キャッツ・アイ
きゃっつあい
『キャッツ・アイ』とは1980年代前半の「週刊少年ジャンプ」に連載された北条司の漫画作品である。
北条司の初連載作品にして出世作となる。
ちなみに正式なタイトル表記は「キャッツ♥アイ」、もしくは「CAT'S♥EYE」となる。
これまでに二度(二期)のアニメ化がされており、他に実写ドラマ化、実写映画化、舞台化、パチンコ・パチスロ化など、数多のメディア展開がされている。
各メディア作品の詳細は下記を参照のこと。
また「レオタード姿の女性たちが活躍する活劇物」というインパクトの為か、他マンガ作品やお笑いコントやCMなどで数多くパロディ化されている事でも有名。
一番有名なところでは、お笑いトリオ「森三中」によるテレビCMであろう。
そのためかpixivでもパロディやネタイラストが多く投稿されている。
やけに男臭い漫画が多かった80年代の週刊少年ジャンプにおいて、数少ない女性がメインキャラクターの作品。
特に主人公三姉妹が泥棒をするときに身を包むレオタード姿は多くの少年に衝撃を与えた。
美女が主人公で見た目が強烈となれば短期連載のお色気担当と思われがちだが、本作は「刑事と泥棒が恋人」というメインプロットを中心にラブコメ要素を織り交ぜ、盗みのアクションシーンや個性豊かなサブキャラとの絡みなど、充実したストーリーで人気を博した。
キャラクターデザインやストーリーが漫画版に近い第一期(1983年)と、オリジナル要素の強い第二期(1984年)がある。
アニメーション制作は東京ムービー(現在のトムス・エンタテインメント)
当時としては珍しい分割クール形式を採用しており、間に『ガラスの仮面』を挟みつつ日本テレビ他で放送。アイキャッチの一枚絵も毎週描き下ろしという試みがあった。
一話完結形式が多く、サブキャラも漫画版より少ないためストーリーが浅くアクション的要素が強かった。オープニング、エンディングともやけにセクシー。
特に杏里が歌う第一期「CAT'S EYE」はオリコンや歌番組で一位を獲得(アニメ主題歌としては初である)するなど大ヒットを記録した。
反面、視聴率は13~14%と(裏番組にTBS系列局ほかの「クイズ100人に聞きました」があったとは言え)当時としては、ズバ抜けて良い数字では無かっため、広告代理店からは「期待はずれじゃん」という声も飛んだ。
2019年2月8日公開された劇場版『シティーハンター』にて3人ともゲスト出演した。
詳しくは関連動画を参照。
2023年1月27日には『ルパン三世VSキャッツ・アイ』が配信。シリーズ初のwebアニメかつフルCG作品になる。
1988年にテレビスペシャルが日本テレビの手によって、1997年には映画がフジテレビなどの手によって製作された。
配役は豪華だが評判は芳しくない。
フランスで作られた同人実写版(フランス人が演技)が意外とまともに見えて困る。
彼女達がレオタード姿で「仕事」に臨むのは勿論色仕掛けの意図てはなく、身軽さを追求した結果である。
他作品の「同業者」でも、例えば「常に色物の背広を着ている猿顔の大怪盗」(上記のように後に競演する事に)も「本気の上にも本気を重ねる必要がある仕事」に臨む際には全身タイツにガンベルトと言う軽装を極めた姿で臨む事からも解るように盗賊稼業には身軽さと素早さが必須なので、そこを追求するとこうなると言う事であろう。
(『身軽さと素早さを度外視した格好で活動する怪盗』などと言うものは『異次元科学の精髄』を『仕事』に使える快盗戦隊とか、神秘の力の加護を受けた美少女怪盗、親譲りの人間離れした身体能力とマジックを盗みの手段として使う美少女怪盗などある程度限られて来る)
まだキャッツ・アイが連載されていた頃、同じジャンプ漫画家のえんどコイチは怪盗モノのギャグ漫画を構想していたものの、ネタ被りを考慮して同作の連載が終わる頃合いを見計らって世に出した作品があの「ついでにとんちんかん」であるという。
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第十一話『黒幕』
概要 「ルパンと愛を救出すべく、ファーデンの事務所に潜り込むことに成功した次元と泪たちだったが、異様に静まり返っていたことに違和感を覚えていた。一方で脱出に成功していたルパンは愛と共に、とある場所に向かって移動していた。その最中、ルパンは愛に頼み事する」 ※諸注意(ネタバレ注意) 銭形陣営は相変わらず、個人的な妄想を盛り込んでいます。 映像本編ではちょっと猪突過ぎるかなと考え、本来いないキャラを同行させたりと、結構違う展開です。それでも着地点は変わらないように心がけます。 あと、次元と泪、五ェ門と瞳の会話シーンがもったあったらなぁ、と思ったり……。10,835文字pixiv小説作品 ゼンカイVSキラメイ見たい記念のスーパー戦隊関係クロスオーバー短編
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第四話『喫茶店キャッツ・アイ』
概要 「東京で『花束と少女』を見事に奪うことに成功したキャッツ・アイ三姉妹の表の顔は、喫茶店『Cat's eye』を家族で営む仲の良い姉妹である。そんな三姉妹のもとに、一人の初老の画家が訪れた。彼は来るなり彼女たちに対して驚くことを口にした。キャッツ・アイにしか話せないことがある――と」 ※諸注意(ネタばれ) いつも「いいね」「ブックマーク」いただける方には感謝しております。 引き続きネタバレになりますが、本編でシベリアのニュース記事についてと、喫茶店のシーンで足りなかった部分を補う為に加筆してます。10,502文字pixiv小説作品 - ルパン三世vsキャッツ・アイ
第三話『猫と泥棒は闇夜に紛れ』
概要 「容易に捕まらないルパン三世を追い詰めるべく、ファーデン幹部デニス・キルヒマンは強硬手段に出る。一方のキャッツ・アイは、予想だにしない罠に陥り危機に晒されるも切り抜けることに成功する。しかし、彼女たちを追う内海が立ちはだかり――」 前回 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20284892 ※諸注意(ネタばれ) 今回はやや長めになります。 しょっぱなから五ェ門の無双に尺を使ってしまいました……。 タグにラッキースケベを付けてますが、本編を視聴済みの方ならお察しの展開です。 また今回も色々と肉付け(自分の妄想多分に含み)して、読み応えある二次創作に仕上げているつもりです。 すこしでもルパンとキャッツのファンに楽しんでいただければと思います。13,235文字pixiv小説作品 - ルパン三世vsキャッツ・アイ
第八話『芸術家と怪盗』
概要 「次元と五ェ門の助太刀によって危機を脱したか思えたルパンとキャッツ・アイ。しかし、三枚目の絵に固執し、取り戻そうとする愛をルパンが咄嗟に助けるものの仲間たちと別れてしまう。ルパンに助けられた理由が分からない愛は、何故、自分たちを助けたのかを尋ねた。そこには、ルパンと父ハインツとの意外な関係が隠されていた……」 *諸注意(ネタバレ注意) 本編のルパンとハインツの関わりについて、独自妄想して描いてみました。また、とあるキャラをゲスト出演させています。11,628文字pixiv小説作品 - ルパン三世vsキャッツ・アイ
第六話『最後の花束は誰の手に』
概要 「三枚目の絵を手に入れるために、日本を飛び出したキャッツ・アイ。だが相手は軍用列車であり、一筋縄ではいかないことを覚悟する。ルパン三世も三枚目を狙って行動するが、不二子が絡んでいると知った相棒たちに見放されて一人で行動する羽目となった。日本では銭形たちがファーデンの素性を調査し、その正体に驚く……」 ※諸注意(ネタバレ注意) 引き続きネタバレ防止と、本編にはない(あるいは改変)独自の展開がありますのでご注意ください。 なお、とあるゲスト出演キャラクターを二名出演させました。加えて、この作品独自の世界観としてお考えいただければと存じます……。 今後もゲストキャラを所々出せればと思います。12,886文字pixiv小説作品 - ルパン三世vsキャッツ・アイ
第十四話『最後の花束は”愛”に変わる』
概要 「裏切りを暴露され、敢え無い最期を飾ったベルガー。引導を渡したキルヒマンは、その行為に免じてルパンたちを見逃してやると公言するが、ルパンはそれ以上に確約させたいことがあった。一方で、峰不二子の案内で危機を脱出したキャッツ・アイだが、手元には父ハインツの絵はなかった。愛は途方にくれる日々を過ごすが……」 ※諸注意(ネタバレ) ようやく最終章です。 本編映像ではなかった、フランス以後のルパンの描写を継ぎ足してみました。10,019文字pixiv小説作品