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概要編集

早乙女研究所が保有する量産型ゲッターロボの一機。

本編では『ゲッターD2』または『D2』表記、設定資料では『ゲッターロボD2』となっている。

アニメ版によると発音は『デーツー』で、これは現実の業務通話などでもBやGと聞き違えないように使われる発音である。


外見はゲッタードラゴンの後継・量産機なだけに、原型機によく似ているが、カラーリングがくすんだ色合いになっているほか、脚部のモールドの形状が真ゲッター寄りになっていたり、ゲッターウイングが原型機のマッハウイングではなく、ゲッターバトルウイングの形状になっているなど、細部が異なる。


一応はゲッター線を動力源とする純正のゲッターロボであり、歴代ゲッターロボと同様にゲッタートマホーク(形状はダブルトマホーク)やゲッタービームも問題なく使用可能だが、原型機と同等の性能のままでは、パイロットへの負荷が強すぎて、まともに扱えるパイロットがいなかったので、操縦性を上げるためにあえて機体性能を落としている。そのため常人が乗っても戦えるレベルの操縦性を誇る一方、流竜馬一文字號のような優秀なパイロットには対応出来ず、すぐに性能限界に達してしまう。デチューンで落ちた戦闘能力をカバーする為、アサルトライフルマシンガンを装備しているが、それでも力不足は否めない。だが、旧世代のゲッターに比べると操作系統などは格段に進歩しており、アニメ版ではタッチパネル操作も導入されていた。なお、本機は神隼人がネイサーに属していた時期(ゲッターロボ號)以降にゲッタードラゴンの開発資産を流用して設計したためか、純正のゲッターロボながら、ゲッターロボから始まる、正式なゲッターロボの系譜には加えられていない模様。


なお、各ゲットマシンもゲッタードラゴンの基本設計を継承した関係で、こちらもドラゴン号、ライガー号、ポセイドン号の基本的な形状を受け継いでいる事がアニメ版の合体シーンで確認できる。ただし、三号機は真ベアー号とポセイドン号の中間的デザインである。


劇中では第一話冒頭から登場。

搭乗者は星一尉。他にも二名いるはずだが、既に死亡しており名前すら登場しなかった。

アンドロメダ流国の機動兵器「ゾルドXX」に挑むもマシンガンが全く通用せず、放電攻撃を受けて星一尉を含む全搭乗者が絶命、東京湾上にある「第14夢の島」へ墜落する。

そこに現れた山岸獏が機体のプロテクトを解除し、ある目的の為に早乙女研究所に取り入ろうと企む流拓馬が搭乗した。


初めての搭乗ながら拓馬は本能で操縦方法を把握してゾルドXXに挑むが、相手の装甲にはゲッタートマホークもゲッタービームも通用せず、逆にビーム攻撃を食らった上に触手による串刺し攻撃を受けて機体は大破、絶体絶命の危機に陥る。

しかし、そこにカムイ・ショウが搭乗するゲッターアークが参戦、拓馬が装甲を引き剥がした部分に対し、D2とアークが同時にゲッタービームを撃ち込んだことでゾルドXXは大爆発した。

勝利後はゲッターアークに救出されて地上へ降下したので研究所に回収されたと思われるが、その後の行方は不明。


原作漫画版との相違点編集


構造は一号機のコクピットの位置がゲッタードラゴンでの頭部から胸部に変更されている(オリジナル機でいえばライガー号のコクピットに相当する)らしき描写も確認されたが、どうも搭乗者の戦闘での死亡を最初から想定して設計されている節があり、緊急時にはどのゲットマシンからでも操縦が可能となっているらしい。また、機体出力が抑えられているためか、流拓馬搭乗時以外の登場シーンでは額のゲッタービームを使用する描写はない。


量産型ゲッターロボによって編成されるゲッター軍団は、原作漫画版では『ゲッターD2』の他に『ゲッターバディ』『ゲッターロボD5』などの呼称が確認され、デザインも過去作品のゲッターロボをオマージュした量産型ゲッターロボで編成されているが、アニメ版では拓馬達に絡んだ5人組が出撃時に『ゲッターG5』と名乗るのみで、デザインはすべて『ゲッターD2』で統一され、細部に『G〇(機体番号)』がペイントされている。


現状では第1話で登場した星一尉、流拓馬搭乗機、第2,3話で登場したゲッターG5の5機を含めた計6機のゲッターD2が確認されているが、第3話において機体『G8』の機体番号が確認できるため最低でも8機は量産されていたと推測できる。


度重なる激闘による被害は大きく、第3話では兎猿猴に2機撃墜された。続く第5話で女王蟲に操られた2機がゲッターキリク、ゲッターアークに撃墜され、研究所が被害を受けた事でパイロットも多数死亡。第6話時点で動かせるのは機体番号『G2』の一機のみとなった。その後、新造されたのか第9話では3機が出撃している(機体番号のペイントは無し)。


立体物編集

超合金魂がプレミアムバンダイで販売決定。型番はGX-98。

超合金魂がGX-100を迎える事もあってGX-96GX-97GX-99と共に大々的に取り上げられ、話題を呼んだ。


余談編集

外見はゲッターアーク没デザインを流用している。ドラゴンを洗練させたデザインであり、格好良くはあるのだが、「過去作の主人公機と似すぎで、インパクトのあるデザインではない」と判断され、デビルマンをモチーフにした生物的デザインのアークに行き着いた。

本機がゲッターロボアークの第一話に登場するのはこの名残である。


また、星一尉の名前は当時永井豪のアシスタントだった星和弥氏が元ネタ。氏は後に『ダイノゲッター』を執筆している。


関連タグ編集

ゲッターロボアーク

D2(RGZ):公式擬人化


量産型ゲッタードラゴン

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