概要
ある特定の人物100人に聞いた答えを当てるクイズ番組である。番組のフォーマットはアメリカで放送されているクイズ番組から。
毎週5人一組のチームが2チーム登場。勝利チームがハワイ旅行を賭けた「トラベルチャンス」に挑戦できる。
獲得得点によってハワイに行ける人数が変動し、行けなかった人は「見送り」という三角形の旗を降らされた。
勝利チームが誰もハワイ旅行に行けなかった場合は、勝者・敗者共に「見送り」旗という寂しい画になってしまったのは言うまでも無い。
解答者が解答を述べた後に観客から「ある!ある!ある!」と歓声が挙がるのが番組最大の名物となっていた。
番組の代名詞である9分割のマルチスクリーンは前身の番組である「家族対抗クイズ合戦」が開始する際、当時の番組スタッフが同じく9分割のマルチスクリーンを使用していたクイズ番組である「霊感ヤマカン第六感」(朝日放送)のスタッフへ作り方や操作方法を習いに行ってから製作を行った。
進行
基本的に、6戦制のときについて記す。
1チーム5人で、大抵は家族や大学のサークルなどのつながりがある。
司会の後方に3×3=9マスの解答表示用のパネルがあり、
アンケートを取った100人の中で回答数が多かったものから順に並べられている(以下、回答数が多いものを上位、少ないものを下位と記す)。ただし初期状態では伏せられており、
解答者が正答を答えた段階で表示される。未使用パネルにはマスコットキャラクター「百太郎」のイラストが入る。
各チームから1人ずつ、最初の解答者が司会の前に出て、1対1で対戦する。
司会が問題を紹介する。(例:「新橋でサラリーマン100人に聞きました。答えは7つ。
休日にやっておきたいことと言ったら何?」)
両チームの解答者が、早押しで勝った方が先に、負けた方が後に答える。
このとき、より上位のものを答えた側を暫定的な勝者として、
そのチームによる解答に移る(先攻チームと記す)。
ただし、早押しで勝った側が最上位の答えを言った場合は、
負けた側は何も答えられずにその場を終えることになる。
解答権を得たチームは、1人ずつ順番に解答していき、残りの項目を当てていく。
アンケート100人の中の回答数がそのまま得点になる。
全ての項目を当てることができればそのままチームの勝利となるが、
誤答(パネルの解答にない答えを言う)、無回答(時間切れ)が3回になると
解答権が後攻チームに移る。
後攻チームは、残りのパネルの解答について、全員で声を合わせて1回だけ答える。
不正解ならそのまま先攻チームが勝ち、アンケート回答数の点を得るが、
後攻チームが残りの解答を当てた場合、先攻チームが当てた点と後攻チームが当てた点の
合計が後攻チームに入る。
以上のように繰り返され、6戦の合計点で総合的な勝敗を決める。
なお、5・6戦目は得点が2倍になる。
1チームは5人であるため、1~5戦目は5人が順に最初の解答者になるが、
6戦目は5人の中の誰が最初の解答者になっても構わない。
勝利チームは、「トラベルチャンス」というボーナスステージに臨む。
5人がそれぞれ別の問題に1回ずつ答えて、この時のチームの
合計点に応じた人数が ハワイ旅行に行ける。
120点以上(5人)、100点以上(4人)、80点以上(3人)、70点以上(2人)、
60点以上(1人)、59点以下(0人)である。
その他
例えば正解が「ビール」のときに「酒」と答えるなど、範囲が広すぎる場合は
確認を示すチャイムが鳴って、改めてもう少し絞り込んだ内容に解答をし直してもらう。
これは実質的なヒントになってしまうことがあった。
逆に、正解が「鳥」のときに「鳩」のようにその内容の一部の答えをした場合は
基本的には正解となる。
アンケート100人の回答がそのまますべて使われるわけではなく、
1人しか答えていないものは除外された。また、2人以上であっても、
パネルが9枚のため、10位以下の回答は使われない。よって大抵の場合は
すべて答えた場合の合計点は100点より少し低かった。
点取りゲームとしての面白さのため、上位の回答に集中しすぎる問題は避けられたが、
視聴者に向けての懸賞問題である「宿題クイズ」では、答えの数が少なかったり、
1位に回答が極端に集中していたりすることが多かった。
トラベルチャンスの最高の結果は120点以上だが、これは1人当たり24点である。
だが問題によっては、最上位の答えでも24点より低いことがあった。もちろん
別の問題での最上位の答えの点数はもっと多く、全体でのバランスは取れている。
関連タグ
YKK -番組開始当初から長らくスポンサーを務めていた。