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概要編集

ICBMとは大陸間弾道弾(大陸間弾道ミサイル、Inter Continental Ballistic Missiles)のこと。


解説編集

弾道ミサイルの一種で、長距離弾道ミサイルのうち5,500km以上の射程を持つものの事をいう。

砲撃や弩弓、投擲と同様に慣性弾道によって指向され、弓なりの弧を描いて飛翔する。

東西冷戦時代多数の核弾頭搭載型が開発配備された核戦略の中核兵器の一つであり(他にも潜水艦発射ミサイルがある)、戦略兵器の王。

宇宙ロケットが作れれば開発可能だが、通常兵器として使った場合とてもコスパが悪いため、水爆等の大量破壊兵器を搭載して使う(核弾頭)。そういう意味では最終兵器といっても間違いではない。

基本的に大量破壊兵器を持っていない&地球の裏側に敵がいないと無用の長物なため、21世紀の技術ならば日本含む多くの国が開発可能と思われるが作られてはいない。

基本的に一基のミサイルにつき一か所が対象となるが、MIRV(Multiple Independently-targetable Reentry Vehicle:複数個別誘導再突入体)の場合は複数個所を対象とすることができる。

冷戦が終わってからすっかり忘れられていたが、2010年代に入り北朝鮮が度々試射するようになりその度にニュースになっている。

ICBM


ICBMと宇宙開発編集

──ロケットとミサイルの違いは、宇宙へ飛ばすか敵へ飛ばすかの違いでしかないのだ。

映像の世紀での一文)


実はICBMと宇宙開発は表裏一体である。それどころか、宇宙開発というのはすなわちICBM技術の顕示のために始まったものであると言っても良い。地球の周回軌道に人工衛星を乗せられるのであれば、地球の裏側に爆弾を投下することも可能になるのだ。

基本的に地球軌道上に人工天体を投射する能力がある国は、(きちんとした攻撃を行うには弾頭の大気圏再突入などのまた別の技術力が必要にはなるが)地球の好きなところにICBMをぶち込めると思って良い。


実戦投入編集

2024年11月21日未明。

現在進行中のウクライナ侵攻にて、ロシア南部アストラハン州からウクライナ東部ドニプロ(直線距離約1000キロ)に向けて、ロシア軍がICBM1発を発射したと発表した

発射されたのは中距離弾道ミサイルのRS-26 ルベジだと報じられた。

これらが事実であるなら世界初の実戦投入となる

通常弾頭に変換されていたとはいえ、ICBMの使用は各国の核バランスに影響を及ぼし核戦争勃発が懸念されている。

しかし西側当局は「発射されたのはICBMではない」と見解を示しており、情報が錯綜している状態である。


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