演:藤堂新二
声吹き替え:森篤夫(34話のみ)
登場話数:第1~4、18、34、35、38、39話
概要
※ゴッドネロスとしての詳細や本来の素性についてはこちらも参照
作中でも屈指の大企業「桐原コンツェルン」の総帥。
推定年齢30代前後の颯爽とした実業家であり、経営者として高い才覚や手腕を発揮するだけに留まらず、恵まれない子供達にも寄付を惜しまぬなど、篤志家としても広く知られる人物でもある。
普段は本社ビルである新宿副都心の「ハイテクビル」の最上階より、2人の秘書KとSを通して、日本や世界各地の関連する諸部門へと指示を与えているが、一度だけ休暇を取っていたのか、どこからのプールサイドから指示を出していたこともあった。
しかしそれらは表向きの顔に過ぎず、その真の姿は世界最大の秘密組織・ネロス帝国の頂点に君臨する、闇の帝王ゴッドネロスである。帝国の軍団員達に号令を下す際、それに何らかの有事が起こった際に、2人の秘書に「私を夜の闇に包め」と命じることで、数段階のプロセスを経てこの姿へと変貌を遂げる。
また、桐原剛造という名やコンツェルンの総帥という肩書も元々持ち合わせていたものではなく、桐原はゴッドネロスへと至る以前の、自らの過去にまつわる一切の痕跡を抹消すべく、ザーゲンに命じてアメリカから日本へと返還された旧日本軍の資料を押さえさせたり、過去に自身と繋がりのあった人間をその一族全てに至るまで始末しようとするなど、様々な手段を作中でも講じている。
このような暗躍もあってか、物語終盤にて桐原とネロスとの関係がにわかに浮上し、またメタルダーがクールギンとの一騎討ちにて、その仮面の下に桐原と瓜二つの顔を見てなお、舞や八荒は両者が結び付くとは思えないといった反応を示すなど、その隠蔽工作は世間に対してはほぼ完璧に効果を上げていたことが窺える。
しかし、自らの素性に迫った仰木信吾までもメタルダー抹殺に利用したことが災いし、後にメタルダーに救出された信吾から、桐原=ネロスであるとの確たる証言を引き出され、これがメタルダーによる帝国の崩壊と、自らの破滅へと繋がっていくこととなる。
ゴッドネロスとして桐原が最期を迎えた後、彼が総帥を務めていた桐原コンツェルンがどのような道を辿ったか、作中では終ぞ語られることはなかった。
スーパーヒーロー作戦
第1作目にのみ登場。
同作では、桐原コンツェルンはウルトラ警備隊などが属する地球防衛軍TDFに武器を売り込む会社という立ち位置として設定され、同時にパーソナルトルーパー開発にも手を出している。桐原はこのような形でTDFと接する一方で、ネロス帝国を率いるゴッドネロスとしての側面も備えており、不思議界フーマ及びプロフェッサーギル率いるダークとも通じていた。
また、自社とは無関係な存在であるSRXの開発を、メタルダーと同じく世界征服の障害として中止させようとしていた。前出のダークが、ガイアセイバーズによって瓦解した際には、ギルの脳をハカイダーに移植して破壊ロボット軍団ギルハカイダーに仕立ててもいる。
後に、ETFの史上最大の侵略作戦でTDFが滅茶苦茶になったのを機に、ネロス帝国とフーマ、ETF残党を統合してバディムを組織し、TDFの中で唯一まともに機能していた極東支部を襲撃させ、更にヤマオカ長官たちを拘束し、自ら司令官としてTDFを乗っ取った。
この桐原とバディムに乗っ取られたTDFが地球を恐怖で支配し、後の未来でスペースコロニーを弾圧していくこととなる。
関連タグ
大門巌 帯刀龍三郎 鬼塚剛三:メタルヒーローシリーズの他作品に登場する、大企業の総帥という側面を持つ悪役達。このうち前二者は、ラスボスであるという点でも共通項が見られる