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ASF-X

あどばんすどさぽーとふぁいたーえっくす

ASF-X 震電II。日本の大河重工が英国と共同開発した次期支援戦闘機の試作機。
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概要編集

エースコンバットアサルトホライゾン以降の作品に登場する架空の戦闘機

デザインは河森正治

アサルトホライゾンではストーリーに関わらないダウンロードコンテンツとして登場している。


日本の大河重工が主導で計画・開発した技術実証機であり、Model-35の開発の遅れとF-4EJとF-4EJ改の耐用年数切れにより生じる穴を埋める支援戦闘機と、海上からの展開を可能とする機体を必要とした日本の防衛省はこの計画を採用。前々から打診のあった英国と共同開発を行う事となった。


愛称は震電II(Shinden II)。これは旧日本軍の局地戦闘機震電の名前を継ぐ二代目という意味である。

後に「F-3」としてエースコンバット世界の日本国海上自衛隊、そして共同開発先でもあるイギリス軍に正式採用されることになる。


機体編集

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カナード(前翼)、前進翼の主翼、V字型尾翼の3翼面で機体を制御するスリーサーフェス(Three surface)を採用している。

敢えて機体が不安定になる前進翼を採用し高度なコンピューター制御で機動性を高めているが、主翼の外端を折り曲げることでさらに複雑な飛行も行える。

尾翼も取り付け部分から角度を変えられる可動式で、速度やモードに応じてハの字型の垂直尾翼から水平尾翼までリアルタイムに切り替えることができる。


エンジン編集

仰俯方向の二次元推力偏向パドルを装備したジェットエンジン上下に並べてに搭載するという、ライトニングのようなビックリレイアウトを採用。

これは安全上の理由から双発にこだわった海上自衛隊からの要求によるもので、開発側が「双発エンジン」と「STOVL性能」を両立させようとした苦肉の策である。

珍飛行機の発生元として名高いイギリスとの共同開発であることから「英国面に染まった」とネタにされることも多く勘違いされがちだが、エンジン配置周りに関してはまったくイギリスのせいではない


インテーク(空気取り入れ口)の配置も独特で、機首左右に下側エンジン用のインテークが二つ、機体上部に上側エンジン用のインテークが開口している。

ASF-XやF-3B/CのSTOVL型では上側インテークが可変する事で下側エンジン用の補助空気流路が開口する。


コクピット編集

JHMCS(Joint Helmet Mounted Cueing System=統合ヘルメット装着式目標指定システム)に対応し、ヘッドマウントバイザー(HMV)との併用で側方にいる目標もロックオン可能となっている。

コンソールはtype-22に似た複数の液晶を組み合わせたもので、ヘッドアップディプレイ(HUD)もHMVと併用するが、将来的にはtype-35のような大型液晶コンソールのみとなり、HUDの機能はHMVへ統合される。

データリンクした味方機から目標情報を受け取りミサイル誘導を引き継ぐことが可能な他、撃った後のミサイルに目標を指示する発射後ロックオン(LOAL、Lock-On After Launch)にも対応している。


武器システム編集

兵装の殆どはウェポンベイ内に格納され、前側ウェポンベイにはAAM-3(90式空対空誘導弾)等の小型のものを、後部ウェポンベイにはAAM-5(04式空対空誘導弾)等の中型のものを主に格納する。

F-3では前後のウエポンベイが隣接しているため、隔壁を撤去する事でASM-3B(17式空対艦誘導弾、格納可能とした改修型で架空モデル)等の大型ミサイルが格納可能となり、ステルス性を維持したまま対艦攻撃ミッションに対応できる。


主翼には左右6箇所(F-3は4箇所)のパイロンがあり、機外燃料タンクやロケット弾ランチャー、無誘導爆弾対戦車ミサイルなどの搭載が可能となっている。

機外燃料タンクは他の航空機と同様のものだが、ステルス性を維持可能な新型機外燃料タンクの開発も進められている。

イギリス軍も運用する事からAIM-9XやAIM-120の運用も可能となっている。


派生型編集

実証機であるASF-Xから、配備先の要求に合わせて離着陸能力が異なるA、B型に派生した。

C型は英国仕様で、さらに海軍用と空軍用に分かれる。

  • ASF-X:プロトタイプ。F-3より大型。
  • F-3A:CTOL(通常離着陸)型。航空自衛隊が採用。
  • F-3B:STOVL(短距離離陸・垂直着陸)型。海上自衛隊が採用。
  • F-3C:英国仕様。イギリス海軍がSTOVL型を、イギリス空軍がCTOL型を採用。英国ではsea -Magnificent Lightning II FA.1(海軍)/FG.1(空軍)と呼ばれる。

空中給油方式はF-3Aはフライングブーム方式、F-3B/Cはプローブアンドドローグ方式となっている。


艦載型となるF-3Bは改修によって艦載機運用能力を付与したひゅうが改で試験運用が行われた。

F-3B/Cは発艦時はSTO(短距離離陸)を行い、着艦時はVL(垂直着陸)を前提としているため着艦ワイヤーを引っ掛けるアレスティングフックを装備していないが、CTOL型であるF-3Aは機内格納型のアレスティングフックを採用している。

このA型のアレスティングフックは空母着艦用ではなく、F-15などの陸上機に装備されている緊急時用のものと推測されている。


登場作品編集

アサルトホライゾン編集

ゲーム中ではマルチロール機枠であり、DFM(ドッグファイトモード)とASM(エアストライクモード)の両方が可能。

マルチロール機が出撃可能なフリーミッションとオンラインで使用できる。

特殊兵装は6AAM(六連装空対空ミサイル、99式空対空誘導弾)、RKTL(ロケットランチャー、JLAU-3/A)、LAGM(長距離空対地ミサイル)の三種。

機体カラーは自衛隊制空迷彩、自衛隊洋上迷彩、ナガセカラー(19th Task Force)の三種。

他のVTOL/STOVL機同様に、減速し続けてストール状態になっても機首を上げ続ければ墜落せず、徐々に高度を失っていくもののホバリングに近い状態になる事が出来る。この状態でヨー操作をする事で方向転換が可能。


マスターファイルASF-X編集

震電IIの開発と活躍を特集した、アサルトホライゾンのメディアミックス書籍。

2017年には領空侵犯機の要撃に投入され、2018年に発生したNRF(新ロシア連邦)軍残党軍の侵攻では防衛省評価試験隊に属する4機のASF-Xが試験を中止し実戦投入されることとなった。

Type-50の電子攻撃を受けた東京の上空でType-37等と交戦、撃退に成功すると共に全機無事に帰投している。


2021年には海自に正式配備。F-3Bは護衛艦ひゅうが改に搭載され、親善艦隊としてアフリカへと出航する。

テロ組織ブラトノイによる反政府運動の活発化を受けて、西アフリカにて待機していた同隊は邦人救出のため日英多国籍軍に参加。英軍のF-3Cと共に作戦を成功に導いた。


イカロス・イン・ザ・スカイ編集

防衛省技術研究本部総合装備研究所航空機技術研究部協同試験評価飛行隊所属の試作機(実証試験機)として登場。

CTOL型の<ゼロワン>、STOVL型の<ゼロツー>の二機が存在するが、どちらもDACT(異機種間空戦訓練)や発射試験等、試験レベルでの戦闘しか前提としていなかった。

ゼロワンの搭載可能兵装はロケット弾程度であるが、データリンクを活かす事でゼロツーのミサイルを誘導することは可能。

劇中では政治的な競争として無人機Q-Xと模擬戦が行われ、SSTO護衛の際には共和国のCFA-44及び無人戦闘機と交戦している。


インフィニティ編集

エッジ(ケイ・ナガセ)、スラッシュ(ジョン・ハーバード)ら国連正規軍のエリート部隊である国連軍第19特殊飛行隊リッジバックス隊が運用する機体として登場。

濃い青色の機体に白いラインが描かれている事から、同部隊は「一本線」とも呼ばれている。

ユージア連邦への反抗作戦に向けて正規軍の部隊は解体され、独立強襲部隊タスクフォース118 アローブレイズへ編入されたが、リッジバックス隊は使用を継続する。

2014年8月のアップデートにより通常カラーのものが入手可能となったが、リッジバックス隊仕様のASF-X-RB-及びエンブレムはランキングイベント「一本線の誇り」の上位入賞者のみが入手可能であった。後に交換用アイテムを一定数集めて支払うことで入手可能となった。


7編集

エースコンバット シリーズ25周年記念DLCの追加機体として2020年10月28日に配信。

スペシャルカラーとしてケイ・ナガセ機ペイントも登場。特殊兵装は6AAM、RKT、LASM(長距離対艦誘導弾)となっている。

本作では、シリーズで初めてASF-Xが「空母からの発艦」や「空中給油」を行う様子を見ることができる。発艦時にはカタパルトで射出されるが、着艦時にはアレスティングフックを用いず短距離滑走を行う。また、過去作には無かった給油プローブが追加されている。

高いストール耐性を有するが、過去作のように擬似的なホバリングを行うことはできない。


立体化編集

ハセガワよりASF-Xがクリエイターワークスシリーズより1/72スケールでキット化。

アサルトホライゾンの自衛隊仕様に加え、ナガセカラー、リッジバックスカラーが発売。

主翼及び尾翼の位置が異なる3形態が再現可能となっているが、ウェポンベイが開かない仕様となっている。


関連タグ編集

支援戦闘機 CFA-44 MQ-90 前進翼

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