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漫画:阿佐維シン・シナリオ:中目黒さくら・原作:北条司による『キャッツ♥アイ』のリメイク作品。


本編の時間軸は、世界観は据え置いた上で諸々の設定を変更し(登場する機器類や建造物、情報などを含め)執筆された時代に合わせてある。

また舞台を新宿から吉祥寺に移され、経営する喫茶店の名称も、「喫茶キャッツアイ」から「CAFE CAT'S EYE」に変更、来生三姉妹の髪型やファッションも時代に沿うようにアレンジされている。

内田有紀主演の実写映画版と同じく来生三姉妹の三女主人公に変更し、コスチュームもレオタードからボンデージ風のものになっている。


怪盗キャッツ・アイが父の作品の回収を終えた2年後を舞台に、大学生となった来生三姉妹の三女・愛の活躍を描く。


登場人物編集

来生愛編集

本編の主人公。国立大濠芸術大学の学生。人一倍正義感が強い。イメージカラーはオレンジ。

父の作品の回収も終え、キャッツ・アイとしての活動は既に終焉。以降、姉たちの希望通り普通の女の子として生活をしていた。

“キャッツ”として培った技術や身体能力を活かして、捨て置けない犯罪や悪事を白日の下に晒すべく、人知れず解決の糸口を作り出している。言わば義賊であり、アンチヒーロー(ヒロイン)である。『キャッツ♥アイ』では一人称は「ボク」であったが、本作では「あたし」になっている。


来生瞳編集

三姉妹の次女。泪とともにカフェを切り盛りしている。イメージカラーは青。

偽キャッツ・アイが出没した際、偽者を罠に嵌めるための行動をした時をただ一度だけのキャッツ復帰と決めていた。それ以降も愛がキャッツの名で行動していることをあまり好ましく思っておらず、度々忠告している。誰よりも強く愛の幸せを願い、普通の生活の中でそれを見出して欲しいと思っている。しかし、未熟な愛の行動を心配するあまり、不本意ながら再びキャッツのコスチュームを身に纏う。

また『キャッツ♥アイ』での恋人・内海俊夫の名前も出てきておらず、オリジナルのエピローグではアメリカで高熱を出し、その後遺症で記憶を失くしたことも本作では触れられておらず、それらの設定が本作でも引き継がれているのかは明確にされていない。


来生泪編集

三姉妹の長女。イメージカラーは紫。

盗賊から足を洗い「CAFE CAT'S EYE」の経営に専念している。しかし、殺人も厭わない“偽キャッツ・アイ”が出没した際に姉妹揃って美術館に忍び込み、偽者の鼻をあかす罠を張り“キャッツ・アイ”の汚名を返上した。また、父、ミケール・ハインツの作品をぞんざいな扱いをして冒涜した非道な人間に怒りを顕わにし、その罪を償わせるべく再びキャッツの名の下に行動する。


鳴海 慧(なるみ けい)編集

正義感の強い雑誌記者。CAFE CAT'S EYEの常連。カウンターの端がほぼ指定席であり、そこで記事の草案を練っている。コーヒーを頼むでもなく、お冷のおかわりのみで何時間も粘っているが、泪も瞳も黙認している。


鳴海 惟(なるみ ゆい)編集

慧の妹。女子高生。吉祥寺を訪れた際に困っていたところを愛に助けられ、以後、親しくなる。亡き父の母校でもある国立大濠芸大への進学を希望している。


浅谷光子編集

警視庁所属の女性刑事。キャッツを逮捕出来なかった(来生三姉妹と俊夫の幸せを慮ったり、三姉妹が貸した借りを返すために、三姉妹の窃盗罪を敢えて黙認した)責任を負い、2年前よりインターポールへ研修の名目で出向している。国際的テロリストを追い、2年ぶりに帰国。

キャッツを追っていた頃は『キャッツ♥アイ』と同様に眼鏡を掛けて、前髪の重いショートボブだった。現在は裸眼でも射撃の照準を合わせることに支障がなく、髪型もカラーリングを施したワンレングスのショートヘア。

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