CV一覧
- 石丸博也(旧三部作、OVAマジンカイザーシリーズ)
- 山口勝平(CBキャラ)
- 赤羽根健治(真マジンガー、機動戦隊アイアンサーガマジンガーイベント)
- 森久保祥太郎(マジンガーZ/INFINITY)
- 下野紘(グレンダイザーU)
- 岩中睦樹(UFOロボグレンダイザー たとえ我が命つきるとも・日本語音声)
解説
天才科学者・兜十蔵博士の孫で、彼が開発したマジンガーZに乗り込み
人物像
永井豪作品のヒーローらしく、正義感が強く運動神経抜群、かつ義理人情に厚い好青年。バイクの運転技術はプロ級。
原作だとスケベでもあり、覗きや美女を見て鼻の下を伸ばす等は日常茶飯事である。
こう見えても父子家庭(正確には祖父子家庭)の主夫でもあるため、漫画版では料理が得意という意外な一面もある。
その一方で、繊細な心故に自らの行いが本当に正しいのか迷う等といった面も持っているが、仲間達の助けも受ける形で乗り越え、パイロットとしても人間としても成長していく事になり、たとえ自分に圧倒的不利であっても恐れず立ち向かおうとする意志の強さの持ち主となっていった。
ミケーネ帝国に敗北後は、科学者の道を進む決意をした為か、思慮深い面も見せる様になっている。
活躍
マジンガーZ
ごく普通の高校生であったが、自宅があしゅら男爵の襲撃を受け(漫画版では地震で)、死に際となった兜十蔵博士から、スーパーロボット「マジンガーZ」を託された甲児は、そのパイロットとして、十蔵の友人であった悪の科学者・Dr.ヘルの開発した機械獣と戦っていく事になる。
数多くの戦いや苦難を経て、バードス島の決戦にて遂にDr.ヘルを倒す事に成功したが、新たに出現したミケーネ帝国の操る戦闘獣によって、マジンガーZは大破に追い込まれてしまい、自身もまた重傷を負ってしまう。
しかしその直後、新たに登場したグレートマジンガーを駆る剣鉄也によって窮地を救われる事になり、その数週間後、戦う術を失った甲児は弓さやかと共にアメリカのワトソン博士の元へと留学するのだった。
グレートマジンガー
アメリカに旅立ってからしばらくして、グレートマジンガーとミケーネ帝国の戦いが苛烈化していった事から、急遽日本に帰国。装甲を超合金ニューZに換装したマジンガーZに搭乗して、ミケーネ帝国との戦いに参戦。兜剣造博士とも、親子の再会を果たす事になる。
しかし、剣造の養子である鉄也が実子である甲児に嫉妬してしまい、彼からは事ある毎に反発される事になってしまい、それが原因で地獄大元帥となって蘇ったDr.ヘルの付け入る隙を与えてしまう事になった。
マジンガーZを取りに光子力研究所へむかったが、そこで2体の戦闘獣の襲撃を受ける事になり、ボスボロットの助けを借りて何とかその窮地を脱したが、科学要塞研究所の元へ戻った甲児に待っていたのは、やっと親子として接する事の出来た剣造の死であった。死に際の彼の言葉を受けた甲児は、鉄也を助けるべく奮戦し、無敵要塞デモニカに突入。多数の将軍達を倒した後、グレートマジンガーやダイアナンA、ビューナスAとの連携攻撃によって、デモニカを撃破し、Dr.ヘルとの因縁に決着をつける。
決着後は、再びアメリカへと旅立つ事になった。
UFOロボグレンダイザー
ミケーネ帝国との戦いから数年後、立派な科学者となった甲児は、自作した円盤であるTFOに搭乗して日本に帰国。宇宙科学研究所へと訪れ、その近くにある農場のシラカバ牧場にて、宇門博士の息子である宇門大介と出会う事になる。しかしその直後、ベガ星連合軍の襲撃を受けてしまい、大介の正体であるデューク・フリードの駆るグレンダイザーに危機を救われる事になる。
その後、大介の正体を知った甲児は、彼と星々を越えた友情を結ぶ事になり、新たに宇宙科学研究所で開発されたダブルスペイザーのパイロットとして、共にベガ星連合軍と戦う事になる。
やがて、デュークの実妹であるマリア・フリードとも出会う事になり、デュークと感動の兄妹の再会を果たした彼女からは好意を寄せられる事になり、ガールフレンドだったさやかの立場が殆ど無くなってしまう事に…。
最終的には、デューク、マリア、ひかるの三人と共に戦いを潜り抜けていき、ベガ大王自らが登場していた巨大戦艦であるキング・オブ・ベガの破壊に成功。緑を取り戻し、蘇りつつあるフリード星へと戻っていったデュークとマリアの二人を見届けるのだった。
OVA『マジンカイザー』シリーズ
連戦に次ぐ連戦で、マジンガーZがDr.ヘル一味に奪われたあとにパイルダーに導かれてマジンカイザーの保管されていた格納庫に行く。
最初はマジンカイザーの強大な力を制御できずに暴走してしまった。
しかし、特訓や仲間との強力で制御しあしゅら男爵やDr.ヘルを倒す。
ミケーネ帝国との戦いで、もりもり博士、ロール、ローリィ達を失いながらも更に強化されたマジンカイザーで暗黒大将軍を打倒した。
マジンガーZ/INFINITY
TV版の戦いから10年を経て28歳になった彼が登場。
祖父や父の後を継ぎ、科学者として活躍していたもののDr.ヘルの復活という事態に再び戦場に立つこととなる。
本作ではDr.ヘルが世界征服の野望に至った真意を看破する、足元には撃てないというブレストファイヤーの弱点を利用して襲撃をかけるなど知性的な面を見せる。
アラサーとなったさやかとの恋愛はなかなか進展せず一時期は彼女の悩みの種になっていたものの
全ての戦いが終わった後、求婚し受け入れられる。
更に時を経て愛すべき妻、そして平和な日々の中で産まれた娘と三人で幸せに過ごしていることが示唆される形で物語は幕を閉じた。
グレンダイザーU
本作では光子力研究成果で立ち上げた兜財団を率いるリーダーとしての肩書きを持ち毎回バイクやホテルなど様々なものを即座に購入する羽振りのいい面がある。また、マジンガーZを用いて正義の味方として活躍している。突如現れたベガ星連合軍との戦闘の際にマジンガーZで戦闘をするものの円盤獣の戦闘力に苦戦しながら円盤獣ギルギルを倒したのちに現れた円盤獣にマジンガーZを破壊され、自身もパイルダーごと潰されそうになるもデュークが乗ったグレンダイザーに救われる。その後、デューク・フリードと逢神島での出来事を経て共に行動する。
容姿
基本的に黒髪に後ろに逆立った髪型と尖ったモミアゲが特徴である。
並行世界が舞台の「Zマジンガー」では差別化のために茶髪の今風イケメンに。
私服はマジンガーZでは白い。
スーパーロボット大戦シリーズでは
数多くのスーパーロボット大戦に出演しており、また旧TV版、グレンダイザー版、OVA版、リメイク版と、出演する作品によって、異なるタイプとなっているのも特徴である。
「第2次スーパーロボット大戦」から始まる「旧シリーズ」や「αシリーズ」では、一通り旧TV版で出演しており、年齢もほぼ16歳で固定されている。いずれもある程度の戦闘経験を積んでいる事から、スーパーロボットのパイロット内では先輩格となっている。一方で、携帯機版や単独作品では、OVA版やリメイク版で出演する事が多い。「MX」では、グレンダイザー版の設定になっているが、外見グラフィックは旧TV版の使い回しとなっている(戦闘服は、一応変わっている)。
近年のシリーズ作品である「Zシリーズ」では、第一作目においてのみ、本格的にグレンダイザー版のグラフィックと設定になっている。
『INFINITY』版では本格的に研究者かつ年齢が28歳となっているため、年長者・研究者としての一面が強く打ち出されている。
『30』ではエルと蛍汰のロボット談義にアムロとともにノリノリでついていく場面もある。
いずれの設定においても性格面はほぼ統一化されており、正義感の強い熱血漢として描かれる。また、敵対していた人物が仲間になっても分け隔てようとはしない大らかで人情家な好人物の印象も強い。
ただし、グレンダイザー版の設定だと、年齢が大人になっている為か、思慮深い面や科学者としての側面を見せる事がある。しかし、Zシリーズの第一作目では、中盤に発生する「とあるイベント」等の影響からか、TV版の剣鉄也の様にやや冷たい印象を与える言動を見せる事があった。
その他の作品での兜甲児
Zマジンガー
この世界ではシローや十蔵は登場せず、母の刀子の姓である「兜」を名乗っているという設定。上に姉の兜鉄子、下に妹の兜はがねがいる。
サッカーが得意で運動神経抜群。
友達と一緒に訪れたハイキングで地割れに飲み込まれ、谷底で「Z神」(ゼウス)を発見し彼のパートナーとなる。
バイオレンス・ジャック
バイオレンスジャックでは幼い少年の姿で登場し、盲目の黒人空手家ジム・マジンガの肩に搭乗し彼の目のかわりとなる。
関連イラスト
関連タグ
ダイナミックプロ 永井豪 マジンガーZ マジンガーZ(巨大ロボット)
UFOロボグレンダイザー 宇門大介 グレース・マリア・フリード TFO
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