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ガッツ!ガッツ!ゲッターガッツ!

不滅のマシーン!ゲッターロボ!


概要編集

ゲッターロボGは、永井豪石川賢原作によるロボットアニメ。1975年(昭和50年)5月15日から1976年(昭和5月25日までフジテレビ系で毎週木曜日19時00分 - 19時30分に全39話が放送された。


初代ゲッターロボの直接的な続編で、新たな敵、百鬼帝国との戦いの物語。

タイトルの「G」はガッツの意味がある。

ゲッターロボサーガ」第二章となる漫画版は引き続き週刊少年サンデーに掲載された。


アニメ版ストーリー編集

本作の企画はスポンサー側の都合によるリニューアル版である。この時代はまだ新旧メカが揃うという発想が無かったらしく(新しい玩具も売らなきゃいけないこともあるのだが)、旧ゲッターロボはアニメ1話に於ける巴武蔵の葬儀で焼却され、その後は一切登場しない(しかし旧ゲッターは前作の最終回で失われているため、焼却したゲッターはデコイである。武蔵の弔いを行う意味でこのような儀式を行ったのである)。

近年風に例えるなら「放送延長」「シーズン2」「マイナーチェンジ」といった雰囲気がある。


前作の終盤で半壊した早乙女研究所も新築された(商品名:フォーダムG)。より強力なゲッターGと、ゲッター線増幅装置が完成するが、世界征服の武力増強の為にゲッター線増幅装置を奪取しようとする百鬼帝国の侵攻が始まる。


新メンバーの車弁慶は争いを好まない優しい人物であり、「手柄を欲して突進する好戦的な巴武蔵がまたしても無茶する」という前作の展開とは異なってくる。神隼人も仲間を喪った経験からか独断専行する事も減り、ゲッターチームの仲は非常に良い。これに対する異種族・百鬼帝国の掟に迷うゲストキャラとの交流が中心になってくる。

前作よりも短い全39話であり全体的にハードな展開が幾つかある。特に14話「友達は風になった」はファンの中では語り草となっている。



関連イラスト編集

三つの資産がひとつに!!不滅のマシン ゲッターロボ


メカニック編集

ゲットマシン編集

  • ドラゴン号
  • ライガー号
  • ポセイドン号

各形態編集

ゲッタードラゴン、雷鳴と共に現る

ゲッターGの中用の形態。パーソナルカラーは

武装はダブルトマホーク、ゲッタービームシャインスパークなど。

メインパイロットは流竜馬


ゲッターライガー

ゲッターGの上用の形態。パーソナルカラーは

武装はドリルアーム、ライガーミサイル、チェーンアタックなど。

メインパイロットは神隼人。最終回では早乙女ミチルが搭乗した。


ゲッターポセイドン

ゲッターGの中用の形態。パーソナルカラーは

武装はフィンガーネット、ゲッターサイクロン、ストロングミサイルなど。

メインパイロットは車弁慶

レディコマンド編集

支援戦闘機。

ゲッターへエネルギーの補給が可能。

メインパイロットは早乙女ミチル


変形合体による立体化編集

  • スタジオハーフアイにて『最小変形 ゲッタードラゴン』を発売。3体のゲットマシンが合体して完成。
  • グッドスマイルカンパニーにて『ダイナミックチェンジ ゲッターロボG』を発売。SDによるデフォルメで再現。ゲッターロボG初の変形合体を実現。

関連動画編集


余談編集

ゲッターロボからゲッターロボGへの転換する際に、巴武蔵が戦死することが重要なポイントとなっているが、初期案では原作者の一人永井豪が、「真面目過ぎておもしろくない。」と不満に感じていた為、流竜馬も戦死することになっていた。


当初は新キャラクターが来栖丈(くるす・じょう)と決まっており、その登場が本作への伏線となる予定だった。当時の企画書によれば、来栖丈の父親の来栖博士は早乙女博士とともにゲッター線の研究をしていたが病死してしまった。しかし死の間際に丈にドラゴン号の設計図を託す。早乙女研究所にやってきた丈は父親の遺言ということでしかたなく研究所で暮らしていたがゲッターの戦いには協力せず反発さえした。ゲッターチームともたびたび衝突したがその運動能力は隼人や竜馬をも上回っていた。そんな折に恐竜帝国の総攻撃を受け、武蔵が立ち往生の形で戦死、隼人も重傷を負う。一人残った竜馬はゲッター線爆弾を積んだイーグル号で特攻し恐竜帝国を退ける。その死に様をみた丈は竜馬の代わりにドラゴン号に乗ることを決意、また研究所のそばに住み付いていた珍発明家、大枯文治もゲッターチームに志願して新ゲッターチームが出来上がる。


しかし、「主人公を殺すのはよくない」というフジテレビ側の反発に遭ってしまい、この案はお蔵入りになった。逆に永井側は「人が死ぬと言う意味を作品を通じて(視聴者に)感じて欲しい」という切なる願いから、武蔵の戦死だけは強行することとなった。


この初期案によると新ゲッターはイーグル号をドラゴン号に入れ替えるだけでジャガー号ベアー号改造強化という案になっていた。しかしスポンサー側から「マイナーチェンジでなく新規のロボを導入する」という提案を出したため、完全新規のゲッターGが誕生した。ロボットアニメにおける「2号ロボ」第1号といえるのだが、上記の理由と番組自体の変更も相まって現在ではそのような扱いはされていないことが多い。


関連タグ編集

ゲッターロボ(前番組)


マジンガーZ:同じダイナミックプロ作品のロボットアニメ

グレートマジンガーUFOロボグレンダイザーで共演したダイナミックプロ作品のスーパーロボット


大空魔竜ガイキング(後番組)


ゲッターロボ號:漫画版とアニメ版があり設定が異なる。

アニメは16年後に制作された次回作だが旧シリーズとは一切繋がりが無い。中盤でアニメ版の神隼人が出る予定であったが諸事情で無くなった。

漫画版では繋がりが有り後継機となっている。


量産型ゲッタードラゴンメタルビースト・ドラゴン世界最後の日量産型の敵役として登場。


真ドラゴン:ゲッターロボGのデザインが取り入れられているゲッターロボ。其1。

ネオゲッターロボ:ゲッターロボGのデザインが取り入れられているゲッターロボ。其2。

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