「私に出会った不幸を呪いなさい」
CV:田中敦子
概要
初出はスーパーヒーロー作戦。青い髪をベリーショートにした美女。
スーパーヒーロー作戦の他、スーパーロボット大戦αシリーズ、スーパーロボット大戦OGシリーズに登場する。
名前は銃器メーカーの『ピエトロ・ベレッタ』が由来。
搭乗機はゲシュペンストMk-Ⅱ・R-GUN、R-GUNパワードなど。
スーパーヒーロー作戦では「ヴィレッタ・プリスケン」の名で登場。
いわゆる男女選択式の主人公であり、立ち回り及び設定についてはイングラム・プリスケンと同じ。
イングラムの方は以後のスーパーロボット大戦シリーズにて(ヒーロー作戦と)同一人物が登場するのに対し、ヴィレッタの方は設定が一新されている。
スーパーロボット大戦のヴィレッタ
α、OG共に共通しているのは、イングラム・プリスケンのデータを基にして調整され生まれた、いわばクローンのような存在であること。
また、苗字が「バディム」に変更されている(余談だが、ヒーロー作戦にて同名の犯罪組織が登場している)。
スーパーロボット大戦αでは、イングラムがユーゼス・ゴッツォに捕らえられ洗脳され「アウレフ(1の意)」となった後、正気を保っていたイングラムによって作られたクローン人間「ヴェート(2の意)」として誕生する。
その後「ヴィレッタ・バディム」の名を与えられ、彼の命を受けてエアロゲイターのスパイとして行動する。
イングラムの洗脳が強まり敵に回ってからは逆に彼女が自軍入りするが、パイロットとして使えるかはレビ・トーラーとの二択になっている。
彼女はユーゼスの洗脳を受けておらず、イングラムの意志を継ぎ後にSRXチームの隊長となる。
α・α外伝ではスーパーヒーロー作戦の乗機だったR-GUNの改修機であるR-GUNパワードに搭乗し、第2次αではヒュッケバインMK-Ⅲ(RTX-011L)で中盤に自軍入りする。第3次αでは再びR-GUNパワードに乗り、自身を元に作成された人造人間バルシェム「スペクトラ・マクレディ」とも対峙する。
なおαの時点では非常に強力な念動力を持っていたが、α外伝以降は念動力の素質が微妙にあるという設定になっている。
スーパーロボット大戦OGでは、この世界のイングラムが最初から人造人間バルシェムシリーズの1号機として製造されたこともあり、ヴィレッタはその2号機「ヴェート・バルシェム」として誕生している。
ただ、イングラムの手によって「枷」が解かれたことで、ユーゼス(OG1時点ではジュデッカ)の精神支配は受けていない。
本作でもイングラムの指示を受けてエアロゲイターのスパイとして行動しており、ネビーイームでは「ヴィレッタ・プリスケン」を名乗っていた。
その後はαシリーズと概ね同じだが、二重スパイであったことを苦悩しているかの描写がある。
また、本シリーズでは念動力を有しておらず、R-GUNパワードの念動フィールドを使用出来ない。とはいえ「一撃必殺砲」使用時の燃費や使い勝手がよく、OG外伝からはもう一人のR-GUNパワード搭乗候補であるマイ・コバヤシに実質的な専用機が登場したため、最終的にR-GUNパワードに収まることが多い。
階級はαシリーズ同様大尉。
「クールビューティ」を地で行く性格で冷静な判断力を持ち合わせているが、出自から社会経験に乏しく、ギャグを真に受けたり、ラーダ・バイラバンのヨガに付き合って首がえらいことになるなど天然な一面も。
αにせよOGにせよ自らの存在を定義づけたイングラムには強い思い入れがあり再会を望んでいるが、今のところ彼との再会が叶ったのは第3次αのみである。
余談
スーパーヒーロー作戦で彼女を主人公に選択すると、けっこうな期間彼女が紅一点となる。
ところが、バグによりヴィレッタを主人公にしても、作中のキャラからは主人公は「彼は~」と呼ばれる。むむむ、失礼な。
また、ある情報筋によると、ヴィレッタは大尉から上の階級には出世出来ない……というより、少佐には出世出来ないらしい。なぜかと言うと、中の人が某機動隊唯一の女性で有名な方なので、著作権やら何やらの大人の事情が複雑に絡み合っているらしい。……でも声ネタレベルなら別にやってもいいんじゃね?と思う人は少なくないであろう。前述の某少佐(特にTV版)ともキャラデザインのラインが似ているし。でも、相方になりそうなCV:大塚明夫のごついサイボーグがいないし、そいつを寄越せぇ!!と命令される斉藤さんもいないし、再現度合いは難しそうである。
また、GUNを使うという点ではこの姐さんにも…。
スパロボにおける彼女のテーマ曲「WOMAN THE COOL SPY」であるが、実はOG1の開発スタッフに彼女の熱狂的なファンがおり、勝手に作ったものがそのまま正式に採用されたという逸話がある。
時系列上それ以前の作品となるαではレビと同じ「MARIONETTE MESSIAH」、α外伝ではイングラムと同じ「TIME DIVER」が設定されていた。
よく似た立場にあるギリアム・イェーガーとカップル扱いにされがち。OG1のEDやセットで行動することが多い第二次OG以降などがあるが、リレーション補整はない。
登場以降クールビューティーキャラのイメージとしてよく筆頭に挙がる彼女だが、スーパーロボット大戦DDのOGイベントにて意外なプライベートが明かされている。
一つはバー巡りでこちらはクールさに似合うイメージである。
もう一つが「ダンシング・メイド・スタジアム」なるダンスバトルイベント参加で、こちらはマイ以外のSRXチームメンバーにブッ飛ぶクラスの衝撃を与えた。(女性人気が高いらしい)万一のために身元偽装や変装はしていたが、案の定ギリアム・イェーガーにはネット画像からバレて探りを入れられる等心配された。
真面目な話、どちらも軍関係以外の一般的なコミュニケーションスキル向上目的で行っているとのこと。
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ギリアム・イェーガー…ある意味元ネタ。