※この項目は『真ゲッターロボ 世界最後の日』に関する項目です。
『ゲッターロボ號』『真ゲッターロボVSネオゲッターロボ』の主人公に関しては一文字號、
それをモチーフとした『ロボットガールズZ』のキャラに関しては號ちゃんを参照の事。
概要
「ストナーサンシャインだ…」
「ストナーサンシャインを出すんだ…」
CV:関智一
OVA『真ゲッターロボ 世界最後の日』に登場するキャラクターで、同作の主人公。
外見は上記の「一文字號」に酷似しているが、設定は全く異なり、作中では単に號(ゴウ)としか呼ばれない。
中性的な美貌を持つ無口な少年で、普段から赤いタイツのような服に身を包んでいる。乗らずとも真ゲッターロボを動かすことが出来る。作中では主に真イーグル号に搭乗、真ゲッター1を駆る。
若くしてどこか達観したようなところがあるが、渓の事を慕っており、命に代えても守ろうとする。ゲッターチームの例にもれずケンカが強く、素手でインベーダー兵士を真っ二つにできる。
その正体は、早乙女博士が自身とミチルの細胞をもとに培養し、ゲッター線を照射することで作られた人造人間である。盲目的なまでに渓__早乙女元気を守るという情熱を持つのも、親として、兄(姉)として無償の愛を抱いているからである。
つまり、渓にとっては弟であり甥ということになる。ややこしくてしょうがない。
早乙女博士は號を最後のゲッターロボ「真ドラゴン」の起動キーとして創り出したので、真ドラゴンや真ゲッターを遠隔操作して動かすことが出来る。
第1部で真ドラゴンが鳴動を始めたことに呼応して飛び出し、そこで出会った流竜馬、神隼人と共に国連の発射したICBMの迎撃に向かうが、コーウェン&スティンガーの画策で失敗。重粒子弾頭の爆発に巻き込まれて行方不明となった。
それから13年が過ぎた第2部でも全く老けておらず、早乙女研究所内で渓(と弁慶)がインベーダー兵に襲われているのを知り長い眠りから覚めた。
暫くは第1部同様に無口・無表情・無機質であったが、渓と共に真ドラゴン内部に突入した一件で早乙女親子の記憶を垣間見てからは次第に感情が現れてくるようになる。
余談
作中でも台詞が少なく、戦闘時以外は抽象的なことばかり言っているので、前半3話ではほぼ初代主人公・流竜馬が主役であった。というか、関氏も「僕の全話の台詞を合計しても石川さんの竜馬が1話で話した台詞より少ない」と語っている。
そのため、スパロボシリーズではかなり影が薄い扱いを喰らうことが多く、『スーパーロボット大戦T』では渓・凱と共に一切登場しないという完全なリストラを喰らった。
当の真ドラゴンも號が乗ってない方が敵でも味方でも強いという不遇っぷりである。
そしてスパロボ30では復帰参戦することになったが(元々そうなのだが)人外ッぷりが加速しており生身で宇宙空間に現れたり、ソムニウム達の会議に突然現れて彼らを困惑させる等スパロボTに出れなかった鬱憤を晴らすかの如く大暴れをしている。
なお演者の関氏は、前半の監督を務めた今川泰宏の『機動武闘伝Gガンダム』でも主人公ドモン・カッシュを演じており、渓役の日高奈留美もアレンビー・ビアズリー役で登場している。また、武内駿輔氏MCの「おねだり!声優フェス」にて本作の監督(前半から出演していることからおそらく上記の今川氏と考えられる)に出演したくてそれとなく「永井豪作品が好きである」ことを申し出たらしく、その返答が「好きをイラストで表現しろ!」と言われたためゲッターロボのイラストを自宅で描き、FAXで送り添削されて戻っときたと話していた。
関連イラスト
関連項目
綾波レイ(新世紀エヴァンゲリオン):寡黙で実直にして誰よりも深い愛を持つ「創られしヒト」の先駆者。実際ハナシの元凶の愛する者の細胞から生まれたため、守るべき対象とは肉体的に結ばれるとそれはそれで問題があるというところまでそっくりである。