映像の世紀

えいぞうのせいき

1995年にNHKで放送された番組。

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概要

NHKがアメリカ ABCと共同制作し、1995年にNHK総合のNHKスペシャルで放送したドキュメンタリー番組。戦後50周年、NHK放送70周年、映写技術確立100周年という節目に当たる。

世界各国に残されている映像記録を元に、20世紀を映像によって記録された世紀として、貴重な映像や様々な人々の回想や証言とともに20世紀を見つめるものである。

山根基世のナレーションとともに青二プロダクションの声優さんたちが証言や回想を朗読。メインテーマソングの「パリは燃えているか」をはじめとする音楽を加古隆が担い、音楽も多くの反響を呼んだ。

2015年には戦後70周年・NHK放送90周年に合わせて、続編『新・映像の世紀』が放送された。テーマは時代背景に関わった様々な人々に焦点を当てている。ナレーションは山田孝之と伊東敏恵。

さらに2016年からはBSプレミアムで新旧シリーズを4つのテーマで再構築したスピンオフ『映像の世紀プレミアム』が放送されている。ナレーションも山根氏と山田氏の両名が担っている。

集数	タイトル	副題	内容
第1集	20世紀の幕開け	カメラは歴史の断片をとらえ始めた	20世紀初頭の世界
第2集	大量殺戮の完成	塹壕の兵士たちは凄まじい兵器の出現を見た	第一次世界大戦
第3集	それはマンハッタンから始まった	噴き出した大衆社会の欲望が時代を動かした	世界恐慌に至るアメリカの繁栄
第4集	ヒトラーの野望	人々は民族の復興を掲げたナチス・ドイツに未来を託した	ヒトラーとドイツを中心に見る大恐慌後の世界
第5集	世界は地獄を見た	無差別爆撃、ホロコースト、そして原爆	第二次世界大戦
第6集	独立の旗の下に	祖国統一に向けて、アジアは苦難の道を歩んだ	植民地解放と独立を目指したアジアの指導者たち
第7集	勝者の世界分割	東西の冷戦はヤルタ会談から始まった	冷戦初期
第8集	恐怖の中の平和	東西の首脳は最終兵器・核を背負って対峙した	米ソの核兵器開発と冷戦
第9集	ベトナムの衝撃	アメリカ社会が揺らぎ始めた	ベトナム戦争とアメリカ
第10集	民族の悲劇果てしなく	絶え間ない戦火、さまよう民の慟哭があった	世界各地の難民
第11集	JAPAN	世界が見た明治・大正・昭和	近代化から戦後に至る日本