像は桐原剛造)


夜の闇


最期編集

物語終盤、仰木信吾の帰国をきっかけにゴッドネロスの正体に迫る動きが本格化する中、ゴッドネロスは拉致した信吾をも利用してメタルダーに攻勢を仕掛け、その本拠地たるシルバーカークスを壊滅させることにも成功する。

しかしその一方で、メタルダーに救出された信吾の証言から、これまで秘匿してきたゴッドネロスの正体、それに本拠地たるゴーストバンクの所在が突き止められ、逆にメタルダーとトップガンダーによるゴーストバンクへの突入を受けてしまう。

この事態を前に、ゴッドネロスはクールギン達と諮ってゴーストバンクの最深部へと、メタルダー達を敢えて侵入させその上で自爆装置を起動させることで、彼等をまとめて始末することを画策。目論見通りに事は進んだかに見えたものの、その最中に玉座が誤作動を起こして身動きが取れなくなった結果、美人秘書達を道連れにしつつ崩壊するゴーストバンクと運命を共にするという、敢え無い最期を遂げることとなった。





・・・かに見えたがそれはあくまで表向きのこと。

実はメタルダー達が最深部へと辿り着いた時点で、既にゴッドネロスは影武者であるクールギンと入れ替わっており、以降はクールギンの姿に扮したまま、トップガンダーを死に追いやったりバルスキーに最後の戦いに臨むようけしかけるなど、なおもメタルダーを翻弄するかのような動きを見せ続けた。

そして迎えたメタルダーとの最終決戦では、ヨロイ軍団員の霊魂の召喚などを駆使して翻弄、遂には超重力制御システムを破壊せしめ、彼を改造して戦闘ロボット軍団の新凱聖に据えようとまでしたが、メタルダーが放った古賀竜夫の形見の短剣と、2度のレーザーアームを受け、今度こそ引導を渡されるに至った。この時、ゴッドネロスの頭部が桐原に変化しているシーンがあるが、その意図については作中でも特に触れられていない。


備考編集

本作のメインライターを務める高久進が、放送当時のインタビューにて語るところによれば、元々の想定として「村木國夫は実験中の事故で落命し、その後サイボーグ手術を受け蘇生

したことで、戦後の絞首刑を生き延びた」という経緯が考えられており、同時に村木を蘇生させた存在として、ゴッドネロスの上にさらなる謎の黒幕がいることも示唆されていた。


関連タグ編集

超人機メタルダー ネロス帝国


大乗寺豪 ニコラス・ゴードン:いずれも桐原と演者を同じくする、メタルヒーローシリーズの登場人物達

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