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マジンカイザー

まじんかいざー

ゲーム「スーパーロボット大戦F完結編」で初登場した”最強のマジンガー”。本記事では機体について記述する。
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概要

マジンカイザーとはマジンガーシリーズのOVA及び、その主役機のスーパーロボットのこと。
『最強のマジンガー』をコンセプトに、他のマジンガーを束ねし存在という事で「カイザー」の名を冠して生み出された。
後述のゴッドマジンガーの反省から、永井豪が最も完成度が高いと自負していたグレートマジンガーを母体としてデザインされた。

誕生経緯

時はまさに世紀末。
元祖スーパーロボットとしての地位を不動のものとし、スーパーロボット大戦の常連となっていたマジンガーZ。作品の看板として大活躍…していなかった。
当時のスパロボはゲームバランスがちゃんと調整されている近年のものと異なり、序盤から仲間入りする機体は後半息切れすることが多々あった。

最序盤から参戦するマジンガーZも例外ではなく、酷いときにはフル改造しても役に立たない場合すらあった。第四次のシナリオ「あしゅら男爵の最期」は今でも語り草である(あしゅら撃墜後、6ターン以内にMAPから全機脱出しないとゲームオーバー。移動力が劣悪なマジンガーであしゅらを倒してしまうと、まず脱出出来ない)。
更にはグレンダイザーデューク・フリード役の富山敬氏の死去によって第4次スーパーロボット大戦以降のフルボイス化の煽りを受けグレンダイザーが参戦できなくなってしまう。

結果、ゲッターロボのように主人公が後継機に乗り換えるという形で新しい機体を出すという運びとなる。「戦力的にマジンガーZじゃ終盤辛いし……」という非常にゲーム的な理由により生み出されたのが当初のマジンカイザーだったのである。

そんな理由のため、新スーパーロボット大戦で既に現在のスパロボでは当たり前である「ゲーム上のパラメータのみの強化」を行っていたこともあり、登場当時は古参ファンから賛否両論を巻き起こした。これを予測していたのか、マジンカイザーがスパロボに登場する際は初登場時のF完の頃からパラメータを強化したマジンガーZとの選択式、またはマジンガーZが残留するという仕様が今に至るまでの伝統となっている。

機体性能

誕生経緯もありその設定は作品によって大幅に異なるが、大別してOVA版とオリジナル版に分けられる。

OVA版とオリジナル版の明確な違いは、「翼の扱い」「3つのモードの有無」。一方で多くの作品でおおむね共通している基本的な設定は「グレートマジンガーをも超越する性能を誇る、究極かつ最強のスーパーロボット」という点である。

マジンガーのウリである装甲は宇宙合金グレンをも超越した「超合金ニューZα」。
OVAでは強奪されたマジンガーzの攻撃を一切受け付けず、グレートマジンガーのブレストバーンの近接照射でも装甲が温まるだけ、はたまた宇宙からの自由落下にさえ無傷で耐えるという鬼畜な強度を発揮、一度も破損していないという超合金ぶりを発揮する。
物理的に破壊するのはほぼ不可能とされ、破損描写はコミカライズ版最終話のカイザーノヴァによる自壊しか存在しない(これを後に終焉の魔神に狙われてしまった説がある)。

主な固定武装は光子力ビーム、ルストトルネード、ターボスマッシャーパンチ、ギガントミサイル、ファイヤーブラスター。その他の武装は出典によって異なる。
最大最強の必殺技である「カイザーノヴァ」はコミカライズ版が初出であり、後にαシリーズにて映像化された。スパロボにおいては、真ゲッターロボの最強技である「ストナーサンシャイン」及び「真シャインスパーク」に比肩するとされる。

OVA版

後述のオリジナル版からリデザインされ、金色の意匠や手足の色の変更が行われた。
OVA版では上記の武装の他に肩から取り出す二本のカイザーブレード、そして必殺剣ファイナルカイザーブレードが存在する。

翼は後付け式であり、「カイザースクランダー」と合体することで初めて飛行可能になる。

スパロボにおいては第2次スーパーロボット大戦αから弓弦之助が改造を加えたという形でデザインのみOVA版に変更される。
翼や一部の武装を喪失(グレート同様の弱点を克服するための代償と言える)したが、続く第3次スーパーロボット大戦α兜剣造がカイザースクランダーを新造し飛行能力が復活した。

その後は完全にOVA版準拠で凱旋し、GC(及びリメイクのXO)、J、Wなどに参戦している。
オリジナル版同様、真ゲッターと同等の存在として扱われる事が多い。

オリジナル版

スーパーロボット大戦F完結編スーパーロボット大戦α外伝までの初出時の姿。
ただしオリジナル版の名義が与えられたのはスーパーロボット大戦Xにおいて復活参戦してからである。
その誕生経緯からやはり真ゲッターと同等の存在として扱われる事が多い。
また、悪のマジンガーに対するカウンターとしての側面がクローズアップされている。

後のOVA版と異なりスクランダーは収納式で、作品によってはグレート同様の弱点が存在することもある。やはり真ゲッターと対等で同等の速度を叩き出せるという。

オリジナル版最大の特徴は「魔」、「神」、「Z」の3つのモードが存在する点である。
「Z」モードが通常の運用。「魔」モードは事実上の暴走状態であり、悪のマジンガーを感知した際に自律起動して排除に向かうとされる。このためオリジナル版のカイザーパイルダーは魔神皇帝を制御するための安全装置でもある。最後の「神」モードはというと、具体的な描写がほとんど無い謎のモード。マジンパワーの一種と言われているが詳細不明。そのため、カイザーの全貌は初登場から20年以上経った現在もなお謎が多く、強さの底も知れない

武装には翼を切り離してぶつける「スクランダーブーメラン(ジェットブーメラン)」、体当たりの「ダイナマイトタックル」、カイザーナックル等がある。また、肩の剣は当初は「ショルダースライサー」という名称であった。
ただし、ゲームという都合上作品によって武装は度々変化する(上記の固定武装も省略される場合あり)。
設定に至っては武装以上にバラバラである

F完結編
「マジンガーZにゲッター線を浴びせて変異、進化させた」存在。
この頃は東映版マジンガーZの延長線上の存在であったこともあり、テーマ曲であるマジンカイザーはなかった。

αシリーズ
「事故で大破したマジンガーZのプロトタイプが自己修復と自己進化を行った」存在。動力炉の暴走事故が原因で光子力研究所の第7格納庫に封印されていた。建造当初はパイルダーが無く、αシリーズのパイルダーは暴走を懸念した弓教授らがあとから造ったもの。カイザーが原因の地震も観測されており、パイルダー・オンで兜甲児の制御下に入るまでは「皇帝」と呼ばれ禁断の存在となっていた。
作中では量産型グレートの群れが研究所に迫った際、自らの意志で起動。直後にパイルダー・オンに成功し、正義の魔神「マジンカイザー」として戦列に加わった。

カイザー自身が魂を持つらしく、その意志は兜十蔵博士が与えた使命「悪のマジンガーを倒すこと」の他に「ヒトの心が他者によって変貌させられることを絶対に許さない」という方向性を持っている。そのため人類補完計画にはゲッター線などと共に明確な敵意を露わにし、悪のマジンガーは関係ないにも関わらずカイザー自身の意志で阻止行動を取っている(暴走したわけではなく、甲児の制御は受け付けている)。
なお、この魂の正体は不明。冬月曰わく、「ヒトの魂を持った魔神」「兜博士がどのような手段で機械に魂を宿らせたのかはわからない」。その強大さ故に敵に奪われることもしばしばあるが、カイザー自身は自身が悪用されることは望んでいないようである。

ゲームシステム上では、「α外伝」までは基本性能及びHP回復の存在が売りとなり(強化型マジンガーZは燃費の良さがメリット)、「第2次α」以降はカイザーの方が火力や性能で上回るが、マジンガーZは合体攻撃が出せるというメリットがある(DC版「α」ではカイザーも合体攻撃ができ、強化型では出せない技がある)という差別化がされている。カイザースクランダー登場まではマジンガーZは空が飛べるという点もポイント。

スーパーロボット大戦X
詳細不明。描写からαシリーズのマジンカイザーでは?と推測されることもあるが、明言はされていない(図鑑の内容はαの設定になっている)。
戦闘デモなどを見る限り、再登場以前とは比べものにならないほど強化された疑惑あり。
確かな事は、最大最凶の闇のマジンガーを討滅すべく可能性の彼方より舞い戻ったことである。

ゲームシステム上は基本性能はカイザーが上、最大火力はカイザーノヴァ追加まではマジンガーZが上(カイザーは継戦能力が勝る)。ただしシークレットシナリオで魔神双皇撃を早期に追加した場合は火力でもカイザーが上になる。なお、条件を満たすと入手できるマジンガーZEROには性能面でやや劣るが、燃費と合体攻撃の存在が売りになる。

VSマジンガーZERO

もう一つの「最強のマジンガー」たる終焉の魔神とは、存在そのものが互いにカウンターと呼んで良い関係といえる。

  • 「悪に堕ちたマジンガーたるZERO」と「悪のマジンガーを討つマジンガーたるカイザー」
  • 「原点たるマジンガーZから生まれたZERO」と「可能性の光から生まれたカイザー」
  • 「原点のみを唯一至上とする終焉の魔神」と「可能性の光と共に歩む始まりの魔神皇帝」
  • 「マジンガーZを復古させたZERO」と「新たなマジンガーの原点となったカイザー」
  • 「回帰を謳いながら原点から離れる終焉の魔神」と「可能性の光から生まれ原点へと至る魔神皇帝」
  • 「自ら際限なく暴走する終焉の魔神」と「人の頭脳に自らを委ねる魔神皇帝」
  • 「人の心を持たないマッドサイエンティストの兜十蔵が作ったZERO」と「孫や世界を愛した心優しき科学者の兜十蔵が作ったカイザー」
探せば他にもまだあると思われる(特にF完結編のマジンカイザーはZEROが否定すれば自己否定にもつながりかねないし、‪α‬のマジンカイザーはそれすら否定するとマジンガーの誕生の可能性が閉ざされるというオリジナルの中でも特に特殊な位置にある)。中にはネタ気味に「マジンガーZが大好きなZERO」と「兜甲児が大好きなカイザー」とか言っている人も。

そしてスパロボXでは遂に両者の直接対決が実現。
真マジンガーZEROVS暗黒大将軍」での描写から、長らく「マジンカイザーではZEROが因果律兵器で因果を探り当てると負けてしまうのではないか?」という考察がなされていたが、今回のカイザーはZEROが因果律兵器で紡ぎ出してきたOVA版ではなくオリジナル版
すなわち、ZEROの天敵とも言える「可能性の光から生まれたマジンガー」である。
グレートマジンカイザーがZEROに敗れたにも関わらずエンペラーGが2度目の直接対決となっても一蹴されないのは、カイザー同様に可能性の光から生まれたマジンガーであるからだろう。

更には、今回のカイザーはカイザーノヴァの発動時に7つのチャクラを模した光を発現させ、ZEROのファイナルブレストノヴァに酷似した空間を展開している。
もしこれが「魔神パワー」であるのならば、カイザーはZEROと同じ領域に達していることになる(これまでのオリジナル版カイザーの遍歴を見てもZERO同様の「自己進化」「自らの意志」と言った要素がある)。

「悪のマジンガーを討つマジンガー」と「最強にして最凶のマジンガー」、その史上最大の戦いはまだ始まったばかりである。

登場作品

マジンカイザー(OVA)/マジンカイザー死闘!暗黒大将軍
該当記事参照。

マジンカイザー(津島直人版)
OVA版のコミカライズ。一部展開が異なっている。
ちなみにZEROが因果律兵器で紡いできたため少なくともこの世界のカイザーではZEROには勝てない。

マジンカイザー(丸山功一版)
漫画版最終回から分岐したパラレルワールド的作品。Dr.ヘル駆るデビルマジンガーが登場。

マジンカイザー対真ゲッターロボ
こちらは東映まんがまつり的世界観の作品。「グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣」より後の時期とおもわれる。

マジンカイザー 新魔神伝説
兜十蔵やDr.地獄(ヘル)、あしゅら男爵などに新解釈が加えられており、本作の設定の一部は真マジンガー衝撃!Z編に受け継がれる。

マジンカイザー(ラジオドラマ)
該当記事参照。

テーマ曲


関連イラスト

皇帝な魔神
OVA版


こいつはお返しだぜ!ファイヤーブラスターーー!!




余談

グレンダイザーとの関係

「最強のマジンガー」というコンセプトがグレンダイザーと重なっているため、スパロボ等では意図的に競演させていないという俗説が流れているが、寺田プロデューサーによると実際は偶然とのこと(スーパーロボット大戦Zでは、ルビーナの没セリフでマジンカイザーの武装のものがあったほか、甲児の知らないマジンガーとして存在が示唆されていた)。
後にスーパーロボット大戦X-Ωで遂にグレンダイザーとも共演し、OVAの衣装の兜甲児弓さやかも登場した。

カイザーの源流

そもそもの源流はグレートマジンガーの続編として企画されていたゴッドマジンガー』(石像じゃないよ!)であった。
そのゴッドマジンガーでは、『グレートマジンガーが弁慶の立ち往生の如き最期を遂げるという犠牲を経て生み出された、究極のマジンガー』というブロットが組まれており、動力源はなんと某最強不動明王ロボに先駆けての反陽子エネルギーが採用されていた。しかし、グレートマジンガーの玩具展開の不振と、空飛ぶ円盤ブームがゴッドマジンガーが世に出ることを許さなかった。

結果、「ゴッドマジンガー」は主役機のデザイン、物語の基本ブロットまで出来上がっていたのにも関わらずお蔵入りとなってしまった。グレートマジンガーの後番組はかのUFOロボグレンダイザーが担うこととなり、永井豪はスポンサー主導で作られたグレンダイザーに不満があったという。一説によれば、頓挫の一因には主役機のゴッドマジンガーの旧来のマジンガーとはかけ離れたデザインに玩具メーカーが難色を示したからともされる。小説スーパーロボット大戦では、ゴッドマジンガーのデザインにマジンカイザーがベースとして使われている。

その他のマジンカイザー

現在では「マジンガーZから生まれた可能性の光」たるマジンカイザーとは別に「マジンカイザーから生まれた可能性の光」も現れ始めている。

グレートマジンカイザー

真マジンガーZEROVS暗黒大将軍において登場したグレートマジンガー版カイザー。
で、あったが…。
本作は元祖マジンガーZのファン向けなためか、マジンカイザーそのものは兜甲児のフラッシュバックにおいて非常に小さい一コマしか登場していない。
本作の存在により、スパロボXで再登場するまではマジンカイザーの「悪のマジンガーに対するカウンター」の地位は大きく揺らぐことになる。

マジンカイザーSKL

詳細は該当記事を参照。兜甲児の乗らないマジンガー。
危険なと共に、「戦いたいから戦い、潰したいから潰す」闘争本能の『地獄』。

マジンカイザー刃皇

鎧武者のような姿をした新たなるマジンカイザー。

マジンカイザーライガ

獣神ライガーモチーフと思われる新たなるマジンカイザー。

関連タグ

マジンガーZ
グレートマジンガー
グレンダイザー
マジンカイザーSKL
グレートマジンカイザー
ゴッドマジンガー

マジンエンペラーG‥‥同じくスーパーロボット大戦オリジナルのマジンガーである。
マジンガーZERO‥‥宿敵

永井豪 石川賢

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