ごく普通の人型な真ドラゴンは真ゲッタードラゴンを参照。
プレイステーション用ゲームソフト『ゲッターロボ大決戦!』での様相もそちらで扱う。
概要
OVA『真ゲッターロボ 世界最後の日』の鍵となる超巨大ゲッターロボ。
あくまで真ドラゴンは略称。OVA付属ブックレットの記述によると正式名称は「真ゲッタードラゴン」であり、後述するゲーム『ゲッターロボ大決戦!』の機体と機体名称は同じである。
しかしOVA本編の序盤では、合体して形を成しては主役の一人である號から
「チェェェェンジ!ゲッタァァァ!真!ドォラゴォォォン!!」
と思いっきり熱く叫ばれ、呼ばれている。ブックレットに書かれてるのと違くね?(こまけぇこたぁいいんだよ!!)
なので、ファンによってはこの『ゲッター真ドラゴン』という名称・呼称の仕方を好んで用いている者もいたりする。それはそれでファンの間で認識の齟齬が生じそうだが。
数え切れないほど無数の量産型ゲッターロボGが全て合体(どう見ても連結っぽいのは気にするな)することで誕生し、最終形態になるまでゲッター線を貯めこみながら機械の繭のような状態から第1形態、第2形態と成長を続けていた。人類側もインベーダー側も、真ドラゴン確保の為に奔走した。
そして最終形態になる際には地球上の全てのゲッター線を吸収し、最終進化。
絶大な力を持つ全長6,000メートルの超巨大ゲッターロボとしてその姿を表した。
メインパイロットの一人である號は、真ドラゴンの操縦の為に生み出された存在。
また真ゲッターロボも本機の護衛の為に作られた存在である。
ゲッターチェンジも可能だが、分離合体ではなくそのまま変形にする。
武装に関しては、素体となったゲッターロボGの各形態の装備を全て再現可能だが、その威力は真ゲッターですら遥かに霞む程に圧倒的にパワーアップしている。
最終的にゲッターエネルギーを使い果たし、骨格のような状態で異次元から帰還したが、その後どうなったかは不明である。
進化の過程
第1形態
誕生当初の姿。上半身はゲッタードラゴンに似ているものの体色は土塊のように薄く、背中からはアンテナらしきものが突き出ており、下半身が地面と一体化した有機的な特徴を持つ。
武器は口から発する高出力ゲッタービーム。そのほかスーパーロボット大戦シリーズではホーミングゲッタービームや身体からゲッターロボGを分離させる攻撃などが追加されている。
本格起動前に国連軍の重陽子ミサイルを受けた事でダメージを受け、地球全土をゲッター線で汚染する。しかし完全には破壊されてはおらず、13年後に早乙女研究所跡から移動を開始。隼人率いる地上戦艦タワーに解体されかかるも早乙女博士らの妨害で逃れ、次の形態へと進化する。
なお、ゲッタービームを発射した際に射線上の自然が「退化」し、早乙女研究所付近が恐竜時代へと逆行するという異常事態が起きていたが、これが何を意味していたかは不明。
第2形態
早乙女博士およびコーウェン&スティンガーの細胞を取り込んで進化した姿。
敷島博士からは「邪真ドラゴン」とも呼称されている。
当初はマシーンランドのような姿をした卵の状態で眠りについていたが、やがてそこからヘビのように長大な身体を持つ本体が出現した。
武器は頭部から発射する高出力ゲッタービームおよび全身から放つホーミングゲッタービーム。第1形態より動きが素早くなっており、長大な腕を利用しての格闘戦も可能になった。
インベーダーの尖兵としてスーパーロボット軍団に襲い掛かるも、体内に侵入した真ゲッターロボがストナーサンシャインを発射したことでメタルビースト・ドラゴンが撃破され、號が制御を奪還。地球上のゲッター線を吸収した後に最終形態へと進化する。
しかし、この際ゲッタービームを放ったことで、「篝火」に誘き寄せられたかのごとくインベーダー群が地球への侵攻を開始してしまう。
第3形態
『世界最後の日』の劇中において最終進化した形態。
ゲッターロボのセオリー通り、特性の異なる3種の姿へ変形可能。
第3形態の解説
メインパイロットは號。最終進化した真ドラゴンの基本形態がこれにあたる。
下半身は漫画版ゲッターロボG最終話に登場したウザーラが元になっている。下半身に竜の頭がある為見方によっては・・・・
頭部とウザーラの口から発射する極大ゲッタービーム。その威力はストナーサンシャインでも質量が大きすぎて破壊できなかった木星の衛星ガニメデ(※月より巨大)を一撃で消し飛ばすほど。
刃の部分の幅だけでも真ゲッターの何倍もデカい。
下半身がデカすぎて振り回せず、モーションの誤魔化しが出来る『スーパーロボット大戦D』ぐらいでしか近接武器として使えなかったが『スーパーロボット大戦T』では進化後がウザーラ部分をオミットする事により振り回せるようになった。
- ダブルトマホークブーメラン
トマホークを2つ連結してブーメランにして投げつける。
モノがバカでかいので、投げるだけでも多数の敵を巻き込むことができる。また、直接切りつけずに投げるので、アニメーションのあるスパロボでも問題なく使用できる。
- ファイナルゲッタービーム
真ゲッターとの合体技。2機のゲッタービームを合わせて攻撃する。作中では攻撃には使われず、ゲッター太陽と化した木星を安定させるために使用された。
- ファイナルゲッタートマホーク
真ゲッターとの合体技。真ドラゴンのエネルギーを真ゲッターに集中させ、真ゲッターからゲッターエネルギーで形成された超巨大ゲッタートマホークを生成。このエネルギー状の超巨大トマホークでもって、ゲッター太陽と化した木星の力を吸収し星サイズに巨大化した敵の首魁コーウェン&スティンガーを、イオ、カリスト、エウロパの3つの星もろとも真っ二つに叩き切った。ただし、エネルギーがとてつもなく巨大なことや攻撃を喰らいながら反撃で出したこともありダメージは甚大で、爆風で真ゲッターの右腕がトマホーク諸共崩壊している。
ゲッタードラゴンの最終兵器の強化版。本編では度重なる激戦とファイナルゲッタートマホークの使用によりゲッター炉心のエネルギーが足りなかったので、真ゲッターの炉心を増幅炉として使用することで発動(※損傷した真ゲッターが耐えられるワケもなく程なく大破したが覚悟の上での使用だった)。
最終話のラストで最後の敵である時空の穴を開いた超巨大インベーダーに対して使用し、これを撃滅。
ついでに巻き添えで近くにあった星(確証は無いがおそらく冥王星)をも消し飛ばしていた。
メディアミックス作品
スーパーロボット大戦シリーズ
スーパーロボット大戦D
初登場作品。同作中に登場する戦艦より巨大なのに搭載可能。くっついているのだろうか? 乗換えで竜馬のチームを乗せることも出来る。
おまけに真ライガーが地中に潜れるという地球規模の大災害がいつでも起こせる状態である(ただ、序盤のアクシズ落としですら「そうでもしないとどうしようもない」ほど地球が荒廃してしまっているが)。
Zシリーズ
第2次スーパーロボット大戦Zから戦艦扱いで登場、他のユニットを搭載させることも可能だが、真ライガーや真ポセイドンへの変形は武装扱いにされている。カスタムボーナスに【毎ターン隣接している味方ユニットのENを回復】が付く。
敵バージョンでは量産型ゲッタードラゴンに分離する攻撃を行うがその中のゲッターポセイドンが異様に萌える動きをする。
スーパーロボット大戦V
終盤に登場。こちらでの建造は兜剣造ら科学要塞研究所の関係者が極秘に行っており、起動直前に早乙女博士に奪われている。
奪還後はヤマトを旗艦とする主人公部隊【地球艦隊・天駆】をイスカンダルへ向かうカギとして働いた。
スーパーロボット大戦30
味方としては久々の参戦。今回はの仕様はDから変形をオミットされた代わりに地形適応を追加された折衷案であり通常ユニットとなっている。
なお、こうなった原因はシステムの変化で戦艦がエクストラアクションを使えなくなった為だと思われる。
しかし、HP回復を得た為か耐久力は高くカスタムボーナスも燃費の悪い機体のサポートになるなど前線で暴れ回れる仕様となっている。
Another Century's Episode 3 THE FINAL
真ゲが含まれているB世界において真ドラゴンを巡る動きがあり、進化する真ドラゴンを追っていく事となる。
この作品においてはミチルの敵討ちの為の早乙女博士が作ったとなっており、インベーダーの設定が異なる事もあってインベーダーは関わっていない。
だが2形態との戦闘後に號はコーラリアンとの対話によるインベーダーの出現停止を選び、殲滅の為の真ドラゴンを選ばなかったのでそこで出番が終わり、かと思えばまさかのラスボスとして登場
ベルクト(本作のゲームオリジナルキャラ)が強奪して搭乗しており、號ではないので本来の力は発揮できない・・・はずなのだが、
ゲッターチェンジこそしないものの下半身のウザーラ頭部で強固なバリアを展開し、巨大な機体ながらマップ中を縦横無尽に動き回り追いつける機体がいないというブっ飛んだ機動力も持つ。
ACE3はボスユニットであろうとも条件を満たせば使用可能となる機体が多いが、さすがに真ドラゴンはラスボスである事と大きすぎる事もあってか使用不可となっている。
関連イラスト
関連タグ
號:メインパイロット
渓:サブパイロット1
凱:サブパイロット2
ネオゲッター1:後輩。同じくゲッタードラゴンをモデルにしたゲッターロボ。ただし、こちらは完全な人型となっている。メインパイロットは一文字號。