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エースコンバット6

えーすこんばっとしっくす

バンダイナムコゲームスより2007年に発売されたXbox 360用フライトシューティングゲーム。正式名称は『エースコンバット6 解放への戦火』。国内でのエースコンバットシリーズ8作目である。通称AC6。
目次 [非表示]

群れなす翼の大戦場ドラマ。


データ

タイトル エースコンバット6 解放への戦火
機種 Xbox360/XboxOne/XboxSeriesX/(※注)
ジャンル フライトシューティング
発売日 2007年11月1日(木)
価格 7,800円→廉価版3,990円
販売元 バンダイナムコゲームス
CERO A(全年齢対象)

エースコンバット7 XboxOne版の早期購入特典としてXboxOne下位互換機能対応版が付属するが、既に360版を購入済みのユーザーはディスクを用いての互換ファイルのダウンロードやダウンロード版が使用可能。DL版の販売再開はしていない。XboxSeriesX/Sでも互換機能は対応している。


概要

プレイヤーはエメリア空軍 東部防空軍 第8航空団 第28飛行隊(通称「ガルーダ隊」)の1番機パイロット「ガルーダ1」/TACネーム「タリズマン」となり、エストバキア連邦に奪われた祖国・エメリアを取り戻すため各地を転戦する。


Xbox360で発売された初のエースコンバットシリーズであり、グラフィックや一度に登場する部隊の総数が格段に向上している。

ダメージをHUD上の表示だけでなく視覚的にも表現したり、100機以上の航空機が一度に出現する空の戦いは壮観と言う他ない。

ストーリー性に重きを置く作品であり、戦闘中に行われる無線のやり取りは良質な洋画を見ているようでゲームに引き込まれる。


サブタイトルが始めて日本語となったタイトルでもある。

海外版では「Fires of Liberation」、またはそれを訳したものとなっており、総ての発売国でサブタイトルが統一されている。


あらすじ

1999年の小惑星ユリシーズの落下から16年後の2015年、アネア大陸では隕石の被害による経済破綻で内戦状態に陥っていたエストバキア連邦が軍事政権によって再統一され、被害の少なさから復興を遂げ繁栄を謳歌していた隣国エメリア共和国と共に、大陸は平和への道を歩み始めたかに見えた。

しかし同年8月30日、突如としてエストバキアはエメリアに対して侵攻を開始。首都に飛来する敵機の迎撃任務を受け、エメリア空軍部隊が緊急出撃する中、TACネーム「タリズマン」が所属する戦闘機部隊「ガルーダ隊」にも首都防空任務が発令される。後に『エメリア・エストバキア戦争』と呼ばれる戦いの始まりであった。

(Wikipediaより抜粋)


システム、操作性

新システムとして寮機以外の友軍への支援要請、複数のオペレーションが同時進行していくダイナミックミッション、条件を満たすと敵機の動きを先読みしてミサイルが飛んでいく偏差射撃、ミサイルが直撃しなくともダメージを与えることの出来る近接信管、速度を失う代わりに急旋回の出来るハイGターン、領域離脱せずに戦場の基地で補給が出来る前線着陸、等が採用されている。


ダイナミックミッションは複数のオペレーションが同時進行しており、例えば「敵航空機排除」「艦隊戦」「味方電子支援機護衛」「敵電子支援機撃破」「敵基地制圧」が同時に行なわれ、プレイヤーはどのオペレーションに参加するか自由に選べ、ミッションによってはどのオペレーションに参加するかでスタート地点が異なる事もある。

選んだミッション以外を含めた複数のオペレーションの同時進行も可能で、複数のオペレーション目標をまとめて攻撃したり、経路上にいる他オペレーションの目標をついでに攻撃することも可能。

オペレーションによってはクリア後にプレイヤーへの支援が行われるようになるものもあり、例に挙げたオペレーションでは敵航空機を排除すれば味方航空機による支援攻撃が可能になる、敵艦隊を排除すれば味方艦隊による支援攻撃が可能になる、護衛しきれば味方電子支援機の支援が継続される、敵電子支援機を落とせば敵側の電子支援が消え、敵基地を制圧すれば前線着陸による補給が可能になる。


一度に全てのオペレーションをクリア可能なミッションは少ないため、同じミッションであっても攻略順や関わるオペレーションを変える事で難易度を調整したりと繰り返し遊べるようになっており、少ないミッション数をそれにより補っている。

一方でダイナミックミッションが行なわれるミッションでは過去作と比べて長時間のミッションになってしまうと言う問題がある。

また、タイムアタックやクリアのみを目的としたり、ミッション内容の更新に向けて有利になろうとした場合は参加するオペレーションがパターン化してしまうという問題もある。


問題点

ゲームとしては極めて大雑把なつくりをしており、ファンの間では評価が分かれている。

よく挙げられる難点として「難易度の調整不足」がある。高難度モードでも自機の耐久力が下がり、攻撃目標が増えるだけであり、低難度を無傷でクリア出来る腕前ならいくら難易度を上げても手応えがほぼ変わらないという、純粋にゲームだけを楽しみたいユーザーには少し物足りないものとなっている。

敵のAIもお粗末であり、難易度ごとに挙動の変化が無いばかりか、航空戦力は低空で飛行する敵にほとんど攻撃を行わないという致命的な欠陥がある。(高難易度DLCミッションである「ACE of ACES」では敵配置やイベント等の内容を大きく弄っているので手応えのある難易度となっている)


一方でシリーズ初心者には低難易度でも難しめになっており、ダイナミックミッションにより初心者が詰まりやすいトンネルや峡谷内等での飛行をある程度は避けれるようにはなっているが、大量の敵に囲まれてしまう事と長時間のミッションで集中力が落ちたところで強敵登場という流れは避けようがない。

オンライン対戦を前提としたためかプレイヤーの操作可能な機体数も大きく削減されており、過去作では序盤で使用可能となっていたいわゆる低性能機と呼ばれる機体は軒並み敵専用となっている。

偏差射撃や味方の支援攻撃、ミッションの途中からリトライ可能な仕様など、過去のエースコンバットシリーズにはない要素についても、初出のためか全体的に荒削りでゲームバランスを崩壊させている。

オンライン対戦も1対1の対戦は過去のタイトルで行われていたものの、初めての多人数対戦のためかルールなどが荒削りであり、峡谷でのFAEBの猛威や自滅がノンペナルティなど、さまざまな問題を残している。

これらの難点に関しては次回作以降の改善を望むしかないだろう。


DLC・コラボレーション

シリーズではお馴染みの機体のカラーリング変更は本作で斜め上の発展を遂げ、マーケットプレイスでは(同じくバンダイナムコゲームスが展開する)『アイドルマスター』に登場するキャラクターのペイントを施された航空機(通称「アイマスカラー機」)が売り出された。

ただペイントされているだけでなく、性能もかなりとがったものへと変更されており、実機が売りにする挙動を多少なりとも残している他のDLC機と異なり一切を無視した性能を有している。

ここから、絵師が自分の好きな絵を航空機に張り付ける「自分専用機」とでも言うべきネタが発生、オンラインでアイマス機が見事な編隊飛行をキメる光景が頻発することとなる。どう見ても痛車です本当にありがとうございました。

現在はソフトのオンライン購入及びDLCの配信は終了しており、新規ではパッケージ版を購入することでDLCなしで遊べるのみとなっている。


関連タグ

エースコンバット 痛機

アイドルコンバット

CFA-44 マーレボルジェ


解説動画(ネタバレ注意)

2023/03/29にエースコンバット公式チャンネルより本編の世界史を紹介する動画が投稿された。


既にクリア済みのプレイヤーやまだエースコンバットを知らない人は、これをきっかけに彼らの勇姿を追ってみてもいいだろう。

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