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アサルトホライゾン

あさるとほらいぞん

アサルトホライゾンとは、バンダイナムコゲームスから2011年10月13日に発売された作品『エースコンバット アサルトホライゾン』の通称。
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ダダダダダダダダダダダバシュゥッ!デデデデデデデデデンッ!プシュウゥゥゥゥゥゥ!ドカーン!!

もがれる翼の断末魔!


伝統であり久々ともいえるコミカルなCMは、『2』の社長シリーズを踏襲したPVに、小山力也氏による効果音とナレーションを被せたもの。

これがお茶の間の古参エースの腹筋を撃墜していったのはいうまでもない。

また、「超本格的ヒコーキごっこ」というエスコン本来のゲーム方針を新たなシステムによって実現することを模索したゲームであり、多少今までのシリーズとは違う操作感のゲームとなっている。


ソフト情報

タイトル エースコンバット アサルトホライゾン
機種 プレイステーション3 / Xbox360 / Windows(海外のみで発売)
ジャンル 超音速・大破壊シューティング
発売日 2011年10月13日(木)
価格 8,380円
販売元 バンダイナムコゲームス
CERO C(15歳以上対象)

生身の敵兵に向かって直接機銃をぶっ放して血が散る描写があるなど、少々きつめの描写があるため、いつもよりレーティングが高め。


概要

タイトルロゴの「ACE COMBAT」が小さくなっていることからもわかるように外伝的な作品であり、主人公に顔と名前があるのも特徴。

しかし宣伝では「エースコンバット」シリーズであることが強調されてしまっており、宣伝と実情の矛盾を批判する声もある。

密林における「非常に面白く出来の良いゲームだが、エースコンバットだと思って買うとがっかりする(要約)」という評価が代表例。


今作では世界展開を前提として海外作家・海外スタジオとの共同制作を行っている。

シナリオには軍事作家のJim DeFeliceが参加しているが、MRFの随伴機が離れたまま対空火器が多く残る地域にAC-130が単独で突入するといった(このような地域には通常A-10などの対地攻撃機が支援に当たる)考証の荒さが突っ込まれている。

しかし、これはACESチームが提示した状況を元に粗案が出され、それをACESが再度監修する形で作られたシナリオで、エースコンバットらしさ、シューティングとしての面白さを優先して「リアル」との食い違いをあえて良しとしたものである。


シリーズ初のWindowsPC版であるEnhanced Editionが2013年1月25日に発売された。

対応するWindowsはXP、Vista、7、8(32 or 64 bit versions, optimized for 64 bit)。

パッケージ版はなくダウンロード販売のみであり、Games for Windows marketplaceやSteamでのみ販売される。

オンラインはGames for Windowsを使用するが、XboxLiveのタグを使用することで実績等の共用が可能。

最後発のためか追加機体や追加カラーなどの全DLCが入った状態となっている。

しかし互換パックという概念がなくなった為、ルーム設定でDLCで配信されたCFA-44といった強力な架空機やスキルの使用を制限することが出来なくなってしまっている。

日本語字幕及び音声はそのままになっている。

残念ながらWindows marketplaceは日本ではサービスを行っていなかったため、日本のタグでは購入できない。

2013年8月26日にWindows marketplaceのサービスが終了、以降は新規購入が出来なくなったがLiveとクライアントは継続して使用は可能なため、購入済みであれば継続して遊ぶことが出来る。

Steamでは国内での販売はしていない事からネットショップ等で購入したコードを使用することになるが、コードの認証こそはじかれないもののサポート外になる為に日本で遊ぶ場合は自己責任となる。


余談ながらサウンドトラックは単独では販売されておらず、エビテン及びララビットマーケットで販売された2種の限定版に付属するのみとなっている。


登場兵器

PMSCsや架空の軍ではなく、現実世界の実在の軍が運用するという関係で試作機PAK-FASu-35Su-47など少数に留まっている。

またDLCにおいて架空機と共に未登場だった実験機や試作機、旧世代機が配信されている。

ちなみに、架空機のデザインは河森正治氏が担当、機体カラーにも『マクロス生誕30周年』を記念しバルキリーのカラーを模した機体が登場し、DLCで配信されている


その一方で高威力の新型爆弾のみとはいえ伝統の超兵器が物語の主軸だったりする上、米軍で普通にロシア機や欧州機、日本機が使えたりするのだが。

リアル寄りにしすぎるとロシア機や欧州機、西暦2015年という年代的に既に退役しているF-14といった機体が使えない、空軍の戦闘機乗りの主人公達は海軍機や攻撃機に乗れない、短期間では乗換えが出来ない、作戦内容によっては出撃すらできないので内容に制限がかかる、といったゲームとしてどうなのか、という問題もあるのでその点は仕方が無いと思われる。


シリーズ初の攻撃ヘリ爆撃機が使用可能となったことに加え、AC-130の火器管制オペレーター、MH-60ドアガンナーの操作も可能となった。

残念ながらオンラインではAC-130とドアガンナーの使用は不可能である。


限定的ながらも初めてVTOL機能が再現されており、一部の機体では減速し続けてストール状態になっても機首を上げ続ければ墜落せず、徐々に高度を失っていくもののホバリングに近い状態になる事が出来る。

この状態でヨー操作をする事で方向転換が可能。


シリーズ恒例のカラーリング変更は進化を遂げ、パターンこそ制限があるものの色を自由に変えることが可能となった。

DLCを含む全パターンに対応し、一部は通常状態では模様が隠されているものもある。

また、6では一部のDLCのみが対応していたミサイルのスモーク色の変更が可能となっており、自由に変更することが出来る。

DLCでは引き続きアイドルマスター仕様が登場。


兵装

兵装面では機銃の弾数制限が廃止、撃ち続けるとゲージが溜まっていき、一定以上となるとオーバーヒートして一時的に使用不可能となるようになった。

マルチロック関係も変更、前作までは4目標に撃てば4発消費したが本作では一度に撃つのであれば目標の数が1であっても6であっても1発しか消費しなくなった。また、同時にロックオンするのではなく、一つ一つ徐々に増えていくように変更されている。

防御装備としてフレアが初登場、使用可能回数が少なく、再装填時間も長いために多用は出来ないが撃たれたら機動で避けるしかなかった遠距離からの誘導兵器を無力化できるようになった。


クロスレンジアサルト(CRA)

本作独自のシステム。敵機との近接戦闘時に発生するシステムで、良くも悪くも本作を象徴するシステム。


ドッグファイト・モード(DFM)

敵機との1対1のドッグファイトになった際に発生する。敵機の背後を取ると照準に「アサルトサークル」が出現、サークルに敵機を捉え続けるとサークルが赤に変わり、より誘導性の高いミサイルを撃つことが出来る。

さらにこのときにサークルの中央に敵機を捉えるとより威力の高い「ダイレクトシュート」が発動、撃墜した敵機がバラバラになるカットインも入る。

敵機に接近すればするほどサークルが大きくなるがその分敵機の急な動きに対応できなくなるという弱点がある。

敵機に背後を取られるとDFM演出が発動、わざと敵機と距離を縮めてプガチョフ・コブラやバレルロールで敵機の背後に回り込む「カウンターマニューバ」が発動できる。敵機がカウンターマニューバを使う場合もあり、このときはタイミングよくコマンドを入力すると機関砲で敵機を狙い撃ちできる。

オンラインモードではDFMを仕掛けられた友軍機を追う敵機の背後に回り込みDFMを発動させることで敵機のDFMを解除させることも可能。

戦闘機とマルチロール機が使用可能だが、ストーリー上の演出でこのDFMを発動させないと撃墜できない敵機や、異常に頑丈な敵機が出現することもある。

また一部のマルチロール機が攻撃機に設定されておりDFMが使用できないという問題点も指摘されている。

エアストライク・モード(ASM)

対地攻撃を行う際に発生。マップ上に出現した「ASMパス」に接近して発動、画面内に表示された飛行ルートに沿って地上目標を攻撃する。

本作では機関砲がオーバーヒートすることがあるが、このモード中は緩和され地上目標を効果的に機銃掃射できる。その他の兵装もリロード時間が短縮される。

飛行ルートから大幅にそれたり終点に到達すると自動的に解除されるが、再びASMパスが出現することは無いため再攻撃は手動で行う必要がある。

攻撃機、マルチロール機、爆撃機が使用可能。爆撃機は攻撃を行う際に必ずASMに入る必要がある。

オンラインではMRFでのみ特定条件下限定で一部目標のみ任意にASMに入ることが可能となるスキルがある。


登場人物

NATO連合軍

日本語音声:土田大

アメリカ合衆国空軍「ウォーウルフ隊」隊長で本作の主人公。中佐。37歳。コールサインは「ウォーウルフ1」。

寡黙で冷静沈着、部下からの信頼も厚いがある日から「シャークマウスの敵機に撃墜され戦死する」という悪夢に悩まされている。

イラク戦争への従軍経験がある。

  • ホセ・グティエレス

日本語音声:飯島肇

ウォーウルフ隊の2番機。通称「ガッツ」。大尉。32歳。コールサインは「ウォーウルフ2」。

F-15アグレッサー部隊に所属していたこともある実力者。

地上ではジョークで周囲を和ませるムードメーカーである一方、空では冷静な判断力でビショップをサポートするよき相棒。

ヒスパニック系でスペイン語交じりの口調が特徴。

  • ダグ・ロビンソン

日本語音声:乃村健次

アメリカ陸軍ヘリコプター部隊「シューター隊」隊長。大尉。43歳。コールサインは「シューター1」。

通称「ディーレイ」。

AH-64に搭乗しており、彼の乗機を操縦するミッションもある。

下士官からのたたき上げで生真面目な性格。新型爆弾「トリニティ」の爆発には何度も巻き込まれているが、奇跡的に難を逃れている幸運の持ち主。

  • ジャニス・リール

日本語音声:園崎未恵

アメリカ空軍のAC-130パイロット。少佐。34歳。コールサインは「スプーキー01」。

勝気な性格でガッツとはまるで姉弟。

爆撃機のパイロットも兼ねており、爆撃ミッション時は「レイザー1」のコールサインを名乗る。

彼女の乗機を操縦するミッションもある。

  • ドアガンナー

MH-60のドアガンナー。オープニングに登場するドクロのアゴを模したマスクをつけた人物と、スエズ運河で臨検に立ち会った普通のマスクをつけた人物のふたりが登場。

オープニングのヘリは「トリニティ」の爆発に巻き込まれ墜落。ドアガンナーは助かったものの瀕死の重傷を負っている。

いずれも名無しであり同一人物かも不明。本作のプレイヤーキャラクターでは唯一である。

  • マジック

日本語音声:掛川裕彦

連合軍第108タスクフォースのAWACS。本作はビショップたち4人が中心となってストーリーが進むこともあって扱いは地味。

ビショップに敬語で話しかける場面があり階級はビショップより下と思われる。

  • ピエール・ラボワント

日本語音声:西村知道

連合軍第108タスクフォース司令官。58歳。

フランス空軍の将軍であるが、時には外交官としてNATOや現地政府との交渉に赴く。

ビショップたちには一目置いている模様。

  • ジャック

「シューター1」のガンナーでディーレイの相棒。ディーレイとはユーモアに富んだ会話をする。

  • スペンス

「スプーキー01」のSO(砲撃手)。

  • トミー

「スプーキー01」のFCO(火器管制官)。

  • フィン

「レイザー1」の副操縦士。ジャニスとは以前から面識がある様子。

ロシア連邦軍

  • セルゲイ・イリッチ

日本語音声:阪口大助

ロシア空軍のパイロット。少佐。コールサインは「レッドムーン1」。

マルコフの旧友だったが反政府軍には協力せず、またスタグレイショフらが離反した後も第108タスクフォースに残りNRF軍鎮圧作戦に協力する。

  • イワン・スタグレイショフ

日本語音声:有本欽隆

NATOとの共同作戦に参加するロシア空軍の将軍。自ら戦闘機に搭乗し任務に参加することもあり、その際のコールサインは「ビッグベア1」。

その正体は「ブラトノイ」の工作員であり、隊を率いてNATO軍を攻撃し離反。マルコフらと共にロシアに戻りクーデターを挙行。「新ロシア連邦(NRF)」を創設する。

反政府軍

日本語音声:谷昌樹

反政府軍のエースパイロット。40歳。

元ロシア空軍の大佐で、英雄勲章を授与された過去を持つ。

機体にシャークマウスのペイントを施しており、「アクーラ(鮫)」の異名を持つ。

その他

  • デイビッド・ハミルトン

アメリカ大統領。最終決戦でビショップらを通信で激励する。

  • クリスタ・ヨスラフ

マルコフの妻。ボスニアで米軍が中心となって行われた爆撃に巻き込まれて死亡しており、マルコフがアメリカに憎悪を抱く発端となった。

組織

北大西洋条約機構。劇中では東アフリカにおける反政府運動や海賊の鎮圧を現地政府に依頼され、アメリカ、フランス、ロシアを中心にした連合軍を派遣する。

  • ブラトノイ

ロシアの反政府組織。名前は「ならず者」を意味する。反政府軍に武器・弾薬を供給し、NRFにも関与していた。

  • NRF

「新ロシア連邦」を名乗るクーデター軍。スタグレイショフ将軍によって結成され、正規軍にも劣らない戦力を有する。


関連動画

ACE COMBAT ASSAULT HORIZON


108th Task Force


The Shark


ASSAULT HORIZON


Full-Blown Assault


The Dawning Skies(※日本語音声)


発売10周年記念BGM試聴動画(公式)

2021年10月29日投稿


外部リンク

公式サイト


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