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クイズ100人に聞きました

くいずひゃくにんにききました

クイズ100人に聞きましたとは、1979年から1992年まで、東京放送(TBS)系列で放送されていた(番組の前身である「家族対抗クイズ合戦」は1978年から)クイズ番組である。司会は関口宏。
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概要編集

ある特定の人物100人に聞いた答えを当てるクイズ番組である。番組のフォーマットはアメリカで放送されているクイズ番組から。

毎週5人一組のチームが2チーム登場。勝利チームがハワイ旅行を賭けた「トラベルチャンス」に挑戦できる。

獲得得点によってハワイに行ける人数が変動し、行けなかった人は「見送り」という三角形の旗を降らされた。

勝利チームが誰もハワイ旅行に行けなかった場合は、勝者・敗者共に「見送り」旗という寂しい画になってしまったのは言うまでも無い。

解答者が解答を述べた後に観客から「ある!ある!ある!」と歓声が挙がるのが番組最大の名物となっていた。


番組の代名詞である9分割のマルチスクリーンは前身の番組である「家族対抗クイズ合戦」が開始する際、当時の番組スタッフが同じく9分割のマルチスクリーンを使用していたクイズ番組である「霊感ヤマカン第六感」(朝日放送)のスタッフへ作り方や操作方法を習いに行ってから製作を行った。


進行編集

基本的に、6戦制のときについて記す。

1チーム5人で、大抵は家族や大学のサークルなどのつながりがある。


司会の後方に3×3=9マスの解答表示用のパネルがあり、

アンケートを取った100人の中で回答数が多かったものから順に並べられている(以下、回答数が多いものを上位、少ないものを下位と記す)。ただし初期状態では伏せられており、

解答者が正答を答えた段階で表示される。未使用パネルにはマスコットキャラクター「百太郎」のイラストが入る。


各チームから1人ずつ、最初の解答者が司会の前に出て、1対1で対戦する。

司会が問題を紹介する。(例:「新橋サラリーマン100人に聞きました。答えは7つ。

休日にやっておきたいことと言ったら何?」)

両チームの解答者が、早押しで勝った方が先に、負けた方が後に答える。

このとき、より上位のものを答えた側を暫定的な勝者として、

そのチームによる解答に移る(先攻チームと記す)。

ただし、早押しで勝った側が最上位の答えを言った場合は、

負けた側は何も答えられずにその場を終えることになる。


解答権を得たチームは、1人ずつ順番に解答していき、残りの項目を当てていく。

アンケート100人の中の回答数がそのまま得点になる。

全ての項目を当てることができればそのままチームの勝利となるが、

誤答(パネルの解答にない答えを言う)、無回答(時間切れ)が3回になると

解答権が後攻チームに移る。


後攻チームは、残りのパネルの解答について、全員で声を合わせて1回だけ答える。

不正解ならそのまま先攻チームが勝ち、アンケート回答数の点を得るが、

後攻チームが残りの解答を当てた場合、先攻チームが当てた点と後攻チームが当てた点の

合計が後攻チームに入る。


以上のように繰り返され、6戦の合計点で総合的な勝敗を決める。

なお、5・6戦目は得点が2倍になる。

1チームは5人であるため、1~5戦目は5人が順に最初の解答者になるが、

6戦目は5人の中の誰が最初の解答者になっても構わない。


勝利チームは、「トラベルチャンス」というボーナスステージに臨む。

5人がそれぞれ別の問題に1回ずつ答えて、この時のチームの

合計点に応じた人数が ハワイ旅行に行ける。

120点以上(5人)、100点以上(4人)、80点以上(3人)、70点以上(2人)、

60点以上(1人)、59点以下(0人)である。


その他編集

例えば正解が「ビール」のときに「」と答えるなど、範囲が広すぎる場合は

確認を示すチャイムが鳴って、改めてもう少し絞り込んだ内容に解答をし直してもらう。

これは実質的なヒントになってしまうことがあった。

逆に、正解が「」のときに「」のようにその内容の一部の答えをした場合は

基本的には正解となる。


アンケート100人の回答がそのまますべて使われるわけではなく、

1人しか答えていないものは除外された。また、2人以上であっても、

パネルが9枚のため、10位以下の回答は使われない。よって大抵の場合は

すべて答えた場合の合計点は100点より少し低かった。


点取りゲームとしての面白さのため、上位の回答に集中しすぎる問題は避けられたが、

視聴者に向けての懸賞問題である「宿題クイズ」では、答えの数が少なかったり、

1位に回答が極端に集中していたりすることが多かった。


トラベルチャンスの最高の結果は120点以上だが、これは1人当たり24点である。

だが問題によっては、最上位の答えでも24点より低いことがあった。もちろん

別の問題での最上位の答えの点数はもっと多く、全体でのバランスは取れている。



関連タグ編集

クイズ番組 TBS 関口宏 昭和 おっさんホイホイ

YKK -番組開始当初から長らくスポンサーを務めていた。

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