「私は名もいりません。また、地位も名誉も望みません。ただひとつ私が望むのは、強敵メタルダーを葬ることでございます。私は、帝王により死神として造られた戦闘ロボットです。死神にとって、敵を抹殺する以上の喜びはございません。私のこの体内に、強力な爆弾を埋め込んでいただきたい。この身に代えても、必ずやメタルダーを葬ってご覧に入れます」
「死神には最初から別れの言葉などありません。死を前にして、私の胸は、むしろ喜びにうちふるえております」
概要
『死神』の異名を持ち、その名に相応しく骸骨の様な容姿と左腕に巨大な鎌を装着して戦う。他に爪先に刃物が仕込まれ、大型で異形のナイフも所持し、髪のように生えた角から電流を放つ。
高い実力を持ち、標的を抹殺し忠誠と任務を遂行する事以外興味を持たないため、ネロスからの覚えも目出度い。しかし、ザーゲンは出世に興味はないために地位は烈闘士に甘んじている。
メタルダーがネロスを討つ悪夢を見た際、その胸騒ぎから任務に立候補する。
ネロスの桐原としての経歴を守るために情報を奪い、任務を完遂。
そのままメタルダー抹殺の任務に名乗り上げ、メタルダーを道連れにするべく体内に爆弾を埋め込んで出陣する。上記のセリフはその時のもの。
メタルダーとの対決では爆弾を仕込んでいた事を暴露し、メタルダーの攻撃の手が緩んだ所を武器の大鎌を肩に食い込ませ、電流で攻撃して一気に優勢に立つも、メタルダーは食い込んだ鎌をより深く食い込ませ、右腕を切断。長距離から右腕を投げ槍の要領でザーゲンの胸部、事前に仕込んだ爆弾にヒットし、ザーゲンは爆死する。
作中ではカットされたが、ネロスから今までの功績を評価され、手厚く弔われた。
寡黙だがネロスの危機や任務の前では昂ぶりを見せており、誇りの為に時にネロスの意に反する戦闘ロボット軍団員においては珍しく自己よりネロスを優先させる「ロボット」の理想形とも言える存在。
余談
デザインはイラストレーターの寺田克也氏。後にホビージャパン誌の『人造人間ハカイダー』公開記念・人造人間特集で自ら造形物を作成している。
寺田氏がデザインした他の軍団員は、途中で消えたムキムキマン・フーフーチュウのお笑い軍団と、いいところが無かったダムネンでありがっくりきていたが、ザーゲンの活躍は嬉しかったと語っている。
関連タグ
ガードノイド・ガッシュ - 似たような性格のキャラクター。