アンドレイ・マルコフとは、『エースコンバット アサルトホライゾン(Ace combat Assult Horizon)』に登場する元ロシア空軍のパイロットである。
CV:谷昌樹
概要
年齢は40歳。元ロシア空軍出身で、当時の階級は大佐。英雄勲章を授与されたエースパイロットでもある。
現在は軍を脱退し、傭兵として反政府軍に雇われている。
雪原スプリッター迷彩が施された機体にはトレードマークのシャークマウスが描かれており、その機体から"アクーラ(Akula)"(ロシア語で“鮫”の意)という異名を持つ。
ロシア空軍でその名を知らないものはいない有名人で、アメリカ軍からも追われる身となってもシャークマウスを描く事をやめられなかったお茶目さん。
主人公ビショップが何度も悩まされている「シャークマウスの敵機に殺される悪夢」の正体でもある。
人物像
前述のとおりかつてはロシア空軍のエースパイロットだったが、ボスニアで心から愛した妻のクリスタ・ヨスラフを連合軍の空爆作戦の誤爆に巻き込まれる形で亡くしたことからその参加国、特に作戦を主導したアメリカに激しい憎悪を抱く。
かつてのマルコフは同僚たちと共ににこやかに笑みを浮かべてカメラ目線で写真に写るなど劇中の姿がウソのように優しい人物だったようである。
当時を知るセルゲイ・イリッチは彼の変化に思うところがあったのか、クーデター軍には参加せず鎮圧側に回っている。
動向
復讐心に囚われたマルコフは反政府軍の傭兵となり、アメリカだけでなくフランスなどの連合軍参加国、さらには古巣ロシアにさえ牙をむいていった。
最後はホワイトハウスに新型爆弾「トリニティ」を投下するべくワシントンD.C.に飛来、ビショップと激闘を繰り広げる。
ホワイトハウス上空にまでもつれ込んだ戦いは、最後はビショップの猛攻で乗機が操縦不能となり爆散する。
ここでスローモーションのDFMが発動し、マルコフの機体に機関砲で止めを刺す形になるが、止めを刺さなくても機体は爆発四散する。
ちなみに止めを刺した場合は爆発したキャノピーから生身で放り出される。
変態機動(一部を除いてプレイヤー機がカウンターマニューバとして実施することもできる)
で動き回り、シャークマウスを描いた傭兵という点で、前作のスレイマニを彷彿とさせる要素満載。
何も知らないビショップたちにいきなり絡んできて恐怖について語りかけてくる危ない人というイメージも強い。
自国を護るため、戦争を終わらせるため、はたまた戦争そのものを取り払うために戦った
過去作品のエース達と比較され、小物と言われることもあるが、彼もまた愛する妻のために戦った。
復讐といういびつな形になってしまったものの、彼が妻を思いやる立派な男であることに間違いは無いだろう。