Unite as one, fly over reality.
概要
対応ハードはPlayStationPortable。発売日は2010年8月26日。開発はアクセスゲームズ。
タイトルの「X2」は本来は「X」の斜め上に「2」と書かれた表記。
シリーズで初めてストレンジリアルではない現実世界を舞台にしており、東京やサンフランシスコなど実在の地名が登場する。
さらにシリーズで初めてレシプロ戦闘機である零式艦上戦闘機とF6Fヘルキャットが登場。一部のミッションではなんと旅客機を操縦することになる。
『X』でも実装された対戦モードは最大8人対戦が可能である。
よそのACよろしく機体の修理費や弾薬費の支出があるのも特徴。
協力ミッション
キャンペーンモードは最大4人での協力プレイが可能。単独での参加時よりも単純に敵目標の数が増えているほか、一部のミッションは複数ミッションを同時進行することが出来る。
これらの同時進行ミッションでは「イエローターゲット」が登場。『ZERO』のそれとは違い空域を離脱すると同時進行している別のミッションの増援として現れる。
機体カスタマイズ
前作では架空機のみ可能だった機体のチューニングは実在機でも可能になった。代わりに架空機の特定機専用パーツは削除されてしまった。
ストーリー
金融危機の爪跡が残る20XX年、民間軍事会社「マーティネズ・セキュリティー」社の新人隊員アンタレスはミッドウェー島沖の日米合同軍事演習に参加していた。
しかし突如として合同演習に謎の武装集団が襲来。自衛隊及び米第7艦隊と交戦状態に陥る。
その後彼らの目標が東京であることが判明。マーティネズ社は武装集団を追って東京へと向かう。
東京をめぐる攻防戦の末、襲撃者の正体は武装組織「ヴァラヒア」であると判明。彼らによって世界中に戦火が拡大する中、マーティネズ社はIUPFの一員に加わりその猛威に対抗していくこととなる。
登場人物
マーティネズ・セキュリティー
本作の主人公。アンタレスとはさそり座のアルファ星アンタレスを意味する。
オペレーターのひとりであるグレアム・ハートリーと同年代。元軍人で優秀なパイロットだったらしい。
協力ミッションの都合上アンタレスはTACネームではなく部隊名となっている。
声:大橋吾郎
M42飛行中隊の司令官で中佐。空中管制機「カノープス」で指揮を執る。
もともとは正規軍の軍人だったが地上勤務に嫌気がさしてマーティネズ社に入社した正義感の強い人物。
しかし劇中では対応の遅れが目立ちバーコード司令と揶揄されることも。
アメリカ西海岸に家族が住んでいて娘がいるらしい。
- マイケル・アリーナ
声:黒田弦李
カノープスのオペレーターのひとりでアメリカ出身。気さくな性格。
- グレアム・ハートリー
声:小野塚貴志
カノープスのオペレーターのひとりでイギリス出身。基本的に敬語で話す丁寧な人物だが時に強気な態度に出ることも。
- サラ・アンデション
声:世戸さおり
カノープスのオペレーターのひとりでスウェーデン出身。柔らかい口調で話す。
- 羽沢京香
声:平田絵里子
カノープスのオペレーターのひとりで日本出身。スレイマニのこぼした愚痴に動じない堅物めいた一面を見せるが、バーフォードの突然の一言に取り乱したこともある。
ヴァラヒア
声:河野匡泰
武装組織「ヴァラヒア」の首領。「大佐」と呼ばれており元軍人であるらしい。
資本主義思想を忌み嫌い、共産主義革命を志す革命家。
ライジェル隊のヘッドハンティングを自ら行うなど優れた交渉力を持つ。
声:上原健太
大手保険会社「オリビエリ・ライフ・インシュアランス(OLI)」社の最高経営責任者。倒産寸前に陥ったOLI社をヴァラヒアの襲来に乗じて販売した戦災保険の売り上げで立て直した。
ヴィルコラク遊撃隊
声:上山竜司
M42飛行中隊第1飛行隊「ライジェル隊」元隊長。大尉。
物語序盤でマーティネズ社を離反してヴァラヒアに移籍。「ヴィルコラク遊撃隊」を名乗って活動する。
自身の過去から「金」に執着する。
- ダニエル・オルマ
声:川原慶久
「ライジェル隊」2番機。対地攻撃を得意としエースコンバットでは珍しいA-10に乗ったネームドキャラ。
隊のまとめ役でもありトーリャの諫め役になることが多い。
- ファリド・ガビリア
声:近藤浩徳
「ライジェル隊」3番機。高速戦闘を得意としておりMiG-31などのロシア機を愛用。
「バカだが腕は確か」と称される。オルマが撃墜されたときの台詞は必聴。
- トーリャ・キリアコフ
声:藤原祐規
「ライジェル隊」4番機。機動性を活かした戦闘を得意としフランカー系列を愛用。
自信家ではあるが周囲を見下しがち。
架空兵器
ヴァラヒアが所有する航空要塞。巨大な全翼の複葉機。武装は主砲であるバラウール(後述)のほか機関砲や高射砲、ミサイル、さらにはイオン粒子とレーザーを組み合わせた誘雷兵器を搭載している。
ヴァラヒアが所有する航空要塞。こちらも巨大な全翼機で全般的にB-2を巨大化させたようなフォルムをしている。
機動性に特化しており巨体でありながらバレルロールが可能。
見かけに反して武装は機関砲とミサイルのみだが、終盤にはウェポンベイを追加した爆撃機型も運用されている。
ヴァラヒアがルーマニアに設置した巨大な電磁投射砲。驚異的な旋回性能を持ちうかつに近づくと巨大な砲身で打たれる。
- GAF-1 ヴィルコラク
ゴールデンアクス計画に基づいて開発された大型多用途戦闘機。生物的とまでいわれる変態機動が特徴。