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国連兵「報告します! ”浅間山山中に敵戦力出現!!”

    ……なお、確認された敵主力兵器は、ゲッターロボG!!」


国連兵「バカか…こんなのにかなうわけないだろうが…!」


概要編集

OVA『真ゲッターロボ 世界最後の日』はTV版ともゲッターロボサーガとも繋がらない独自の世界観であり、主にインベーダーを敵とした世界観で構成しており、本来ゲッターロボゲッターロボGが闘っていた恐竜帝国百鬼帝国はそもそも攻めてこなかったという設定である。


量産型ゲッタードラゴンは早乙女博士が密かに作り上げていた無人機であり、その物量で国連軍と相対した。


進撃、魂無き軍団

この機体は

何百機もいる

繰り返す。

何百機もいる


……ロボットアニメにおいて量産機弱機体という常識を平然と破り捨て、その上大軍で列を組んで襲いかかってくる様は視聴者の度肝を抜いた。流竜馬の乗るゲッター1に倒されるものの倒しても倒しても次々に襲い掛かってくる姿は正にゾンビの様である。斬られた際にオイル?が血しぶきの様に描写されたり、ぼかしてはいるが斬られた断面が画面越しで映っている。

何機ものゲッターロボGが空中でガイナ立ちして早乙女研究所包囲網を形成する様は圧巻であり恐怖感や絶望感がヒシヒシと伝わってくる。


本来のゲッターロボシリーズの利点である分離合体機能は保有しており、ゲッターライガー及びゲッターポセイドンへのゲッターチェンジも可能だが、その速度は有人機よりも劣る。従って、実際の戦いでは竜馬1人の乗る初代ゲッター1にもボコスカにやられているが、ゲッタービームゲッタートマホーク等の武装パワーは本来のゲッタードラゴンにも見劣りするものではなく、国連軍のメカ程度であれば虫けらのように蹴散らしている。(また、トマホークで即座に胴体を切られて撃墜されたために気づいていない人もいるかもしれないが、竜馬がゲッター1で放ったゲッタービームは一切効いていなかった。)を全く恐れずに、いくら斃れても襲い来るその攻撃力こそが最大の武器と言える。

…逆に言えば、如何にドラゴンといえど無人機であれば初代ゲッターロボにも劣る実力しか出せない、という「パイロットを一人でも欠くと本来の実力を発揮できない」というゲッターロボ共通の弱点が思いっきり突き詰められてしまった、致命的な欠陥機であったとも言えよう。


最終的に早乙女博士により全機体が分離し、ドラゴン・ライガー・ポセイドンが串団子のように連なって色の巨大なメタルロープとなり一か所に結集、真ゲッタードラゴンとなった。

そのうちの一体はインベーダーに乗っ取られてメタルビースト・ドラゴンへと変貌(外見的変化は見られない。)を遂げ、初代ゲッターチームたる早乙女&コーウェン&スティンガーが搭乗した。たとえメタルビースト・ドラゴンが破壊されようが、パイロットさえ脱出していれば、真ドラゴンの内部においてはからいくらでもゲットマシンスペアを取り出すことが可能となる。


ちなみに、量産型ゲッターロボGは本来のゲッターロボGと少しカラーリングデザインが異なる。

  • ドラゴン:股間部分が本来は黄色いが、量産機は赤いパンツを履いたような形状に統一。脇腹や袖が青から黒にリペイント等。

ゲッタードラゴンゲッターロボG

左側が「量産型」、右側が「本家」


  • ライガー:赤かった両脚と脇が青一色になっている等。

音速の戦いを見せてやるゲッターライガー

左側が「量産型」、右側が「本家」


  • ポセイドン:ミサイル部分が白に変更等。

こみっくトレジャーお疲れ様でしたゲッターポセイドン

左側が「量産型」、右側が「本家」


本来の目的は「対インベーダー用」だったらしく、元から戦闘用なのはオリジナルのゲッターGと変わりない。また、コクピットは残っていて有人操縦も可能となっており、OVA第2話では早乙女博士が搭乗している。


スパロボでは編集

多くは原作通りの設定として登場。OVAにおいても変形する前にやられているためかゲッターチェンジ機能もオミットされている。


ただ、初登場となった『スーパーロボット大戦α』ではそもそもOVA版が未参戦のため、ブロッケン伯爵が密かに盗み出した本家ゲッターロボGの設計図を基に作ったという設定になっている。図鑑でも「合体して巨大なゲッターにはならない」と書かれている。なぜかHP回復(大)を持っているが、インベーダーも出ないのに回復するのは謎。

また、同作では桜多吾作版(ノンクレジット)に出てくる量産型グレートマジンガーと共に出現する。


D』『第二次Z』『DD』などではOVA設定で登場。

『D』ではプロローグがOVA1~3話の再現となっており、竜馬のゲッター1でドラゴン、ライガー、ポセイドンの群れを相手にする。中盤の真ドラゴン戦で再登場し、原作で使わなかったシャインスパークも平気で使ってくる。特殊能力に変形はきちんと存在し、真ドラゴン登場デモシーンではきちんとゲットマシンに分離するという凝った演出になっている。統合軍に壊滅的ダメージを与えたらしいが、数の暴力で圧倒したのだろうか。

『第2次Z』では本番の前にドラゴン、ライガー、ポセイドンの三機がそれぞれ敵個体として現れるが、それ以外は概ね原作通りに進む。コードギアス側のエリア11と違い、比較的平和だった方の日本側に唐突に現れるため、自陣営の到着までは光子力研究所コクボウガーで持ちこたえていた話になるのだが……。

ちなみに量産型の内、ドラゴンやライガーの戦闘時の動きはカッコいいのだがポセイドンの動きはどう控えめにとらえても萌えキャラ以外の何でもない。

『DD』では今の所単なるザコという扱いであり、原作通り早乙女博士が搭乗することも。


関連項目編集

真ゲッターロボ 世界最後の日

ゲッターロボG ゲッタードラゴン ゲッターライガー ゲッターポセイドン

メタルビースト・ドラゴン

  

ゲッターD2:『ゲッターロボアーク』で登場した似たような機体。ただしこちらはゲッターチームの味方である。


イチナナ式:同じくダイナミックロボの量産機。『マジンガーZ/INFINITY』より登場。ただしこちらは主人公である兜甲児の味方。


巨神兵:足並み揃えて進撃してくるシーンがそっくりである。

ビルゴ:同じく足並みを揃えて進撃してきたり、無人機で量産機あり主人公達と対峙した点が似ている。ただしこちらは「戦争のための兵器」である。


量産機 戦いは数だよ兄貴! 多勢に無勢 数の暴力

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