概要
ボディービル界に伝説として君臨したボディビルダーで、鍛え上げられた筋肉は、1960年代当時でありながらも現代でも通用するレベルと言われ、上半身は異常に発達した筋肉をまといながら腰や膝はくびれていると言うプロポーションと、オリバポーズと呼ばれる胸や腹の筋肉を誇示するポーズで知られる。
※板垣恵介の描くキャラクター「ビスケット・オリバ」のモデルと言われている。
ボディービル界で最も権威の高い大会である「ミスターオリンピア」において、1967年から1969年の間3連覇を果たした。なお1968年の大会ではオリバに相対するボディビルダーが現れず大会唯一の不戦勝での優勝を飾り、翌1969年の優勝は、アーノルド・シュワルツェネッガーを破ってのもので、シュワルツェネッガーにとっては、ミスターオリンピアにおける唯一の黒星となっている。
1970年大会でシュワルツェネッガーに敗れて4連覇を逃した後、1972年大会でシュワルツェネッガーに敗れたのを機に引退した。
その後、頭部に銃弾をうけるといった致命的な傷を負いながらも復活してきたオリバだったが、2012年11月12日に71歳で伝説の人生の幕を引いた。