概要
2012年9月13日より配信が開始された、スパロボシリーズ初のソーシャルゲーム。2015年現在、唯一展開されている非キャラクターボイス制のスパロボである。
ソーシャルゲームという形式を活かし、大規模なアップデートの際に過去に二度参戦作品が追加されており、2015年1月現在、49作品が参戦。
キャラクターと機体のグラフィックは過去のスパロボシリーズより流用されているが、中には本作が初出のキャラクターや機体も存在している(『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』のEVA仮設5号機や『鉄のラインバレル』の大場真来梓とその乗機のラヴバレル等)。中でも『鉄のラインバレル』からは『UX』で再現された原作シナリオ以降に登場する機体が、ラヴバレルをはじめ、複数登場している。
ソーシャルゲームという形式上、シナリオのテキストの文章量こそソフト媒体でのシリーズと比較すると少なめではあるが、シナリオ展開やクロスオーバーも他シリーズに劣らないボリュームで用意されており、他シリーズで今まで見られなかった驚愕の展開も少なくない。
世界観はZシリーズに近く、複数の平行世界、そしてそれらの世界が集約した新たな世界を舞台とした戦いが描かれる。
2015年1月より、新章が開始。同年1月からは期間限定で配信される「スポット参戦枠」が設けられた。
正式タイトルはスーパーロボット大戦CardChronicleだが、CardChronicleをCCと
省略した物が多く使用されている。
本流じゃ決してありえないクロスオーバー
本作の大きな特色の一つとして、Zシリーズとは大きく異なった多元世界観を利用したシナリオが挙げられる。例として、Zシリーズにおいては『スーパーロボット大戦Z』においては昭和版のマジンガーシリーズとゲッターロボ、TV版エウレカセブンが参戦し、『第2次スーパーロボット大戦Z』では平成版のマジンガーとゲッター、劇場版エウレカセブンが参戦しており、これらの作品のキャラクター達はそれぞれ「平行世界の同一人物」という設定で扱われていたが、『Z』と『第2次Z』の世界が融合した『第3次スーパーロボット大戦Z』では、『第2次Z』に登場したマジンガーとゲッターだけが世界に残る結果(エウレカセブンは第3次Zには不参戦)となった。これに対し、CCにおいてはSRWシリーズ史上初めて登場キャラクターは共通しているが世界観が異なるマジンガーシリーズとゲッターシリーズが同時参戦しており、「平行世界に存在する同一人物」という設定も存分に活かされ、「二人の兜甲児と流竜馬の共演」「平行世界の同一人物同士の共闘」という、これまでのスパロボシリーズでは有り得なかったまさに夢のような驚愕のクロスオーバーが実現している。
本作で初めて自軍に参入したキャラクターも数多く、上記の通り『時獄篇』に先駆けての参戦となったマリやシリーズ初登場の真来梓、過去作で和解・共闘展開こそ描かれたものの自軍入りは無かったハイネルや同様にスポット参戦止まりだったザビーネやカムジン、更に『スーパーロボット大戦UX』では原作通り不遇な扱いだったデカルトも生存し、原作(およびUX)では完全な憎まれ役だった朗利と金本も改心し、それぞれ自軍に参戦する等、意外なキャラクター達が数多く仲間になる。
ネオ・ジオン総帥としてのシャアやギュネイ、クェスも『スーパーロボット大戦D』以来となる自軍参入を果たしている。
ストーリー
幾つもの平行世界で勃発する戦乱。そしてその裏で暗躍する、謎の機械生命体・クレディオ。引き起こされる世界の融合、次々と巻き起こる新たな戦乱。混沌の世界の中で、人々の希望として戦い続ける、鋼の魂を持つ英雄達がいた。彼らの名は、カイルス―――。
参戦作品
★マークはシリーズ初参戦作品
サービス開始時より参戦
2013年2月1日より参戦
2013年9月1日より参戦
劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
スポット参戦
★キャプテン・アース(2015年7月から)
関連タグ
スーパーロボット大戦X-Ω こちらはスマホアプリのスパロボ。