概要
桜多吾作による漫画版『グレートマジンガー(冒険王版)』で新住日重工が裏ルートからグレートマジンガーの設計図を入手し、作られた量産機。スクランブルダッシュが付いていないため空は飛べないが、火力や馬力は本物と変わらない。しかし所詮は無人機であり、本物のグレートが発射したサンダーブレークで操作系統を破壊されてしまう。
科学要塞研究所に拿捕された後、量産型と区別するためボスがオリジナルのグレートマジンガーの腰部に元祖と書いた。
最後は戦闘獣相手に消耗品として使い潰された末、残った機体も日本海溝に投棄される。
スパロボでは
設定が便利（というか左右反転しただけでグラフィックを使い回せる）なため、漫画版が参戦していない『スーパーロボット大戦シリーズ』においても「強い雑魚敵」としてよく出てくる。原作同様に鹵獲して味方機として条件次第で使えることも多く、その場合マジンガー系のパイロットを乗り換えさせることが出来る。合体攻撃にも参加できるため、マジンガー系の火力と手数を増やすことができる。
さすがに版権には東映版『グレートマジンガー』が必要だからか、『マジンカイザー』や『INFINITY』の単独参戦の場合は未登場となる。
『スーパーロボット大戦α』では新住日重工がミケーネに買収されるという情けない理由で生産されたことになった。グレートマジンガーのグラフィックを使いまわしている為、スクランブルダッシュがある（αのグラフィックを使い回している『IMPACT』でも同じ）。
・・・しかし、こいつらが光子力研究所を襲撃したせいで悪のマジンガーを許さぬ皇帝が目覚めてしまった。
ちなみに新住日重工の存在が明かされたのはスパロボでは『α』のみである。以降のシリーズには登場しなかった。
『64』では完全平和ルートに進んだ場合に入手できる。それ以外に特に条件はない。初登場でありながら何気に本家グレートと別のグラフィックが用意されていて、『A』『R』に流用された。『リンクバトラー』ではクリア後に入手できる。
『A』では、科学要塞研究所を襲撃した地獄大元帥が保管してあった設計図を盗んだことにより地底城での決戦の際に完成、出撃している。
このときに鉄也の撃墜数がある程度あると、残存していた部品からウリバタケやアストナージが組み上げた機体を入手できる。PSP版では撃墜数を周回プレイで引き継ぐので、鉄也を使っていればそのうち勝手に入手している。ただし、直後にルート分岐があり、木星を選んだ場合は使える期間が短くなる。
『R』では単にミケーネが（生田信一郎＝ゲルニカスを囮にして）設計図を盗んで密造したという扱いで登場。ミケーネ壊滅後はオリジナルの敵勢力デュミナス一味が、偽コン・バトラーV（本作ではただのロボット扱い）やデビルガンダム共々使ってくる。鹵獲は不可能。
『COMPACT2』『IMPACT』では、第1部で地上に鉄也が残っていて、序盤に研究所からグレートの設計図が奪われるイベントを発生させると登場のフラグが立つ。その状態で、バイストン・ウェルに行かないルートに進む（これらのステージの内容の変化はステージの選択順序が影響するため、入手を狙うならステージ選択を計画的に行わなければならない）と敵ユニットとして出現するようになり、入手可能。甲児が地上に残っている場合はミネルバXが出るが、『IMPACT』ではミネルバXが出なくなり強化パーツになっている。入手したデータを引き継げば第3部で使用可能。どちらの条件も満たさないとアポロンA1が出現する。
第3部にも敵として出現するが、こちらは入手できない。性能はグレートを一段弱くしたくらいだが、COMPACT2第3部では強化パーツのスロットが2つに減らされた代わりに限界反応だけが異様に高い。逆にIMPACTでは強化パーツスロットが多く改造段階も高いので、鍛えると本家を上回る。
『MX』ではグレンダイザーの劇場版を再現し序盤に本物のグレートを奪ったバレンドス親衛隊長が、終盤に量産して押し寄せてくる（ちゃんと番号が振ってあり、1号機にバレンドスが乗っている。原作同様本家グレートに「元祖」の文字も書かれるが、このときなぜかパーツスロットが増え宇宙適応が下がる）。
強敵ではあるが流石に鉄也の操る本物には勝てず、バレンドスは打ち倒される事となった。
グラフィックはグレートからスクランブルダッシュを外した物で、『A PORTABLE』に使い回されている。条件次第では入手できるが、このときさらにある隠し機体の入手条件が絡んでいる。入手条件は2通りあるが、もう一つの隠し機体を入手したければ条件は限られてくる（何も入手できないパターンもある）。
関連項目
イチナナ式：『マジンガーZ/INFINITY』に登場するマジンガーの廉価量産機。ガンダムでいう所のジム。
量産型ゲッタードラゴン、ゲッターD2：同じく量産化されたダイナミックプロのスーパーロボット。
