解説
UFOロボグレンダイザーに登場する空飛ぶ円盤。
マジンガーZの最終回でアメリカに留学した兜甲児が設計、開発した。
そのためUFO、Unidentified(未確認)ではなく…
Test(試験用)
Flying(飛行)
Object(物体)
Tはラテン語のTerra(地球)で地球製を現すとも言われる。
甲児の操縦技術も相まって、ベガ星の円盤と渡り合うくらいの性能を有してはいた。
しかし本来は戦闘用ではなく平和目的で開発されたため、物語開始時点では固定武装を持たなかった。後に単裝ミサイルを機首部に装備したことでミニフォー相手なら充分対抗可能となった。とはいえ円盤獣相手には明らかに能力不足であり、作中では撃墜されることが多かった。長い間奮戦したものの、第27話でついに全損してしまう。
漫画版「グレートマジンガー」
永井豪による漫画版『グレートマジンガー』の終盤で登場している。アメリカから帰ってきた甲児が戦闘獣に襲われた際、外車にカモフラージュした外装を破棄してその場を脱出している。この時は「TFO」の名前は出しておらず、甲児がアメリカで作ったとしか語られていない。
機体説明
全長7.5メートル、重量1.2トン、最高飛行速度はマッハ4。
外見はアダムスキー型と呼ばれるUFOにかなり近い。外装は超合金Z製、動力は光子力を使用している。
最初は非武装だったが、ベガ星連合軍による侵略作戦開始後はグレンダイザーを援護するため、ミサイルと機関砲が装備された。
派生作品
スーパーロボット大戦シリーズ
「UFOロボグレンダイザー」の参戦頻度の割に登場は少なく、スーパーロボット大戦MXとスーパーロボット大戦Zにしか参戦していない。
機体の性能としては、原作を反映して武装が貧弱な上に紙装甲。しかしマジンガーシリーズの女性ロボットの代わりなのか、修理装置や補給装置が搭載されている。
初登場のMXでは機体サイズの補正と運動性の高さにより回避能力が高く、たとえボスを乗せても結構よけてくれた。また初期攻撃力が貧弱なミサイルも改造により化けていく。このため資金をつぎ込めばモビルスーツやメタルアーマーといったリアル系ロボットを遙かに凌ぐ回避能力を見せつつ反撃で敵機を無双するような真似ができた。
さすがに開発側もこれはやり過ぎたと思ったのか、Zシリーズではいろいろと引き下げられていたが。
UFOロボグレンダイザー たとえ我が命つきるとも
単独ゲーム版である本作では、2Dの縦スクロールシューティングゲームの自機として操作することができる。
敵や敵弾との接触でライフゲージが減少していき、無くなるとゲームオーバー。
武器は連射できる小型弾と、火力は高いが弾数制限があるミサイル。ただし最初のステージでは原作準拠のため武装は一切ないため敵を避けるだけである。自機の操作で避ける以外にも一瞬だけ無敵状態になりつつ高速で横移動できる回避ボタンがあるため、縦スクロールシューティングが苦手なプレイヤーでもある程度クリアできる仕様にはなっている。
ロボットガールズZオンライン
『ロボットガールズZオンライン』ではTFOさんとして登場する。
関連項目
兜甲児:開発者にしてメインパイロット。
ダブルスペイザー:TFOで得られた技術を用いて製作された地球製スペイザー。