概要
ゲッタートマホークとは、ゲッター1が使用する近接戦闘用の武装である。トマホーク(手斧)の名前通り片手持ちの重々しい斧であり、ゲッターロボは並み居るメカザウルスをこの斧で滅多裂きにしてきた。
バイオレンスで骨太な雰囲気のゲッターロボにはぴったりの武器であり、アニメのオープニングでゲッタートマホークを振り回しながら迫り来るゲッターロボの迫力は凄まじいの一言である。
これ以降に発表された続編でもゲッターロボの武器はゲッタートマホークであり、それぞれ意匠や名称を変えながらも「ゲッターロボの武器は斧」というお約束は守られている。
初代ゲッターロボ
ゲッターロボの空中戦形態・ゲッター1の格闘武器。棍棒に刃を生やした様なゴツイ手斧の形をしており、これで敵を叩き切る。普段は肩に収納されており、必要に応じて二刀流も使用する。
トマホークとは北アメリカで使われていた「投げ斧」のことであるが、当然ゲッタートマホークも投擲し敵に突き刺すことが可能。パイロットの流竜馬はこの技を「トマホークブーメラン」と名付けており、アニメではトマホークブーメランで敵の装甲にひびを入れ、ゲッタービームで内部から爆発させるといった攻撃手段をとることもあった。これは、恐竜帝国はゲッター線に対抗する電磁バリアを開発していたため、ゲッタービームだけではメカザウルス破壊には一手足りないことがあった為でもある。
後述のゲッタードラゴンによるダブルトマホークの使用頻度が多いため誤解されやすいが、二刀流やダブルブーメランと言った応用技は初代ゲッターロボでも使っている。
ゲッタードラゴン
『ゲッターロボG』に登場した新型ゲッターロボ、ゲッタードラゴンのゲッタートマホークは両刃の斧。
ゲッタードラゴンではゲッタートマホークの二刀流「ダブルトマホーク」を基本スタイルとして戦う(一本の時はゲッタートマホークだが、たまに「ダブルトマホーク」と呼ぶ場合がある)。普段は鉈のように振り回して使うが、長柄のロングトマホークにすることも可能。勿論トマホークブーメラン(ダブルも含む)も使える。(余談だが、この戦闘スタイルをそっくりそのまま受け継いだ特撮作品が存在する)
漫画版では一本目のトマホークを囮にしてその影に隠れた二本目を命中させる「重ねトマホーク投法」という技も披露しており、これは後にるろうに剣心に登場する四乃森蒼紫の陰陽撥止という必殺剣のモデルになっている。
『真ゲッターロボ 世界最後の日』に登場する量産型ゲッタードラゴンも同様。
ゲッターロボ號
アニメ版の最強武器として「G鋼剣(磁鋼剣)ソードトマホーク」が登場。鍔の部分が斧になっているため、刀身無しの状態でトマホークブーメランを使用したことがある。
真ゲッターロボ
真ゲッター1がさらに改良されたゲッタートマホークを使用。両刃の大戦斧の形をしており、両手で掴んで振り回す姿はさながら死神のよう。スパロボやOVAでは新同様に投擲が行える。
『世界最後の日』ではゲッターサイト(鎌)、ゲッターランサー(槍)に変形できる。最終回では真ドラゴンとの合体技により、地球よりでかいコーウェン&スティンガーを背後のガニメデ・イオ・カリストごとぶった切った。
ブラックゲッター
基本的にゲッター1と同じ。
新ゲッターロボ
これも基本的にゲッター1と同じだが、やや大きめで初代と真の折衷案くらいの大きさ。柄が長く、片手でも両手でも振り回せる。勿論トマホークブーメランも使用可能。
窮地に陥ったゲッター2が拾って使用した事もある。
最終決戦時には真ゲッター1のそれに似た巨大な大戦斧「ファイナルゲッタートマホーク」に進化した。
ゲッターロボアーク
久々に片手斧タイプのゲッタートマホークを使用している。二つのゲッタートマホークを合体させると戦斧形態にチェンジする。デザインは刺々しい。
なおネオゲッターロボはトマホークを使用していない。