概要
アメリカ合衆国最大の映画都市であると同時に、世界的な映画産業の中心地として名高い。ハリウッド地区を象徴する看板の「HOLLYWOOD」サインも世界的に有名である。西隣には高級住宅地として知られるビバリーヒルズがあり、多くの映画スターが邸宅を構える。
地名の由来は「セイヨウヒイラギ(holly)の森(wood)」であるが、日本ではこれが神聖(holy)と誤認され、「聖林」という漢字表記が作られている。
日本ではアメリカ製の映画そのものを「ハリウッド映画」と呼ぶことがある。
ハリウッドが映画の街になった理由
1900年代初頭、アメリカの映画はニューヨークやシカゴが中心地であった。
エジソンの特許を巡る争いが原因で特許を管理する合同会社「モーション・ピクチャー・パテンツ・カンパニー」を設立。これに参加しない映画関連業者は多額の特許使用料を請求された。
これに反発した中小の映画企業はカンパニーの雇う探偵の目の届かない土地を探してニューヨークを脱出し、やがて東海岸より映画の撮影に適した晴天の多い西海岸のロサンゼルス付近のハリウッドにクリエイター達が集まり始めた。
また、この地は国境に近いということもありカンパニーの追っ手の気配を察知すると国外逃亡するのにも打って付けであった。
1917年にカンパニーが反トラスト法違反ということで解散すると続々と元カンパニーの映画企業もハリウッドに集結し、今日の映画の街が誕生した。
HOLLYWOODサイン
先述のHOLLYWOODの看板は「ハリウッドサイン」として現在でもハリウッドを象徴するランドマークとして観光名所となっているが、本来は現在のハリウッドでの住宅地開発の名称としての広告看板であり「HOLLYWOODLAND」の文字が並んでいた。
さらにいうと元々長く掲示する看板ではなかったらしく一年間だけの掲示計画だったが、映画産業がロサンゼルスに勃興して世界的に有名な地となった事で認知された事でそのままランドマークとなったという。
ちなみにこれに対するイタズラは多く、監視カメラが設置されている。
関連タグ
アメリカ合衆国 / カリフォルニア / ロサンゼルス / アメリカ合衆国の地名の一覧
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ファイナルファイト - 作中に登場する雑魚キャラの名前に使われている。