概要
『スーパーロボット大戦』の合体攻撃があるシリーズ作品で、マジンガーZ、グレートマジンガー、グレンダイザー、ゲッターロボなどダイナミックプロのスーパーロボットによる合体攻撃である。
初出は『スーパーロボット大戦64』。この際は並んで極太なビームを放つだけだったが、シリーズを重ねるごとにメンバーや使用する技が変わる見栄えの良い技となっていて、スパロボの合体攻撃を代表する合体攻撃になっている。
シリーズ作品によってロボットの組み合わせや数も違う場合があるが、同時参戦していないため、グレンダイザーとマジンカイザーの組み合わせは無い。
また、乗り換え前提の機体、マジンガーZとマジンカイザーの組み合わせも無い。
ゲッターロボ同士は、乗り換え前提の機体で、参戦作品が基本的にTVアニメシリーズ(原作漫画版)、OVA版の中から1作品のみなので、初代ゲッターロボ、ゲッターロボG、真ゲッターロボ、ネオゲッターロボ、新ゲッターロボ同士の組み合わせも無い。
それとブラックゲッターと真ドラゴン(チェンジ版)も含まれない。
また、同じダイナミックプロのスーパーロボットでスパロボに参戦している真マジンガー、マジンカイザーSKL、マジンエンペラーG、マジンガーZ(INFINITY版)、鋼鉄ジーグ、鋼鉄神ジーグ、神ゲッターロボ、真ゲッタードラゴン、ゲッターロボ號(原作漫画版)、ゲッターロボ牌、ゲッターノワールおよびゲッターノワール・G、ゲッターロボアークも現時点(2022年5月)では含まれてはいない(INFINITY版は東映版だから使ってるだろと言われたらそれまでだが…)。
ちなみに、真マジンガーとマジンカイザーSKLは『BX』で共演したが合体攻撃名は「ダイナミックコンビネーション」、同じく、マジンエンペラーGは『X』でマジンカイザーと共演したが合体攻撃名は「魔神双皇撃」となっており含ませていない。
ただし、マジンガーZEROとゲッターエンペラーは、後述では使用しているが、プレイユニットとしては使用は出来ないので、どちらにするのか判断が難しい。
あと、永井豪作品ではあるがサンライズ作品である獣神ライガーも含ませていない。
以上のことから、基本マジンガーとゲッターの組み合わせでのみこの名称が使われる模様。
また、2009年発売の『スーパーロボット大戦NEO』で採用されたのが最後で2022年時点で10年以上採用されていない。
ちなみに『ロボットガールズZ』では最終決戦にて「ロボットガールズファイナル漫画祭りアタック」が放たれる。
ダイナミック以外の東映ロボット作品も勢揃いして放つだけあり人数が最も多く、BGMはささきいさおの「いざ行け!ロボット軍団」、効果音も本物を使用など非常に豪華だった。それぞれの技が原典相応の威力ならば、並の戦闘獣やメカザウルスなど一瞬で塵と化す威力だったと思われるが、暗黒大将軍子に鼻くそで跳ね返された。
組み合わせのパターン
- ①:マジンガーZ+グレートマジンガー+グレンダイザー+真ゲッターロボ
記念すべき初めてのファイナルダイナミックスペシャルの布陣。真ゲッターロボは『原作漫画版』とOVA版『真ゲッターロボ~世界最後の日』がある。
『AP』のアニメーションは『MX』をベースにしつつ真ゲッターのゲッタービームで締めるようにアレンジされている。
- ②:マジンガーZ+グレートマジンガー+グレンダイザー+ゲッタードラゴン
TV版のシリーズが勢揃いした場合のパターン。トドメ役は設定上破壊力が最も高いゲッタードラゴンが務める事が多い(もしくは原点である劇場版でドラゴノザウルスにトドメを刺したのがゲッタードラゴンのシャインスパークだったからかもしれない)。
『MX』では反重力ストーム、ダブルバーニングファイヤーで攻撃しシャインスパークを叩き込む演出となっている。また、発動時のカットインは兜甲児のパイロットスーツによって微妙に変わる。
ちなみに、スキル次第でシャッフル同盟拳と同時援護する、9体(風雲再起も含めれば10体)による夢の共演、通称「ファイナルシャッフルダイナミック同盟拳スペシャル」もできる。
『Z』では、対空と対地で演出が異なるが、エネルギーを使い果たしたゲッタードラゴンが抱えられる演出を取り入れたり、各々が必殺技を叩き込む文字通りの最終奥義と化している。
使用時のBGMはMX・Z共に「決戦!大海獣」の主題歌である「いざ行け!ロボット軍団」となっている。
- ③:マジンガーZ+グレートマジンガー+ゲッタードラゴン
②と同じく、全てTV版(αシリーズはマジンカイザーも真ゲッターも参戦しているが、登場後も残留するZとドラゴンとの差別化のため両者では使用できなくなっている)
- ④:マジンガーZ+グレートマジンガー+真ゲッターロボ
(登場)『R』
①からグレンダイザーが居ない場合のパターンで、真ゲッターロボは『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』。
- ⑤:マジンガーZ+グレートマジンガー+新ゲッターロボ
(登場)『NEO』
④がOVA『新ゲッターロボ』に変わったパターン。
- ⑥:マジンカイザー+グレートマジンガー+真ゲッターロボ
マジンカイザーとグレートマジンガーがTV版(スパロボオリジナル)とOVA版『マジンカイザー』または『マジンカイザー死闘!暗黒大将軍』のパターンがある。
『W』ではトドメ演出に3機でスクラムを組む。
- ⑦:マジンカイザー+真ゲッターロボ
(登場)『GC』
⑥と同様だがグレートはハブ。「グレート用なしかよっ!!」
『GC』の移植版(実質リメイク)である『XO』では「ダイナミックスペシャル」という技に格下げされた。
『W』では組み合わせは同じで「ダイナミック・ダブルインパクト」という別の合体攻撃になっている。
余談だが『64』にはマジンガーZとゲッター1による「ツインビーム」という合体攻撃があり、「ダイナミックスペシャル」と「ダイナミック・ダブルインパクト」はこれの強化版と言える。
この技の対がグレートとダイザーの合体攻撃「ダブルライトニングバスター」である
- ⑧:マジンガーZERO+ゲッターエンペラー
(登場)『V』
過去最大にして最強のファイナルダイナミックスペシャルである。現在のところデモではなく一枚絵ではあるものの、因果もへったくれもなく「神」である闇の帝王の心をへし折るとんでもない合体攻撃である、おそらく歴代のスパロボの中でも最強の合体攻撃といえる。人によっては「真ファイナルダイナミックスペシャル」と呼ぶ
ちなみに『V』に登場したゲッターエンペラーはOVA『世界最後の日』基準であるため、厳密にいえばゲットマシンであるエンペラーイーグル号である(ロボット形態のゲッターエンペラー1がアニメで初登場したのは『ゲッターロボアーク』となる)。
↑そのシーンにかなり近いイラスト
↑『Ⅴ』で使用可能なマジンガー&ゲッター(マジンガーZERO+マジンエンペラーG+真ゲッター1)でやってみた想像イラスト
番外その1:ボスボロット
(登場)αシリーズなど
一部作品であからさまに本必殺技をイメージした「ボロットダイナミックスペシャル」が使用可能。合体技ではなく単独技でボロットの性能の低さと必要気力から使い勝手は悪いが、威力は高く、使いどころが無いわけではない。だがアニメーションが本家以上に凝っている事もあり、一見の価値はある。(一回見たら十分な作品も多いが)
番外その2:ダイナミックコンビネーション
(登場)『BX』
真マジンガー版マジンガーZとマジンカイザーSKLのタッグによるオリジナル合体攻撃。
ビッグバンパンチに変形したZの上にSKLが飛び乗り敵に向けて突撃。ビッグバンパンチでぶち抜いた敵を更にSKLがトールハンマーブレイカーで追撃して吹き飛す。更にZの光子力ビームとSKLのインフェルノブラスターで挟撃してトドメを刺し、兜甲児、海動剣、真上遼の三人が「俺達が、地獄だっ!!」と決め台詞を放って締める正に地獄の如き合体攻撃。
番外その3:ダイナミックコンビネーション
(登場)『X-Ω』
上記と同名であるが、こちらはマジンガーZEROとマジンエンペラーGによる光子力ビームとサンダーボルトブレイカーを同時撃ちした後ZEROは高速戦闘、エンペラーGはエンペラーソードによる乱舞を行った後最高出力のブレストファイアーとグレートブラスターの同時発射でトドメを刺し、剣鉄也「たとえ神でも、悪魔でも」兜甲児「俺たちを止めることはできない!」と言い放って占める
番外その4:魔神双皇撃
(登場)『X』
マジンカイザー(オリジナル)とマジンエンペラーGによるオリジナル合体攻撃。
カイザーとエンペラーGが光子力エネルギーを最大限にまで高めて光子力ビームとサンダーボルトブレイカー同時に放ちトドメを刺し、兜甲児「これがカイザーとエンペラー…!」剣鉄也「二大魔神皇帝の力だ!」と言って締める。
なお、本技名はダイナミックプロによる命名である、そのためか「ダイナミック」や「スペシャル」が使われていない。
その5:ダイナミック・フォトン・フォーメーション
(登場)『DD』
マジンカイザーとマジンエンペラーGとアフロダイAの合体攻撃。
アフロダイの光子力ミサイル、エンペラーGのグレートブラスターとカイザーのファイヤーブラスターの同時に放つ『W』や『Z』のダブルバーニングファイヤーのような演出がされている、そこからアフロダイがOVA版の超ド級サイズのグレートブースターに飛び乗り、エンペラーGがダブルエンペラーブレード、カイザーのカイザーブレードを構え、三機が高速で突撃しカイザーとエンペラーGが斬り裂き、トドメをアフロダイのグレートブースターで刺す。
なお、最初の名称は「フォトン・フォース・フォーメーション」だったが、ダイナミック企画から「ダイナミックの名前を使っていいですよ」と言われて「ダイナミック・フォトン・フォーメーション」になった。
番外その6:ストナーサンシャインスパーク
(登場)『A』、『AP』
真ゲッターロボとゲッタードラゴンのタッグによる合体攻撃。
ドラゴンと真ゲッターによる連携攻撃&連続攻撃の後にストナーサンシャインをドラゴンに撃ち、それをシャインスパークのようにして敵に放つ。
マジンガー系列と違い「ダイナミック」や「スペシャル」などの技名にはなっていない。
番外その7:マジンガーZ+グレートマジンガー+グレンダイザー+ゲッター1
『T』や『30』の前史におけるベガ星連合軍との戦いにはこの組み合わせが揃っていた為使用したのではないかと噂されている。
ゲッターがゲッター1だがOVAの『世界最後の日版』の為か破壊力は『α』、『R』、『NEO』版に劣らないと思われる。