タレントとしての概要
1944年生の青森県出身。本名は「対馬 誠二(つしま せいじ)」。
上京後にボディビルトレーニングを重ねて事実上日本初のボディビルダーダンサーとして活躍し、その後テレビのスカウトを経てバラエティ番組などで活躍。
中でも、1978年に森永製菓のTVCMで披露した『エンゼル体操』は後にCD化される程の大ヒットを記録し、氏の知名度貢献へと繋がった。
後述の東映制作の特撮ドラマ「超人機メタルダー」はブームが落ち着いた後の出演となるが、役名は芸名そのままの出演でありオープニングのキャストのテロップも『ムキムキマン』と当たり前の様に表記されていたので当時の視聴者の印象に焼き付いている。
しかし、詳細は不明だが同番組は序盤で降板している。
その後、数々の事業失敗や議員選挙の落選などを経て、現在は故郷で農業を営んでいる。
なお、ムキムキマンという単語は筋骨隆々の人物の一般名詞としても使われていたが現在では死語に近く、却ってムキムキマン(対馬誠二)を指す固有名詞として機能しつつあるという逆転現象が起こっている。
『超人機メタルダー』のムキムキマン
当時の芸名ほぼそのままで『中闘士 ムキムキマン』として出演。
フーフーチュウとよく一緒にいる。
プロレスラーのような筋骨隆々の大男であり、ムキムキバスターという必殺技を持つ。
実力自体は大したことなく、コメディリリーフを務めていたが第8話を最後にフーフーチュウ共々登場しなくなる(劇中では言及されないが、DVDの説明などによると粛清されたらしい)。
衣装デザインはイラストレーター寺田克也。ヨロイ軍団の面子にバリエーションを増やすためにフーフーチュウとともにデザインされた。
余談
- 一時はスキルス性胃がんを患っていた。
- 自主制作盤のレコードを発売していたことも。
- 『ムキムキ蛮歌』『おんな坂』を収録したレコードが時折オークションサイトなどに出品されている。
関連タグ
龍虎…元々は力士だったが引退後にタレントとして活躍し、東映制作の時代劇『暴れん坊将軍』に芸名そのままの役名で出演したという、ムキムキマンと似た経緯を持つ。
腹筋崩壊太郎…メタルヒーローシリーズの事実上の後釜となる平成ライダーの枠組みの後釜となる令和ライダー第1作に登場。ムキムキマンと同じく演者はビルダー(本業はお笑い芸人)で筋肉キャラ。腹筋崩壊太郎を観たメタルダーを知る視聴者からはムキムキマンを連想したという声が多く上がっていた。
大黒坊弁慶(花嵐):フーフーチュウの演者。