概要
演：菅田俊
日本のみならず世界の経済界にも影響力を及ぼす巨大財閥「帯刀コンツェルン」の総帥。表向きはそれらを率いる程の頂点に立つカリスマ実業家であるが、その本心は表の社会だけでなく裏社会すらその手中に収め、世界を我が物にせんと画策する野望を抱いている。
普段の顔は非の打ち所がないまさにカリスマ実業家として振舞っているが、裏の顔は自室において秘書達の前でおちゃらけて人を食ったような言動をしてペロペロキャンディを片手に子供じみたワガママを繰り返すファンキーなおっさんであり、ジャンパーソンを「ジャンピー」と呼ぶなど、これのどこが巨大企業の総帥なんだこの人…と疑いたくなるコメディチックな光景が多かった。コワモテな役を得意とする菅田氏のおちゃらけキャラはある意味貴重。
…だが、これも本当の顔とは言えず、度重なるジャンパーソンの妨害に怒り、眼鏡を外すと本性である冷酷な野心家の顔が露わになる（ここで菅田氏のコワモテ演技の本領発揮）。
打倒ジャンパーソンの為に自らをバイオボーグに改造しビルゴルディと化した後は、メガネをかけることもなく子供じみたひょうきんな一面も鳴りを潜め、魔王と呼ぶに相応しい男と化した。
帯刀の秘書達は、彼に畏怖を抱きながらもその野心に惹かれており、帯刀も秘書達のことは可愛がり、身を挺して助ける姿も見せたが、秘書の1人であるセーラ（正確にはクローンだが）からは魔王としての生き方に失望・決別されてもいる。
余談
ジョージ真壁や綾小路麗子が哀しき過去と絶望から悪の道に進んだのに対し、帯刀にはそのような過去が描かれることはなかったが、逆に己の欲望に忠実な野心家かつ傲慢さゆえに倒すべき悪役としての印象をより持たせたといえる。また、帯刀は何故かロボットを嫌っている。
