CV:目黒裕一(現・目黒光祐)
概要
ブリタイ艦隊に所属するゼントラーディの指揮官。カムジン艦の艦長として部隊の指揮を執るが、自らグラージ及びヌージャデル・ガーを駆って出撃することも多い。
記事題名はTV版での名称であり、劇場版では『カムジン03350』と呼ばれ容姿も異なる。
パイロットとしての腕前は、ミリア・ファリーナには及ばないもののエース級だが、非常に気性が荒く乱暴な性格で、戦い方も強引かつ型破りな荒くれ者。
その無茶な戦い振りは味方を混乱させたりフレンドリーファイヤーすらやらかしたこともあったため、『味方殺しのカムジン』の異名で知られ、多くの同胞から恐れられるか忌み嫌われている。
一方で、面倒見のいい兄貴分のような性格の持ち主でもあったため、同じ様な荒くれ揃いの直属の部下には慕われている。
上官の命令に従わないことでも有名であり、命令を無視するなど日常茶飯事であったが、司令官のブリタイ・クリダニクだけは例外的に一目置いており、『親父』と呼んで慕っている。
TV版での活躍
最初の名有りの強敵として登場。
マクロスとの戦闘でも異名に違わぬ型破りな戦術の数々で攻撃を仕掛け、正攻法一辺倒だったそれまでのゼントラーディ部隊とは格の違う強敵振りを見せ付けた。
個人戦では主に一条輝と交戦し、一時はそのライバル的ポジションに着いたこともあるが、徐々に実力を増す彼に押され次第に歯が立たなくなっていく。
最終決戦では人類との和平に反発し、ブリタイ艦隊を見捨て本隊への合流を企図するも、既にブリタイ艦隊そのものを問答無用で粛清する方針を固めたボドルザーの決定の前には無意味であることをブリタイに諭され、更にリン・ミンメイの歌に他のゼントラーディ兵士同様感化されたこともあり、グラージを駆って人類側に立ち奮戦した。
戦後は統合政府の支配体制に組み込まれるものの、その好戦的で気性の荒い性格故か平和に馴染むことが出来ず、本人なりに文化を理解し楽しむことはしていたが、それでも闘争本能を抑えることが出来なかった。
結果、恋仲になっていたラプ・ラミズと共謀してゼントラーディの砲艦を奪い、同様に平和に馴染めず統合政府に不満を抱いていた帰化ゼントラーディ人たちを扇動してクーデターを起こす。
しかし、敗れて最期はラプ・ラミズと共にマクロスに特攻し、死亡した。
後の世では戦後の平和を乱した大罪人として名高い一方、一部のゼントラーディ人の間では英雄的存在として扱われている。
劇場版での活躍
ヌージャデル・ガーを駆る一介の兵士的扱いに過ぎず、TV版ほどの活躍は見せない。
一応ロイ・フォッカーと相討ちになるという功績は上げているものの、個性も抑えられており端役感は否めない。
外部出演
スーパーロボット大戦シリーズ
『スーパーロボット大戦α』では劇場版の設定であるが、TV版の性格がミックスされている形で登場。TV版も参戦した事により、劇場版の姿でグラージに乗る。なお、TV版と劇場版の原作とは違い、最後まで生存している。
『スーパーロボット大戦Card Chronicle』においても、劇場版の姿でグラージに乗って登場する。