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全身タイツ

ぜんしんたいつ

全身(少なくとも胸から下肢まで)を蔽うコスチュームのうち、比較的薄い生地で縫製されたものにつけられる。
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日本人の大多数にとっては、顔以外の全身を蔽うお笑いコスチュームのことであるが、体のラインが明確に出ることからフェティシズムの対象となる場合もあり、喚起されるイメージは多様である。


概要編集

「全身タイツ」の指す範囲編集

全身(少なくとも胸から足首まで)を蔽うコスチュームであるが、類似のタグと比べ、曖昧な概念で、対象となる範囲も広い。

他の類似タグとの差異は以下のとおり。

  • 生地は、伸縮性が高く、かつ薄いものである(ライダースーツのようなレザー生地のものにはつけられない)
  • 付加物(メカや装飾品など)がほとんどない(このため、パイロットスーツとは区別される場合が多い)
  • そのコスチュームに具体的な名称がない(あれば、そちらがつけられる場合が多い《例:「ゼロスーツサムス」など》)

実在する「全身タイツ」について編集

モジモジ君」タイプ編集

(『「モジモジ君」タイプ』とは、一般的な用語ではないが、本稿では便宜上そう呼ぶ。)上記のとおり、日本人の大多数にとっては、顔以外の全身を蔽うお笑いコスチュームのことであり、パーティーグッズや宴会芸用のコスプレ用品売場で販売されている程、広く認知されている。

これは、TV番組『とんねるずのみなさんのおかげです』(1989~1997年フジテレビ系で放映)の「モジモジ君」コーナーの影響が大きいと思われる。類似のものにTV番組『ストレッチマン』(1994年~NHK教育で放映)がある。



バレエ・新体操などの衣装編集

バレエにおいて、モーリス・ベジャールに代表されるモダンバレエの衣装として、また練習着(トレーニングウェア)として着用される。

また、新体操の競技服としての着用もある。これらの服は「オール・タイツ」と呼ばれる(ただし、バレエの練習着の「オール・タイツ」は必ずしも身体に密着するものだけではない)。

多くの場合、上肢は袖なし、下肢は足先とかかとが露出したもの(トレンカ)であるが、ベジャールの「ルナ」など袖ありの衣装も稀にある。


コントーションやアクロバットなどのサーカス芸(曲芸)の衣装編集

シルク・ド・ソレイユなどのサーカスなどで、モジモジ君タイプや頭部全体を露出したものが用いられる場合がある。


セクシーランジェリー(全身ストッキング)編集

ストッキングなどに用いられる、透過性の高い素材で縫製されたもので、主に18禁の世界で用いられる。


「ゼンタイ」編集

頭部全体も含め全身隅々まで覆ってしまう衣服のこと。独特な着用感があると言われ、フェティシズムのカテゴリーとして認知されている(外国でも「ZENTAI」と呼ばれる)。

しかし顔が見えないことから、イラストにするのはかなりの困難が伴う。


「タイツ」との関係編集

全身「タイツ」という名称ではあるが、そもそも「タイツ」は歴史的経緯(ズボンの変形)から脚に着用されることが定義に含まれており、矛盾した用語と言えないことはない。

素材も全身ストッキング以外は、レオタードに用いられる物(繊維はライクラ・スパンデックスなど、生地はオペコットなど)で、タイツにはあまり用いられない物が多い。

このように、素材や歴史的経緯からいえば、「全身レオタード」というべきであるが、レオタードを着用することのあるバレエの世界でも「オール・タイツ」という用語が用いられるほど普及している。

おそらく、体にぴったりしている衣服として、より「タイツ」のほうが一般的であったため、用いられたものと考えられる。


キャラクターコスチュームとしての「全身タイツ」編集

アメリカンコミック(アメコミ)など編集

キャプテン・アメリカ』、『ファンタスティックフォー』『X-MEN』シリーズなど、アメコミのスーパーヒーロー(ヒロイン)は全身タイツをコスチュームにするものが多い。

しかし、最近ではアメリカでも「ダサい」と思われているようで、新作では減少しており、作中で自虐的に語られることすらある。(※)


※(例:ウ『(嫌そうに)ほんとにこんなの着て人前に出んのか?』サ『だったらどんなのがいい?ピチピチの黄色か?』X-MEN劇場版一作目におけるウルヴァリンとサイクロップスの会話。コミックやアニメだとウルヴァリンが戦闘時に着ているのは黄色の全身タイツに青のブリーフ型パンツ、というコスチュームなのでそれを皮肉っている)



泥棒・スパイの衣装編集

アニメ『ルパン三世』(原作・モンキーパンチ)では、ルパンが黒い全身タイツ状の服を着用しているシーンが見られる。またマンガ『キャッツ・アイ』(作・北条 司)の衣装は、ひとつの典型として今でもパロディなどで引用されることが多い。

変わったところでは『RAVE』(作・真島ヒロ)きっての三馬鹿トリオ・ケツプリ団がたまに出てきては、無駄にぴっちりした全身タイツを着た状態で、愉快なボケや地雷技等を披露している。


くノ一(くのいち)などの衣装編集

おもにTVゲームの世界で、くノ一が全身タイツを着ている場合がある(『ソウルキャリバー』シリーズのタキ、『戦国BASARA』シリーズのかすがなど)。最近ではなぜか女の子サムライまで着用するようになっている(『セブンスドラゴン』のサムライ)。

恐らく元ネタは対魔忍アサギシリーズの対魔忍達であると思われる(誰が呼んだか通称対魔忍スーツ)。その為くノ一達がこの格好になった際にその衣装はこの通称で呼ばれることが多い。

注:タキはソウルエッジ(1995)で対魔忍アサギ(2005)より10年先に登場している。


TVゲーム全般の女性キャラクターの衣装編集

上記くノ一も含めて、TVゲームのキャラクターには全身タイツのものが比較的多い(『ストリートファイターZERO』の春麗、『メトロイド』のサムス、その他)。

これは諸般の事情があり、例えば、かつての3Dのゲームの場合、ポリゴンが作成し易いという事情があった。最近のゲームでは装飾品がふんだんに張り付けられているため、全身タイツよりは「ボディースーツ」タグがふさわしいキャラが増加している。


特撮ヒーロー番組の敵役戦闘員の衣装編集

初期の仮面ライダーの敵組織(ショッカー)などの戦闘員も全身タイツ状の衣装だった。こうした戦闘員についても独特なフェティシズムが存在しており、特に女性戦闘員については「リョナ」「逆リョナ」「ヒロピン」との関係性が深い場合が多い。


関連イラスト編集

センシティブな作品ランカさん…いやもう…がんばれっ!


関連タグ編集

類似品編集

ボディスーツ

ライダースーツ

パイロットスーツ

ラバースーツ

プラグスーツ

ゼロスーツ

スウツ

ゼンタイ

ピッタリタイツ

キャラ・有名人編集

作品編集

ソウルキャリバー

セブンスドラゴン

キャッツアイ(キャッツ・アイ)

アメコミ

全身タイツ学院

フェティシズム編集

フェチ

性的倒錯

ラバーフェチ

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