曖昧さ回避
本項では1. について解説する。
概要
シャインスパークは、ゲッターロボGの形態の一つにして作品の看板であるゲッタードラゴンの必殺技、さらに言うなれば最後の秘密兵器である。
ただしエネルギーのほぼ全てを消費するため、使えるのは1度の戦闘で1回だけの必殺技となる。
詳しくは後述するが、あくまで身にまとったエネルギーだけをぶつけているのであり、決して体当たりや特攻をしかけているわけではない。この点はなにかと誤解されがち。
詳細な設定
ヒドラー元帥操るメカ要塞鬼により敗北したのち、早乙女研究所の地下研究施設でゲットマシンを改造して搭載された。異説として、竜馬達の練度上昇を確認した早乙女博士が最終機能を開放したという説がある。
パイロットである流竜馬・神隼人・車弁慶の三人が、竜馬の「ゲッターシャイン!」の掛け声でコックピットにあるペダルをほぼ同時に踏むことで発動する。10分の1秒でもズレると技が発動しないままエネルギーを使い果たしてしまうために、この一連の流れを「3つの心を1つにする」と表現することが多い。とはいえ、劇中では失敗しても平気だった。初使用の時には、隼人が足を怪我しており中々タイミングが合わず、何度も失敗してしまった。
ペダルを踏むのに成功した後は、ゲッタードラゴンがものすごい量のゲッター線エネルギーに包まれ発光し、そのエネルギーを纏ったまま敵に向かって加速。ある程度接近したらゲッタードラゴンのみエネルギーから離脱し、加速したエネルギーの塊が敵にぶつかり大爆発を起こす。
その威力は百鬼帝国の本拠地たる科学要塞島を一撃で爆砕し、仮にも後継機の必殺技であるストナーサンシャインを真ゲッター諸共粉砕した事すらあったほどである。そのことから、現在ではストナーサンシャインを超えるゲッターロボ全体の最終兵器として扱われている。
発動時の「ゲッターシャイン」によりエネルギーが強力な光となってゲッタードラゴンを包むため、直撃する前から敵が光を直視して苦しんでいる事が多い。逆に、太陽などの発光体をバックに発動して、発光体から離脱したゲッタードラゴンに意識を向かせつつエネルギーをぶつける応用技がある。
類似する技
類似するものに真・ゲッター1と本機の上位機である真ゲッタードラゴンの真・シャインスパークという技が存在する。
こちらも技の内容はほとんど同じだが、威力はゲッタードラゴンとは比べ物にならない桁違いな破壊力を誇り、真ゲッターロボが原作漫画版名義で参戦した場合における最強の必殺技の座を得た。ちなみに演出はどう見ても特攻だが、敵内部から飛び出てくる。
真・ゲッター1の物理法則を無視した機動も相まって、強く見える。
しかしながら、この技はスーパーロボット大戦で取り入れられたという一面もあり、本編劇中では類似する攻撃はあってもなにかしらの技であるかについては明示されていない。なお、石川賢氏は真シャインスパークは真ゲッタードラゴンの技と想定していたという。
OVA『真・ゲッターロボ世界最後の日』では、真ドラゴンが真ゲッターロボの炉心のエネルギーを使用することで使っている。
作中では真ドラゴンがゲッタードラゴンの集合体ならば、早乙女博士がシャインスパークを使えるようにしているはずだという竜馬達の判断により、ダメ元で使ってみた……ように見えるが、竜馬にシャインスパークだと一言も触れられずに「分かってるな?」と言われた號がシャインスパークが仕様として使えるかをすっ飛ばして「(ファイナルゲッタートマホークの反動で)真ドラゴンの炉心が不調(のため真ドラゴン単独ではシャインスパークを使えない)」と答えている事から、號は真ドラゴンがシャインスパークを使える事を知っていた模様。
なお、作中で真ゲッターロボを炉心代わりにしたのはあくまで真ドラゴンの炉心の不調による緊急措置だったことから、スーパーロボット大戦Dでは真ドラゴン単独でシャインスパークを使えるようになっている。そのスパロボDでは敵のゲッタードラゴンも気力が溜まればシャインスパークを使ってくる。AI操作なのでペダルを踏むタイミングは完璧ということだろうか(第2次Zでは使えないようになっている)。
第2次スーパーロボット大戦Z以降は、原作で真ゲッターの炉心を代用したところから、真ゲッターと真ドラゴンの合体攻撃として扱われている。
スーパーロボット大戦T及び、スーパーロボット大戦30に参戦した本機の上位機種真ゲッタードラゴンも同名義の技を持つが、こちらは素直にゲッタードラゴンのシャインスパークの流れを汲む演出になっている。ゲッターG系統の真ゲッタードラゴンのそれこそ、正統な真・シャインスパークといえる。
スーパーロボット大戦Aでは、ストナーサンシャインをドラゴンにぶつけ、シャインスパークの要領で敵にかます『ストナーサンシャインスパーク』という合体攻撃がある。
ドラゴンが単独操縦になった後にはシャインスパークは使えなくなるのだが、GBA版では真ゲッターに改造が引き継がれないため、シャインスパークと他形態の武装の改造資金が無駄になってしまう罠がある(PSP版では全武装一括で威力が上がることと、真ゲッターにその改造を引き継ぐため無駄にはならない)。
ゲッターロボアーク(アニメ版)では、コーメイ隊との決戦にてゲッターアークが黄金色のエネルギーで機体を包んで体当りするというシャインスパークに類似した技を使い、マクドナルドが駆るウザーラを粉砕した。
最終話にてバグに対して使用した際に、ゲッターシャインの掛け声で機体をエネルギーで包み「アークシャインボンバー」という技名を披露したことで、公式にシャインスパークの系譜の技だと明かされた。
尚、最終話公開前のスパロボDDへの参戦告知動画にて、本編に先駆けて技名を披露している。
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余談
この技のインパクトは大きく、UFOロボグレンダイザーの映画である決戦!大海獣では、公開当時にTV放映中の現役ヒーローであるはずのグレンダイザーを差し置いて、既に番組終了済みのゲッタードラゴンが敵へのとどめ役を勤めていた他、はるか後年の2008年。現代でお馴染みとなったテレビ朝日の日曜の朝で、シリーズ中で現在に至るまで最後となった二年連続で主役を勤めた彼女の二年目における必殺技はシャインスパークのオマージュである。更に二年後の2010年のテレビ朝日の日曜の朝に、彼女が登場したときには必然的にこうなった。