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インベーダー(ゲッターロボ)

いんべーだー

インベーダーとは、OVA「真ゲッターロボ 世界最後の日」に登場する架空の生物及び同作作中の敵勢力である。
目次 [非表示]

コーウェン「君の遺伝子が僕の身体に逆流してる!進化ってスゴイ!ね、そう思うでしょ?スティンガー君!」


スティンガー「う、うん!それに進化ってすっごく気持ちいいよね!コーウェン君!」


概要編集

地球圏に住処を求めて襲来した、ゲッター線を糧に生きる異形の宇宙生物。

その実態は不定形の黒い肉塊と無数の黄色い目を最大の特徴とする、凶暴で貪欲なおぞましい寄生生物であり、細胞レベルで分離合体増殖を繰り返し、更には無機物・有機物を問わず取り込んで己の力とする能力を有している。

他生物に寄生・同化することを唯一の繁殖・学習方法としており、積極的に知的生物の存在する惑星を襲っては寄生・同化を繰り返すことによってその規模を増やしていた。

彼らにとって物体を取り込むことは己が糧として「喰らう」ことと同義であり、決して満たされることのない無限の食欲と狩猟本能に突き動かされ、滅ぼし尽くすまで捕食する。


知性は有するのものの、その知能指数は寄生した生物に依存するため、作中では人間以外に寄生したパターンでは猛獣程度の知性しか持ち合わせない。

基本的に一度寄生されると除去することは困難とされる。

そもそも、一部が寄生されるような小規模な寄生では全身に発現するまでの潜伏期間が存在し、多くの場合が手遅れになってる。

ゲッター線を唯一の栄養源としているが、過剰摂取した場合はゲッター線効果による過剰進化によって細胞が自滅してしまうため、高濃度のゲッター線は逆に毒となる。


機械を取り込んだインベーダーは『メタルビースト』と呼ばれ、有機体と機械の両方の性質を備えた個体となる。戦闘ロボットを取り込んだメタルビーストの場合、搭載されていた兵器をそのまま使用可能なうえ、ミサイルが有機体と化したことでジャミングを無効化する能力を得るなど、より危険な存在となる。


また、一部の上位種は知的生命体の肉体に寄生してその知性だけでなく自我を奪うことが可能なものも居り、彼らに乗っ取られた者はスパイとして潜入したり、知性を持たない同胞らを組織的に統率するための司令塔的存在となるなど、単なる凶暴な侵略生物に留まらない脅威を秘めている。

正しく、命ある者全ての大敵とも言える恐るべき存在である。終盤においてゲッターエンペラー率いるゲッター艦隊を相手に永劫の戦いを続けている(=他作品の相手と違い、一方的な蹂躙をされていない)ことからも、そのとんでもない脅威度が窺える。


彼らの起源は太陽系の外縁部に広がる天体群「オールトの雲」であり、インベーダーに寄生されたコーウェンは「太陽系に生まれ、ゲッター線によって進化したインベーダーは人類と同種族」と語っている。ただ、この理屈を信じると人類と他の地球生物は全て同種族ということになってしまう為、恫喝の為の暴論と捉えるべきだろう。


外見や設定の元ネタは『虚無戦記』に登場する『空間兵器ドグラ(土暗)』と思われる。


関連人物編集

コーウェン&スティンガー編集

インベーダー

コーウェンCV:郷里大輔三宅健太(SRW代役)

スティンガーCV:広瀬正志

早乙女博士の共同研究者だったコーウェン博士とスティンガー博士。

サングラスにタラコ唇の巨漢がコーウェン、青白い肌の小男がスティンガーである。

既にインベーダーの上位種に寄生(どうやら自分から受け入れたらしい)されており、現在ではインベーダーの群れを率いるリーダーとして人類の完全な敵になっている。

普段は人間の姿と変わらないが、この状態でゲッターの攻撃を素手で受け止めたり、インベーダー特有の黒い肉塊による攻撃を行うなど、既に人間ではないことが窺える。

真ドラゴンを狙っており、竜馬やゴウたちと幾度も刃を交えることとなる。


早乙女博士編集

これで消せる 人の悲しみを

CV:麦人

ゲッター線研究の第一人者である世界的な天才科学者。

13年前の「早乙女の反乱」で行方不明となっていたはずだが、なんとインベーダーの上位種に寄生され、コーウェンやスティンガーらと共に人類の敵となった。


初代ゲッターチーム(開発チーム)編集

早乙女、コーウェン、スティンガーらによる最初期のゲッターチーム。

早乙女が竜馬ポジ、スティンガーが隼人ポジ、コーウェンが弁慶ポジとなる。

元はこの面子で彼ら自身がテストパイロットとなり、プロトゲッターを駆ってゲッターロボの開発を進めていたという。

インベーダーに乗っ取られる形になったとはいえ、時を超えて再び揃った三人はメタルビースト・ドラゴンを駆り、竜馬・隼人・弁慶らの駆る真ゲッターロボと死闘を繰り広げる。


他作品におけるネタ編集

スーパーロボット大戦シリーズでは宇宙怪獣(トップをねらえ!)、アンチスパイラル(天元突破グレンラガン)、BETA(マブラヴオルタネイティヴ)と並ぶ「宇宙から来た災厄(シリーズによっては「バアル」と総称)」として扱われている。なお、「世界最後の日」以外の登場作品の一部のキャラクター達(特に女性)に気持ち悪がられている場合がある。


ACE3では交響詩篇エウレカセブンの抗体コーラリアンゲッター線の影響で変異したモノという設定が中盤で判明し、抗体コーラリアンとインベーダー(及び寄生されたモビルスーツ)が揃って敵として立ちはだかるステージもある。


関連タグ編集

世界最後の日 宇宙生物 エイリアン ゲッター線


女王蟲:『ゲッターロボアーク』に登場する敵であり、色々と性質が似ている。

イデア:『偽書ゲッターロボダークネス』に登場する勢力であり、こちらもゲッター線で誕生した怪物である。

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