概要
(左上から順にチェンゲ、原作漫画版、ネオゲ、ロボットガールズZ、TVアニメ版)
TVアニメ及び石川賢による漫画「ゲッターロボ號」の主人公として初登場。
その後、ゲームやOVA作品にも主要キャラクターとして登場する。
共通して17歳、左利き。
なお、OVA「真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日」に登場するゴウに関してはこちらを参照。⇒號
各作品における號
TVアニメ「ゲッターロボ號」
CV:草尾毅
日本国際航空宇宙技術公団ことNISER(ネイサー)に所属するパイロット。
橘翔・大道剴とチームを組み、ゲッター號及びスーパーゲッター號を操る。
脳筋で格闘技オタク、おまけに大食いな熱血漢。見事なぐらい典型的ロボットアニメ主人公タイプ。
他の號が黒髪なのに対しアニメ版では紫髪。
漫画「ゲッターロボ號」
酒屋の息子。高校陸上界で力を持て余して暴力事件を起こしていたところを、元ゲッターチームの神隼人にスカウトされパイロットとなる。
かつての流竜馬を思わせる超人的な身体能力(投げた砲丸が壁にめり込んでいるほど)と凶暴な性格、悪を許さぬ心の持ち主として描かれた。
初めは翔、剴と三人でゲッター號(本編での呼称は単に「ゲッターロボ」)に搭乗していたが、黒幕の出現に際して真ゲッターロボを起動。
流竜馬、メシア・タイールと共に戦いを終結させ、火星を緑の星にした。
アニメ「ゲッターロボアーク」で登場した際には、下記ネオゲ版と同じ櫻井孝宏が演じる。
OVA「真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ」
CV:櫻井孝宏
本編から5年前の恐竜帝国との戦いで家族を亡くし、賭けプロレスで賞金稼ぎをしていたところを神隼人にスカウトされてゲッターチームの一員となる。
ストーリーが漫画版に近いこともあり、容姿と性格はそちらに準拠。こちらでは漫画版以上の化け物じみた身体能力を持ち、プロレスに乱入した恐竜人間をゴングとハンマーでタコ殴りにしたうえ台座ごと床から引っぺがした騎士のオブジェで叩き潰している(ここまでやっても死ななかったが)。耐久力も半端ではなくメカザウルスの攻撃にも耐えている。
頭はTVアニメ版以上に悪く、ジャック・キングから「ジャパニーズマウンテンモンキー」呼ばわりされている。
前半の乗機はネオゲッター1で、後半は真ゲッター1を操縦する。
ゲッター線の力を限界まで引き出すことが出来、帝王ゴールとの決戦では真ゲッターを更なる姿へと進化させた。
小説版ではOVAに比べ思慮深い性格になっている。
また、天涯孤独の身となった経緯が語られており、両親と妹がいたらしく、彼らはメカザウルスに食い殺されている。
最終決戦後はゲッターを降りているが、闇プロレスに戻ったわけでもないらしくその後の消息は翔も凱も知らない。翔曰く「自分を沸き立たせるものを探しているのだろう」。
ゲーム「ゲッターロボ大決戦!」
CV:福山潤
漫画版が元になっているが、ゲッターの完成前から橘研究所に所属している点はアニメ版に近い。
乗機であるゲッター號も、漫画版とアニメ版を折衷した仕様となっている。
アニメ「ゲッターロボアーク」
CV:櫻井孝宏
真ゲッターと共に火星へと消えたシーンが隼人や翔の回想という形で描写された。
しかしその後、原作にはないアニメオリジナル展開でまさかの登場を果たす。
アンドロメダ流国の総攻撃の的となった早乙女研究所の上空に突然現れ、その後各地で敵勢力をなぎ倒していった謎の黒い機体「真ゲッターロボタラク」。
その戦闘スタイルを目にした隼人と翔の確信通り、そのパイロットは死んだと思われていた號であった。ちなみにタラク搭乗時はゲッター號時代の青いパイロットスーツではなく、終始ゲッターノワールのゲッターチームを彷彿とさせる黒を基調としたスーツに身を包んでいる。
戦闘中に静かな声色で「繋がっているんだ…すべては…」と悟りを開いたように呟いたり、接触を図ってきた翔に対しても再会を喜ぶことなく突き放したような物言いをするなど、往年の彼らしくない言動が目立つ。その一方で、去り際に「翔…心配すんな!」と往年のような笑顔で声をかける描写もある。
記憶の欠落等はないようだが、本人も自分が何故タラクと共に存在し続けているかは分からず、「自分が今存在していられるのはゲッターのおかげであり、こうしていられるのもあと僅か」という漠然とした確信を持っていた。その上で「ここでやるべきことをやる」という使命感から自身の肉体の疲労も顧みず連戦を継続。
そして恐竜帝国のマシーンランドに姿を現し、亜空間固定装置「ゾルド」による敵本拠地への攻勢を前に襲撃を受けた流拓馬たちアークとゲッターザウルスの援護に参加。
猛攻により起動途中のゾルドが破壊され海底で重力崩壊が起こる絶体絶命の状況の中、タラクの力で無理矢理ゾルドを制御するという捨て身の行動に出る。
「拓馬ァァァ…!!俺たちはまだ…本当の答えに辿り着いてない!だがッ!竜馬はお前を遺してくれた!お前が見極めろ!俺は多分…お前たちを送り出すその為に…この世界に現れたんだ!」
「答えを出すんだ!奴らの宇宙に渡り、見極めてこいッ!!」
「行けェェェェェェェェッ!!」
自分がゲッターに生かされた訳を理解した號の決死のサポートにより、拓馬たちはゾルドに飛び込むことに成功。それを見届けた號は満足げに微笑み、タラクと共に消滅したのであった。
「あとは任せたぜ…」
ちなみに、タラクが最初に出現した頃にはアークは既に海底の恐竜帝国に向かっており、拓馬と號は海底での一件まで出会ってすらいない。
そもそも拓馬が生まれたのは真ゲッター火星到達の後である上、號は復活後も早乙女研究所とは殆ど連絡を取っていないため、普通ならば拓馬の存在は知る由もないはずである。
にもかかわらず拓馬が竜馬の息子であることをしっかり知っていたのは、やはりゲッターの導きであろうか。
ニコニコ動画での一挙放送にて、彼はかつての一文字號そのものではなくゲッタードラゴンの記憶から作られた、ゲッターの意志による一種の防衛端末であったことが判明した。
つまり彼は未来で進化に行き詰まり始めたゲッターエンペラーが過去の自分であるゲッタードラゴンに命じ、ゲッターエンペラーがより良き強大な進化を起こすきっかけを起こすように仕向ける目的で、ゲッターのかつての搭乗者である一文字號を再現した人造人間であった。
言うならば、別作品の「真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日の號の要素を備えた一文字號であって、一文字號ではない存在であったのだ。
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